ゆったり

最近 クシャミをよくするレモン
温いところで
足場をかためて
ゆったり

シーズンオフ

気合を入れようと思い
ひとっ走りしてみました

走り始めは良かったのですが
やはり寒い

普段だと
多くのバイク乗りとすれ違うコース
を走って見たましたが
数台しか見かけませんでした

シーズンオフ感を
強く感じました

しばらくは
よほどのバイク好きしか
見かけない季節となりました

もちろん私は
走り続けるつもりです

エネルギー

だんだん無理のきかない体に
なってきているようです

この1ヶ月間
病院からほとんど離れることなく
仕事をしておりました
その最中には
緊張しているためか
自分でもまだまだいける
と思っておりました

しかし一段落したところで
どっと疲れが出てしまい
何をする気にもならないのです

少し気を緩めれば
風邪でもひいてしまいそうである事は
自分でもよくわかります
何とかここを乗り越え、
普段の調子に戻していきたい
と思っております

消滅

アイソン彗星の画像を
これまでNASAが配信してくれていた

しかし今朝になって
彗星の観測ができなくなった
と報じられた

太陽からの莫大なエネルギーによって
蒸散してしまったのだろうか

12月になれば
空を見上げようと思っていただけに
少し残念な気がする

しかし万物流転 生者必滅
ということであろう

遥か彼方から旅をしてきた彗星が
われらの太陽系にやって来て
太陽に最も近づいた時に消滅した
というのも
広大な宇宙における
奇跡の物語なのであろう

一期一会という言葉を
改めて心に浮かべ
今日という二度と巡り来ぬ時間を
大切に過ごしたいものだと思う

不都合

権力を持っている人の
不都合な真実をあばくことこそ
メディアの役割だと思っている

その不都合な真実を
秘匿しようとする試みを
今の政府は行おうとしている

それに対して
大きな声をあげない
今のメディアというのは
一体何をやっているのだろうか

誰それが反対の声を上げているとか
反対集会が開かれた
などと言うニュースを伝える前に
メディア自身が声を大にして
反対姿勢を示すものなのでは
ないだろうか

私は
事実を隠す方向を向いた法案には
反対です

急逝

夏の学会でお会いした先輩医師
随分痩せておられた

直接はお聞きしにくかったので
知人に尋ねたところ
ガン治療をうけたとのことだった

その方が急逝されたとの連絡

ガンの進行ではなく
治療に伴う余病を併発し
それに伴う喀血から急変した
との事であった

先週の研究会には
普通に参加されていたとのことなので
ご本人もまだまだ
やっていくつもりだっはずだし
まわりも驚いた

癌だからと言って
必ずしも癌自体で
亡くなるとは限らない
ということを
改めて思い知らされる

死は生によって来たる

なぜ死ななければならないのかという問いに対して
生まれてきたからだとの答え

全くもってその通り
と頭では思うのだか
やはり死は悲しいし
生きていられることは基本的に嬉しい

死が間近に迫った患者さんに
死を受け入れることを
求めるのではなく
今ある生を
より輝かすことをめざす
そんな医療を提供できればいいのにね

最後まで
生きているのだから

音声認識

最近のスマートフォンの
音声認識能力が
極めて高いことに
驚いている

指で入力しなくても
ぼつぼつつぶやいていると
かなり高い確度で
期待した日本語に変換されていく

その心地よさに
今ちょっとハマっている

侵襲

医療行為は
体に負担をかけることが多い
針を刺したり
放射線あてたり
強い薬を使ったり
手術をしたり

その攻撃の矛先は
当然病気に向かっているわけだが
体の正常な部分にも
大なり小なり影響を及ぼす

治療行為なのか
身体に危害を及ぼす行為なのか
そんなグレーゾーンを歩んで
30年を超え
少々疲れを感じてきた

大きな危険を
乗り越えなければならないような
治療選択は
強く望まれない限りは
行いたくないと思う

人手

寝たきりの方で
体の一所に体重がかかり続けると
皮膚や皮下組織の血流障害を起こし
褥瘡を形成することがある

一旦褥瘡ができると
その治療は大変なので
予防が大切となる

体位変換
栄養補給
ズレの防止
皮膚保護などなど
細かく注意を払う
褥瘡形成は看護の恥とばかりに
看護師さんたちは細かいケアを
行ってくれる

そんなケアの補助として
エアーマットがある
多数の風船が寄り集まった構造で
その一つ一つが圧センサーとつながり
体の1カ所に圧力が集中しないように
風船内の空気量を
調節してくれるのである

しかしこのベッドがあっても
寝かせたままでは予防できない
ケアにはやはり
マンパワーが必要

褥瘡防止一つをとっても
仕事量はかなりある
介護の世界に
さらに多くの人が必要だということは
容易に想像できる

安らぐ？

猫のぬいぐるみに
抱かれるようにして
昼寝をしているあいちゃん

ぐるっと丸まって
母猫のぬくもりを
思い出しているのでしょうか

穏やかな寝息が
聞こえます

呼吸不全

重症の患者さんにおいて
急速に呼吸状態が悪化し
呼吸不全状態になる
急性呼吸窮迫症候群
と呼ばれる状況がある

一旦この病態になってしまうと
救命するのは難しいことが多い
細かい病態はわからないところも多く
有効な薬剤もほとんど無い

全身状態を保つ努力をし
呼吸器で優しく呼吸を補助し
嵐が過ぎ去るのを
待つことしかできない

長引けば次第に肺が硬くなり
換気ができなくなり
あるいは酸素を取り込めなくなり
亡くなっていく

死が必ずしも敗北ではない
と言っても
やはり無力感に襲われてしまう

居場所

夏の間は
フローリングでゴロゴロしていた
猫たちも
次第に暖かそうな居場所に
移動してきた

膝に乗って来られると
その温もりも
心地よくなってきた

冬は
すぐそこまで
やって来た

つい最近

東京駅に立つと
辺りには建物なんてないから
ずっと遠くの山まで
見渡せていたよ

夜になると監視の目が無くなるから
向こうを通ってはいけない
とわざと教えてくれるお巡りさんがいたよ

などという思い出話をしてくれる患者さん
戦争は大昔の話ではないと教えられる

秘密

人に知られたくないこと
知られると
自分にとって都合が悪いこと
人はそれらを秘密にしておきたい
と思う

組織や政権にとっても同様だろう
不都合な真実を隠したくなるものだ

今の政権が
秘密にしたいと考えることが
国民の利益につながる可能性は
低いような気がする

民主主義の根幹に関わる
と思われる法案を
やたらと急ぎ成立させようとする
その姿勢からして胡散臭い