Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

出会い

2011-03-31 | 想い・雑感
人事異動の季節
多くの別れと 出会い

つい先日
初めまして
とあいさつしたような気がしますが
月日は飛び去り
別れ

でも
それぞれに
新たな出会いがあるはず


親と
永久の別れをした後
二度と会えないという現実に
打ちのめされたが

「きっとこんな風に感じていたんだ」
「あの時、ずいぶん無理してたんだ」
「とても喜んでいてくれたに違いない」
「こんな面があったんだ」……


心の中で
親の新たな一面と出会うことができる(出会ったような気になるだけ?)

身近な人が亡くなってしまうと
直接触れたり
抱き合ったり
話したり
することはできなくなり
とても寂しく辛いことだが

きっと
また出会うことができる

その人のことを忘れない限り

ちょいと一杯

2011-03-30 | 想い・雑感

基本的にお酒は好きです

最初に飲み始めたのは日本酒

次に気に入ったのは
白ワイン

次は 
なんでも

そのうち
赤ワイン

いつか焼酎がほとんど

そして
日本酒に戻ってきた

冷酒が好きだが
今日は
これで
熱燗

気持ちよく酔い

また 明日

セイフティー?

2011-03-30 | 想い・雑感
多くの分野で
リスク マネージメント (危機管理)
という言葉が出てくる

医療の分野でも然り

少しでもかかわると
安全を担保するには
お金がかかる場合が多いことに
すぐに気が付く

無駄は排除した方がよいが
安全に対しても
コスト削減の圧力が強すぎるのが
最近のながれ

病院だって
収益と投資の間でのせめぎ合いで
青息吐息

でも
原発の分野というのは
様々なロビーイストがうごめき
潤沢な資金があったはず
それなのに
いま明らかにされてきているのは
あまりにもお粗末な危機管理

現場で体を賭して働く人々に
原発周囲の人に
国民に
申し訳ないと
思わないのだろうか

情報伝達

2011-03-28 | 想い・雑感
人の体の中は情報が飛び交っている
その無数の情報が整然と流れ
されにきちっと統合されて
私たちは人として存在できる

情報を伝えるのは

神経系
内分泌系(ホルモン)
免疫系
そして遺伝子

情報の流れに乱れが生じれば
異常や病気につながる

その情報の流れのごく一部を研究しようとしても
膨大な量の情報が流れていることに圧倒される


それに比べて
実測した放射線量すら伝えられない
日本の情報の流れというのは
情けなくて涙が出そう

ホスピス

2011-03-28 | 想い・雑感
ホスピスと呼ばれる施設への入所を希望すると
抗がん剤治療などは一切しなくてよい
という確約を求められる場合があるようです

そういう施設は
「当施設はあくまで見送る場所であり
積極的な治療を行う場でない。」
ということを宣言しているわけですから
ある意味わかりやすい

ただ
そうなってくると
 緩和ケア ≠ ホスピスケア
であるといわなければならない

緩和ケアというのは
広く苦しみの原因を取り除く努力をするケアであり
癌治療のかなり早い時期から
必要となる場合もある
当然抗がん剤治療を行いながら緩和ケアが必要となることもある
抗がん剤治療を行わないホスピスというのはその部分をしないということである

抗がん剤治療から緩和治療へは
ある日突然移行するわけではなく
その治療の重心が少しずつ移動していく過程である

そこを考えると
やはりホスピスは死に場所であり
癌治療からの切れ目のない緩和ケアを提供するには
癌治療を行う医師のすべてに
緩和ケアの視点が求められることになると思う

