Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

松原泰道さん

2009-07-30 | 想い・雑感
ちっとも詳しくはないのだが
学生時代から
仏教に関する本を時々読む

松原泰道氏の著書も何冊か読んできた

鈍行列車の中で読んでいて
頭をガンと一発殴られたような衝撃を受けたこともある
ただその内容は忘れてしまっているので
ちっとも身についていないのかもしれない

松原氏の本の中で語られる
南無の会などに
関東近辺なら参加したいと
思ったものである

多くの足跡を残したその松原氏がなくなられたとのこと
今一度その著作のいくつかに眼を通して見たいと思う

合掌

準備

2009-07-30 | 想い・雑感



救急車で搬送され
ふたを開ければ
末期の癌
 
みるみる状態は悪くなり
もはや風前の灯

「花が大好きで
毎日庭の手入れをしてきた主人が
花びらを落とすように
儚く命を落としていくとは」

「もう一度元気になって家につれて帰りたかった
それは難しいだろうが
一旦はつれて帰ってあげたい」

その方はずっと病気一つしない元気な人生を歩んでこられたようだが
数年前から
お墓を建てたり
さまざまな名義書替えを行ったりしてきたとのこと
これは何かからだの変調を感じたからなのか
年齢ゆえに感じ始める何かゆえなのかわからないが
後から見ると
旅立ちの準備をしていたと思えることというのは
よく見聞きする

それぞれの人が
それぞれの人生の段階で
様々なことを考え 感じて
生き 行動する

最後のステップで
きれいにさよならするというのは難しそうだが
これも日々の積み重ねなんでしょうね

つらいよね でも…

2009-07-28 | 想い・雑感


ゆっくり歩く
とろとろと歩く

考え事をしながら歩いていて
虫や鳥 猫などが
ふっと目に入ってくることがある

ほっとする
煮詰まった頭にすっと風が通る

自殺者の数が増加していると聞く
年間に亡くなる方の
100人のうち 一人から二人が
自殺によって命を落としていることになる

自身の死に目を奪われれば
周りの事象に目が向くことはないのかもしれないが
自然が語りかける「生」や
人の話し声や生活
などが
その目の前をすっとよぎるチャンスがあれば
中には死出の旅から引き返す人も出てくるのではなかろうか

わざわざ縮めなくとも
短い人生なんだけど

手遅れ

2009-07-28 | 想い・雑感


なるべく早期に異常を見つけるために
検診を受けることを勧めるが
検診すれば大丈夫かというとそうでないこともある

毎年内視鏡をうけてきたという80歳男性
鳩尾の痛みを訴え医院を受診
貧血を指摘され
内視鏡検査を受けた

食道から胃に入ったすぐのところに
小さな病変を認め
そこから出血している

直ちに当院へ紹介となった

CT検査をすると
おなかの中のリンパ節がたくさん腫れている
脊椎にも転移が認められる
血液検査からすでに癌が骨髄を冒していると思われる

印鑑細胞癌(signet ring cell carcinoma)
逸見さんというアナウンサーの命を奪った胃癌と同じ組織型
壁の深部にもぐりこみ
胃粘膜表面に変化をあまり見せないことも多く
診断が遅れることが間々ある

体の中で猛威をふるい
瞬く間に状態が悪くなる

妖怪人間なのさ♪

2009-07-27 | 想い・雑感
動物でも植物でも
昔から様々な品種改良が行われてきた
観察に基づき
交配を繰り返し
少しずつ行われてきた

現代では
遺伝子組み換えなどにより品種を改良し
病虫害に強い作物を作ったりするようになってきた

昆虫の羽根の起源を研究する過程で
羽のないてんとう虫が生まれたらしい

     ニュースでは
     「羽のないてんとう虫を作成」
     となっていたが
     どうも「作成」という言葉には抵抗がある

作物に寄生するアブラムシを食べてくれる
てんとう虫だが
すぐにどこかに飛んで言ってしまうので
これまでは害虫駆除にはなかなか利用できなかったらしい
ところが件のてんとう虫は飛んでいかない
ということで害虫駆除への利用が考えられているとのこと

まあ品種改良(人間にとっての)といえるのでしょうが
ちょいとドキッとする話

歴史の中で
宦官や纏足 筋肉増強剤 などをあみ出してきた人間が
遺伝子操作で何らかの機能を欠落させたり
一定の機能を増強させた人間?集団を作り出さない
という保証がない

早く人間になりたい!!
という叫びが
現実のものとなりませんように

中途半端

2009-07-26 | 想い・雑感
ハイブリッド車が注目されているとのこと

ちょいとディーラーをのぞいてみた

試乗車に乗ってみた

なにか中途半端な感じ

アクセルを踏んだ時反応が少し鈍い

我が家の車はすでに十年選手なので
買い替え頃なのだが
いま一つハイブリッドに魅力を感じない

いっそのこと電気自動車まで待つ?
でもそれまで今の車がもつ?

