Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

お役所からエボラ出血熱に関する対応についてご連絡

2014-10-30 | 想い・雑感
お役所から病院へ、
「エボラ出血熱が疑われると判断した場合は、
適切な感染防止対策を行い、
速やかに、○○○課(電話:×○△)までご相談ください。」
との連絡

そういうのは簡単ですが
疑わしいと判断した時点で
医療関係者だけでもかなり接触してしまっている可能性が高いから
適切な感染防止対策する前にすでに感染している危険がある

また防止対策といわれても
1類感染症に対する防護措置がとれるような病院
など数少ないだろう
もちろんうちの病院は無理だと思う

そういう状況を考えれば
一旦国内に入れば
押さえ込むのはかなり難しくなりそう

映画「感染列島」で取り上げられた呼吸器感染症は
まだタミフルなどが有効である可能性があったが
エボラ出血熱には有効な治療方法がない

日本国内で広げないためには
国際線が発着する空港での
徹底したスクリーニングが必要だと思う

しかし空港で引っかかった時点で
同じ便の乗客・乗務員はすでに感染している可能性があるし
完璧なスクリーニング方法などない

だからさらに上流での対策をしなければ
世界の感染者が来年1月には最大140万人まで膨れあがる
というCDCの試算も現実となるかもしれない

感染対策というのは
実に難しい

喫煙シーン

2014-10-29 | 想い・雑感
推理ものや事件もののドラマをよく見る。とは言っても、録画しておいてCMはドンととばす。さらには面白くないと感じる描写が続きそうだと、そこもズンズンとばす。すると新聞のテレビ欄で占拠している時間の2/3、ときには1/3程度で見終わってしまう。以前より広告に割かれる時間が増えているような気がする。広告単価が下がっているのかと疑っている。
最近飛ばし見をしていても目に付くのが、必然性がなさそうな喫煙シーン。それも出演頻度の高い役回りの人が、やたらと吸うのである。タバコ広告の締め付けが厳しくなる中、脚本家に無理に喫煙シーンを入れさせているとしか思えない。喫煙率を上げたい人たち、しかもお金を持った人たちがいるのでしょう。

脊椎転移

2014-10-28 | 想い・雑感
 朝病棟を回っていると、「お久しぶりです。」と声をかけられた。見覚えのある患者さんが病床におられる。7~8年前、肺転移を伴う進行大腸癌の手術の際、私も関わった方だ。主治医に聞くと、足に力が入らなくなり、緊急入院となったとのこと。
 脊椎へ転移した癌によって精髄が圧迫され、下半身の麻痺が出現してきているのだ。ベッド上でごくわずか足が動くか動かないかという状態で、完全麻痺に近い。整形外科の判断で緊急手術となった。術翌日には、まだ改善の兆しはなさそうだ。
 癌がある上に、阪神麻痺という状態になれば、もう動き回ることは難しい。

 2年ほど前に、効き目がなくなってきた抗癌剤を他のものに変更しようとしたとき、金銭的問題で受診しなくなっていたようだ。国民皆保険で自己負担なし、の時代であれば、ひょっとすれば今回の事態は避けられたかもしれないし、少なくとも先延ばしはできたであろうと思う。金の切れ目が治療の切れ目。米国の圧力で、医療分野に今以上の銭勘定が入ってくれば、さらに厳しいことになるのでしょうね。
 以前は、医は仁術だろうと多くの人が医療に対して使っていた言葉も今や死語。一般の人も、医療経済という言葉に何の違和感も感じなくなってしまっている。医師も経済を考えずに治療するなんて赦されない。だけど、がん治療の基本のひとつである抗癌剤治療くらい、すべての人にきちっと施行できるようにならないかなぁ。

移ろい

2014-10-28 | 想い・雑感
銀杏並木を見上げると
ごく僅かだが
黄色味を感じる

まだまだ普通の緑色にも
見えるけど
その色に隠れ
黄色の色素が
確かに現れ出しているようだ

一つの季節が
既に次の季節を孕んでいる

生が常に
死を内在させているように

悩みなし

2014-10-28 | 想い・雑感
強い貧血を指摘され、紹介されて来た80代の男性。進行胃癌が見つかり、手術を行った。認知症があり心配したが、術後経過は極めて良好。びっくりするほどよく食べる。
退院後の外来受診時に、手術のことをお尋ねしたが、全く覚えておられない様子。体調で気になることは何もないとおっしゃる。
私たちも、過去に執着せず、今に生き、未来のことはケ・セラ・セラ、とやっていけば、万事うまく行くのかもしれない。
それができれば、人生の達人かな。

