Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

年の瀬

2018-12-18 | 想い・雑感
年の瀬を迎え気ぜわしくなってきました。師走と言う言葉がさらに慌ただしさを増すような気がします。こういう時は急ぐ気持ちが隙を生み出し思わぬ事態を招いたりするもの。慌てず気持ちを落ち着け行動の一つ一つをゆっくり丁寧に行う方が万事スムーズに早く片付いていくものだと思います。
年の瀬という言葉は川の瀬の様子から来たとのこと。川幅が狭くなったり川底が浅くなったりしている川の瀬では流れが波立ち、泡立ち、速くなります。その様子を年の暮れの喧騒と重ね合わせたわけですね。
急く気持ちもわかりますが一瞬の不覚から怪我、転倒、骨折などを引き起こすかもしれません。高齢の方ならそこから寝たきりになってしまう危険性もはらんでいます。どうぞお気を付けください。
もちろん転倒などを防ぐには身体機能の維持も大切。こけるのが怖いからとじっとしているのも一つの手でしょうが、動かなければ身体能力は落ちていきます。わざわざウォーキングの時間をとったりジムに通ったりしなくても、日常生活でこまめに体を動かすことにより身体能力は維持改善できるようです。掃除、買い物、立ち仕事、炊事など日常生活における動作でエネルギー消費が増加するわけですから軽作業と言えども運動になっているわけです。この日常生活での発生熱量をニート(NEAT;非運動性身体活動によるエネルギー消費)と呼び肥満対策のキーワードともなっています。
年の瀬はこまめに体を動かすチャンスでもあるわけですから、動かない時間を少し減らし、体を動かし健康度アップといきたいものです。体を動かす習慣ができれば、健康寿命も延ばせるかもしれません。
川の流れのように人生も移ろっていくもののようですが、時は流れるだけでなく刻むものでもあります。この一瞬を大切に刻み、日々を積み重ね、人生を全うしたいものです。さあこの年の瀬、気持ちを落ち着け、注意深く、こまめに体を動かし、穏やかに過ごしましょう。そして良い年を迎え、新たな一年を刻んでまいりましょう。