救急車で搬送され
ふたを開ければ
末期の癌
みるみる状態は悪くなり
もはや風前の灯
「花が大好きで
毎日庭の手入れをしてきた主人が
花びらを落とすように
儚く命を落としていくとは」
「もう一度元気になって家につれて帰りたかった
それは難しいだろうが
一旦はつれて帰ってあげたい」
その方はずっと病気一つしない元気な人生を歩んでこられたようだが
数年前から
お墓を建てたり
さまざまな名義書替えを行ったりしてきたとのこと
これは何かからだの変調を感じたからなのか
年齢ゆえに感じ始める何かゆえなのかわからないが
後から見ると
旅立ちの準備をしていたと思えることというのは
よく見聞きする
それぞれの人が
それぞれの人生の段階で
様々なことを考え 感じて
生き 行動する
最後のステップで
きれいにさよならするというのは難しそうだが
これも日々の積み重ねなんでしょうね