Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

施設へ

2014-05-30 | 想い・雑感
胃がん術後で定期的に受診されている方が
施設に入ることになったとのことで
情報提供書の記載依頼があった

その方には少し認知症が出てきており
食事などはご主人が作っているとのことだった

奥さんの手術をしたころは
ご主人もお元気だったが
昨年体調を崩して入院を経験し
最近また入院加療を勧められているとうかがった
以前に比べると顔色も随分悪い

老老介護も限界に来ていたということでしょう

介護が必要な人同士が介護しあう状況には
当然無理が出てきます

今後ますます高齢者の人口割合が増えてくれば
身内だけで何とか面倒を見合うことが難しいケースも
増えてくることでしょう

明日はわが身
ちゃんと考えていかなければいけませんね

急逝

2014-05-12 | 想い・雑感
知人の医師が急逝した

開業し治療に専念しつつも
学会発表もこなしていた
毎年国際学会でも
発表していた

今年も国際学会に参加していたのだが
発表後に体調を崩し帰国
そのまま入院となったが
すでに病勢を抑えることができず
あっという間の旅立ちとなったようだ

まだまだやりたいことがあっただろうし
家族のことも心配だったろう
今月末には
研究会での講演も組まれていた

本人も周りの人も
死の影などには全く気付かないまま
病魔は潜行し
命を奪い去った

何かをする
余裕も与えないままに


コーヒー

2014-05-09 | 想い・雑感
コーヒーを飲む人は
2型糖尿病の発症率が
飲まない人より低い
との研究結果が報告された

こういう結果をメディアが報道すると
糖尿病にならないために
コーヒーを飲もう
という話になりがちだし
すぐにもコーヒーを買いに
走り出す人も出たりする

でも待った

2型糖尿病は
生活習慣病
新たにコーヒーを取り入れることが
重要なのではなく
口から入るものを制限し
身体を動かすことが大切

報告者もちゃんとそこに言及している
間違ってもコーヒーを飲めば
糖尿病にならないなどという
勘違いはしないでください


年齢制限

2014-05-05 | 想い・雑感
食事が食べられないということで
近所のクリニックを受診した80代半ばの男性が
貧血を指摘され紹介されてきた

胃の出口近くに癌ができており
食物の通り道が狭くなったために
食べられなくなってきたとわかった

家族の心配もなんのその
手術を受けるとあっさり決断

癌が周囲へ広がっていることを心配していたが
それほどのこともなく腹腔鏡下に手術終了

30年前なら
65歳とか70歳くらいで手術をするかどうか悩んでいたのだが
今や元気ならば
80代でも当たり前のように手術を行う
そしてまた日常へ復帰

高齢になっても若々しく見える方は
やはり肉体的に余力を残しているのです

結局手術には決まった年齢制限があるわけではありません
一人一人の余力を推し量り
手術の負担の大きさと見比べ
手術に踏み切るかどうかを決める
ということになります




88日

2014-05-02 | 想い・雑感
立春から88日とのことで
当院の栄養課は
病院食の昼食に新茶を添えてくれたようです

季節や行事ごとの一工夫
こんな細やかな配慮をしてもらえるとうれしいですね

ところで
○○から何日目か
というのは時に気になることです
ちなみにネットで調べると
自分が生まれて何日たったかをすぐ知ることができます

実際に生まれて何日目という数字を眺めると
確かに今日という一日を積み重ねて
今がある
ということを実感できます

千里の道も一歩から
数万日の人生も一日から

もみもみ

2014-05-01 | 想い・雑感


ソファで眠ろうとするとき
両前足で
しばらくシーツをもみもみする

眠る場所を整えているのか
母親のお乳を飲むための仕草なのか
単に癖なのかわからない

数分間のもみもみの後
安心したように身を横たえ
眠りについていく