椅子取り

椅子取りゲームでは
人数より少ない椅子を
参加者で奪い合う

ゲームということで争うが

ゲームを離れれば
あるいは参加しなければ
椅子に座れない時には
立ってても良いし
地べたに座ったって良いわけだね

電動歯ブラシ

年齢が上がると歯ぐきも弱るそうで
歯科医に勧められた電動歯ブラシを
購入してある

歯の前後の歯ぐき沿い
奥歯の切歯面を
順繰りに磨いていくわけだが
あまり強く押し付けてはならないらしい

満遍なく磨けるように
ゆっくりと動かすべきなのだろうが
長い間の習慣で
気がつけば普通の歯ブラシを扱うように
手を動かしてしまう

何のための電動？

と自分で突っ込みながら
今日も
ブーン

電動 手動の
ハイブリッド歯ブラシ

飄々

雨の日や曇りの日でも
雲の向こうには
青空が広がっている

そうはわかっていても
曇天に秋晴れの心地よさを感じることは難しい

どんなことがあっても
良し悪しは表裏一体
との言葉は耳に入っても

悪しと感じる中に
良き点を見出すことはなかなかできない

淡々と物事を認識する困難

泰然自若の境地なぞ程遠い

飄々と生きぬきたいものだが

バッタリ

全国学会となると
参加人数がとても多いので
同じ学会に参加しているからといって
出会うとは限らない

そんな中
会場を移動している途中に
10数年ぶりとなる同級生と出会った

偶然なのか必然か
そんなことはわからないが
20分程度の近況報告

旧友との再会
心和むひとときだった

冠雪

子供の頃
富士山の絵を描くとなれば
必ず冠雪を描いていいた

イメージの中の富士山は
常に冠雪をいただいているのだ

毎年初冠雪の日があるわけだから
頂き辺りが白くない日もあるのは
当然のことなのだろうが
この山を見上げる機会など
滅多にないものからすれば
冠雪のない富士山など考えにくい

新幹線に乗っていると
窓側の婦人から
「あれは富士山ですか？」
と尋ねられた
車窓から外を見ると
頂きが褐色調の山が目に入った

一瞬戸惑ったが
山の形 新幹線の走っている場所
うん 間違いなく富士山だ

そのご婦人のイメージでも
富士山は常に冠雪があったのだろう

ハイドロプレーニング

強い雨の中
高速道路を走った

随分昔
普通免許を取った頃
ハイドロプレーン現象が起きるから
時速80キロ以上のスピードを出すのは危険である
とテキストに書いてあった

ところが今では多くの車が
土砂降りの雨の中を
時速100キロメートル以上の速度で
走り抜けていく

タイヤの性能が
とてもよくなっているのではあろうが
水の上にタイヤが浮き上がり
コントロールがきかなくなる
というイメージが強いおじさんには
そんなスピードは出せない