深み

2009-07-25 | 想い・雑感
普段は数メートルの幅で流れている
家の前の川
今朝当直から帰ってくると
河岸いっぱいの20メートルに広がり
水が勢いよく流れている

川岸の低木には
見た時の水面よりずっと高い位置に
布のようなものが引っ掛かっているから
夜のうちは見た時より高い位置まで水面が上がっていたのだろう

数時間の仮眠をとって
また川を見てみると
あっという間に水位が下がり
見ている間にも水の勢いが落ちてくる

やはり日本の川は
短く 流域がせまいのでしょう
短時間に流れがかわってしまう

何か人と同じ
深みのある人は
ちょっとした周囲の変化があっても
泰然自若

しかし深みのない人は
ちょっとしたことで
感情レベルが
上がったり下がったり

うーん
家の前の川
自分を見ているようで
反省 反省 

祭り太鼓

2009-07-24 | 想い・雑感
夏の祭り太鼓が響く
体が震える

太鼓の皮を張りすぎると破れるし
緩むと響かない

緊張しすぎると心は破れるかもしれないが
張りを無くすと
ひびかない

相手の気持ちを感じ
それに呼応できる心の張りを保つには
今を大事に考え行動するしかない

販路を求めて

2009-07-23 | 想い・雑感


米国大統領がオバマにかわり
軍事費を多少は削る方向性を見せていた
全世界でも極端に軍事費の多い国
言葉を変えれば軍需産業に携わる人間が非常に多い国である米国で
軍事費を削ろうにも抵抗が激しいだろうと思っていた

インドの米国製兵器輸入が可能になったとのニュースを見た
技術流出防止の監視制度を設けることが前提とのことだが
軍備に力を入れてきているインドが商売の相手となり
にんまりしている武器商人がいることだろう

現在100機以上の次期戦闘機の導入を検討しているインドに対し
米メーカーが契約獲得を目指し受注競争に参入することができるのだから

太陽の力

2009-07-23 | 想い・雑感
単に天気の変化によるものかもしれないが
今朝はとても涼しかった
昨日の日食が効いている可能性はないだろうか
日食の間に気温が5℃下がったとも聞くから多少の関係はあるのかもしれない

それにしても
地球に降り注ぐ太陽エネルギーというのは絶大
現在主たるエネルギー源となっている
化石燃料にしたって
もとは太陽エネルギーを身に受けていた植物なのだから
結局太陽エネルギーのごく一部を利用しているということになる

太陽の恵みを
直接利用できるならば
エネルギー問題なんて解決でしょうね

今朝は実にすがすがしかったので
思わずバイクで遠回りして通勤
風を感じながらなんとなく思ったことでした


日食

2009-07-22 | 想い・雑感

皆既日食を46年ぶりに見ることができると盛り上がった
私のところは部分食なのでそこまで珍しくはないのかもしれないが
今日は午後からの手術だったので
外の階段に出て同僚と観察した

すぐに緊急呼び出しがかかったので
数分だけだったが
無事9割ほど欠けた太陽を拝むことができた

でも考えてみると
私たちは
無限に流れる時の中で
ただ一度の今を生きているんだよね

たしかに珍しい自然現象を見るのはわくわくするし
私はそういうの大好きですけどね

説明

2009-07-22 | 想い・雑感

どの専門分野でもそうであろうが
医学にも多数の専門用語(術語)がある
医師同士が話す場合は
術語が共通言語であり
その用語を使用したほうが
話がスムーズに進む

医師の説明がわかりにくいとの指摘がある
この場合言葉自体の問題もさることながら
人体の構造や働きについての基本的理解の有無
それに病気に関する概略の知識の有無
などが理解度を大きく左右する
だから言葉自体を簡単なものに置き換えればことが済むという問題ではなく
理解度を確認しながら説明をゆっくり進めることが必要

医者の説明がわからない理由にもう一つあると思う
それは医者にもわかっていないことを説明するときである
例えば癌患者の一人に治るか否かを問われたとする
進行度は中期くらいとすれば
統計上は5年生存率70%などと説明することはできたとしても
目の前のあなたの癌が治るか否か明確には答えられないのである
最も知りたいところが実は神のみぞ知るという話になってしまうので
医者は 治る! とも 難しい!とも答えられず
患者にもやもやが残ることとなる

結局医学用語を簡単な言葉に置き換えるなどというのは
医者の説明をわかりやすくするための本質ではないのだと思う