メディアのレベル

2011-03-27 | 想い・雑感
日本にいると
外国語を使用する必要などほとんどないので
医学論文を読む以外にはほとんど英語に接しない日々を送っていた

しかし震災以降
少しだけ外国メディアのニュースも見るようになった

正確で論理的という意味では
完全にCNN BBC の圧勝

日本のメディア人の中にも
多くの英語ニュースを読破している人はいるでしょうが
日本国内に発しているニュースレベルは
完全に劣っている

正確性
公平性
論理性
のいずれにおいても

これはなぜなんですか
理解できない
悲しい

道程

2011-03-27 | 想い・雑感
患者さんとお話しているとき
患者さんが亡くなられ お見送りするとき

一人一人の歴史を感じる

ニュージーランドの地震で
被災された方の報道を聞いていても

一人一人に
当然それぞれの人生があることを知る

今回の地震では
一家丸ごと流されてしまった方もおられるだろう
だとすると
一人一人の今生の道程に
想いを馳せてくれる人もなく
旅立つ人となるのだろう

そういう方の霊に対して
私たちは
ただ目を閉じて
祈るしかない

暦ではとっくに春…なのに

2011-03-27 | 想い・雑感
4月がそこまで来ているのに
寒い毎日です
バイクに乗っていると
通勤の時ですら
体が芯から冷えてしまいます

それでも乗り換えて半年で
7800Km

平均すれば
1300㎞/月

まずまずですかね


ところで
3月11日に
たまたま三陸海岸沿いをバイクや自転車でツーリングしていた人
ドライブしていた人は
いなかったのでしょうか

そういう人がもし巻き込まれていたら
行方不明者の中に
含まれていない可能性がありませんか
そんな方がおられないことを願います

外傷

2011-03-25 | 想い・雑感
先日うちの病院でも
被災地への救援部隊参加の可否に関するアンケートが回ってきました

可にしたのですが
どうも外科医よりも内科医を必要としているようです

今回の地震では
他の地震後に比べて
外傷を負った患者さんが少ないそうです

一方
医薬品の不足から
高血圧 糖尿病 心機能低下
その他で通院していた方が
体調を崩すという場面は多いようです

消化器外科医は
術前術後の全身管理を行いますから
診療できないことないのですが…


ところで
外傷患者さんが少ないということは
建物の倒壊その他で
けがを負った方々というのは
逃げ遅れてしまったということなのでしょうか

想像するだけで
胸が苦しくなります

同心円

2011-03-24 | 想い・雑感
日常生活で
タバコの煙に悩まされることは
随分少なくなりました

でもたまに
煙たなびくお店もあります
そんなとき
煙の流れを観察し
発生源より空気の流れの上流に席を探します

そう
全く空気の動きがない場所ならいざ知らず
当然のことながら
煙は空気の流れに沿って動いていきます
決して同心円状には広がりません

翻って
福嶋原発からの避難勧告をみると
どうも原発周辺は無風であると確認されたかのように
同心円状に避難区域を設定している

そんなわけないでしょう!

チェルノブイリ事故の際も
放射性物質は
風の流れに乗って
少し広がりながらも
帯のように流れているという図を見たことがあります

地表の風
上空の風

それを観測し予想し発表することすらしない
気象庁など存在価値なし

30km越えても
風下の地域ならば
危険なはずなのに
そんなことちっとも言わない
政府 行政 専門家といわれる人々の 脳天気さはどうなっているのだ

生存期間

2011-03-22 | 想い・雑感
抗がん剤の有効性を判断する際に
生存期間の中央値を基準にすることが多い

簡単に言えば
ある治療を行って
ちょうど真ん中あたりまで長生きした人が
何ヶ月生きているか
というもの

進行胃癌なら
14から16ヶ月というのが
日本の現状

だから
治療開始から
4年間(48ヶ月)頑張ってきたら
とても長生きされたことになる

でも
ご本人や
家族にとっては
それでも充分なんていうことは
ないのですよね

ゴミ屋敷

2011-03-21 | 想い・雑感
生ごみを長く置いておくことはできないので
ゴミ回収日にはこまめに捨てさせていただく
ため込むと
腐敗が進み衛生状態が保てない

同列ではないが
使用済み核燃料というのは
廃棄施設にきっちりゴミだしされているのだと思っていた

ところが
使用済核燃料が
原発というまさに核施設内に保存されていたと知って
びっくり仰天

根本的に
発想がおかしくないですか

住んでいるところからゴミを廃棄しなければ
ゴミ屋敷になりますよ
それとともに
火災の危険性も増しますよ