五木寛之氏が
人は息を吐いて生まれ 息を吸って死す
と書いている
これを初めて読んだのはもう10年以上前だと思うが
どうも納得がいかなかった
今日図書館から借りてきた本を読んでいて
久しぶりに上記の一文に再会したが
やはり違うように感じる
*** 人は息を吐いて生まれる ***
生まれ落ちた赤ちゃんが オギャー と泣くさまを
文学的に表現したのかもしれませんが
胎児の肺は肺胞が虚脱した状態にあるはずです
つまり生まれ落ちたとき肺の中に空気がないのです
そこから声を出そうとしたって声帯を震わせる空気がないのだから泣けるはずがない
だから生まれ落ちたとき
人はまず肺の中に空気を入れる つまり息を吸うはずです
そう 人は生まれてまず息を吸う はずだと思います
*** 息を吸って死す ***
亡くなりゆく人を見つめてこのような感想を持つのは理解できます
喘ぐような呼吸が続いたあと
息絶えたと思ったら
思い出したように首の筋肉を収縮させながら息を吸い込む動作をすることはよくあるからです
でも本当に吸気努力をしたあとに
取り込んだ空気を全く吐き出さずにいるのかどうか
気にして見ていてもはっきりしません
おそらく最後の呼?吸?動作ををしたあと呼吸筋が弛緩した状態に戻っていくでしょうから
弛緩した状態より胸腔が広がった状態になっていれば息を吐き出すでしょうし
胸腔が狭くなった状態で最後を迎えれば弛緩するにつれ息を吸うことになるのだと思います
実際に吸気動作をしたあとに
わずかな音を伴いながら
ゆっくりと取り入れた空気が外に漏れいでるところを見たことがあります
というわけで
最初の一文の真偽は 私に言わせれば真ではない
となるのですが
どなたかスパっと答えて下さる方はいませんか
人は息を吐いて生まれ 息を吸って死す
と書いている
これを初めて読んだのはもう10年以上前だと思うが
どうも納得がいかなかった
今日図書館から借りてきた本を読んでいて
久しぶりに上記の一文に再会したが
やはり違うように感じる
*** 人は息を吐いて生まれる ***
生まれ落ちた赤ちゃんが オギャー と泣くさまを
文学的に表現したのかもしれませんが
胎児の肺は肺胞が虚脱した状態にあるはずです
つまり生まれ落ちたとき肺の中に空気がないのです
そこから声を出そうとしたって声帯を震わせる空気がないのだから泣けるはずがない
だから生まれ落ちたとき
人はまず肺の中に空気を入れる つまり息を吸うはずです
そう 人は生まれてまず息を吸う はずだと思います
*** 息を吸って死す ***
亡くなりゆく人を見つめてこのような感想を持つのは理解できます
喘ぐような呼吸が続いたあと
息絶えたと思ったら
思い出したように首の筋肉を収縮させながら息を吸い込む動作をすることはよくあるからです
でも本当に吸気努力をしたあとに
取り込んだ空気を全く吐き出さずにいるのかどうか
気にして見ていてもはっきりしません
おそらく最後の呼?吸?動作ををしたあと呼吸筋が弛緩した状態に戻っていくでしょうから
弛緩した状態より胸腔が広がった状態になっていれば息を吐き出すでしょうし
胸腔が狭くなった状態で最後を迎えれば弛緩するにつれ息を吸うことになるのだと思います
実際に吸気動作をしたあとに
わずかな音を伴いながら
ゆっくりと取り入れた空気が外に漏れいでるところを見たことがあります
というわけで
最初の一文の真偽は 私に言わせれば真ではない
となるのですが
どなたかスパっと答えて下さる方はいませんか