酒量

2014-10-27 | 想い・雑感
 「酒は天の美禄なり」と貝原益軒も述べてくれている。ただし、養生訓の中では、飲み方の注意も細かく記述されている。その注意を聞くことができるようであれば問題はないのだが、一旦飲み始めればコントロールは難しい。何度となく二日酔いの苦しみを経験した後もよい加減で盃を置くことができないのだから、ほどほどにしておく、中庸を極めるということは、人にとってよほど難しいことと思われる。
 しかし、年齢とともに二日酔いとなるほどは飲まなくなる。というよりは、飲めなくなる。決して達観できたわけではなく、代謝能力が落ちるとともに、当然のごとくアルコールの代謝も滞るようになっただけである。しかし、まあ体を壊すほど飲めなくなったわけだからもう問題はなかろうと思っていたら、二日酔いにならない程度の酒量でも体調を崩すようになってきた。
 特に呑んでいるうちにうっかりそのまま寝入ってしまったりするとてきめんである。お酒は体を温めると思っている人が多いが、アルコールによって体表の血管が拡張するので体温はどんどん奪われることになり、結局は体を冷やしてしまう。飲んだ上に、そのまま寝入ってしまえば、冷えという外邪に年季の入った体はたちまち白旗を揚げてしまうことになる。いやはや、寂しいことだ。まあ、年相応にお酒を愛でましょう。

足裏のツボ

2014-10-27 | 想い・雑感
温泉地の風呂底に丸石などを埋め込み、突起を設えていることがある。子供の頃それを見つけて、なんの目的か親に問うと、足のツボを刺激するためとの答えだった。ところが、いくらそこを踏んでも、何の刺激も感じないので答えの意味がわからなかった。
いつの頃からかその意味が痛いほどわかるようになった。身体の何処のバランスがどう崩れているのかはわからないが、かなりの刺激となって突起が襲いかかる。
先日は、やたらと突起が付いている木製の下駄を履いてみた。
三歩歩まず…

視点

2014-10-27 | 想い・雑感
山あいの道でバイクをゆっくり走らせていると、動物が前を横切っていくことがある。イタチ、たぬき、鹿などが横切っていく。猿の一団やうり坊を連れたイノシシが横切っていったこともある。
一方で、事故で命を落とした動物を路上に認めることもある。
人から見ると、道を渡るとは危ないなぁ、ということになる。しかし動物から見れば、普段通る獣道に、人が勝手に道を作ったことになる。視点によって見え方が大きく異なるわけだ。
人と人、組織と組織、国と国との関わりの中でも、視点による違いと言うものを、押さえておく必要がある。手前勝手な意見や行動は、摩擦熱を生じ、下手をすれば発火点に達する。国家間にそんなことが起こればえらいことである。

水溜り

2014-10-22 | 想い・雑感
舗装道路とはいえ、交通量の多い道や大型車が多く走る道では路面が荒れる。窪みができていることも多い。そういうところは普段は目立たなくても、雨が降れば水溜りとなり姿を現す。
バス停で見ていると、車がそんな溜まり水を次々にはね飛ばして行く。道路から離れて立たなければ、濡れてしまう。
運転席からはそのような水溜りを認識するのはむつかしいだろうし、皆がスピードを落とさない場所て一人ブレーキをかけるわけにもいかないだろうから、文句を言うわけにもいかない。まあ、昔のように泥水を跳ね飛ばされるわけではないところが、救いかな。

高齢

2014-10-21 | 想い・雑感
ICUに、随分ご高齢に見える方がおられるなぁ、と思ったら、なんと95歳。腸閉塞で救急搬送されて、緊急手術となったそうだ。術後の経過に大きな問題はなさそう。様子を見れば確実に亡くなるという状況下、手術という選択になるのでしょうが、驚きました。95歳でも手術可能なんだ…
ほんの数十年前、七十歳代でも手術が憚られる雰囲気だったのが嘘のよう。
それにしても、九十歳代を迎えるだけでも大変なのに、そこから更に一山越えることができるなんて、驚きです。

リラックス

2014-10-18 | 想い・雑感
病院の建物の間の、中庭とは呼べぬ程度の隙間に喫煙所がある。当初は簡易の壁に囲まれていたが、その壁は取り除かれ、屋根と低い囲いのある2~3坪の空間である。タバコ中毒の人は、入院したからと言って俄かに禁煙することもできないようで、いつも誰かが煙を出している。自然便利なように、何処からか椅子が運び込まれ、いろいろなものが灰皿と化し、喫煙者のリラックススペースとなっている。
先日廊下のガラス越しにそこを見ると、そこに猫の姿があった。病院内で見かける猫のほとんどは、非常に警戒心が強いものだが、そこにいる猫たちは何かを恐れる様子が無い。タバコをくゆらす人の側に寄り甘えている。猫のリラックススペースにもなっている。
互いに慰め、慰められている、というところだろう。病院では野良猫への餌やりはダメだということになっているが、ここは治外法権といった感がある。
仕事合間の昼下がり、その様子に私も慰められ、ホッとした。

理髪店

2014-10-16 | 想い・雑感
床屋に行ったのは
何年ぶりだろう

髪が気になれば
夜でも切ることのできる気軽さから
また休日を髪切りに
使いたくないことから
いつもバリカンで
自己散髪

久し振りの理髪店
少し新鮮だったけど
家でする方が気楽かなぁ