羽毛

早朝の冷気の中
鳥たちが優雅に舞っている

かなりの風を
受けているはずだが
寒がっている気配はない
羽毛は水も冷気も
きっちりブロックするのでしょう

バイクにまたがる時には
全く寒さを感じなくても
走り始めてしばらくすると
少しずつ体温を奪われていくのを感じる

防寒のためには
厚着をするというよりも
風を通さないことが大切
特に首筋から風が入らぬよう
工夫をする

バイクの風除けを高くし
グリップヒーターをつけ
身を屈め
ゆっくり走っても
やはり冷え込む早朝は
体温が下がっていく

もう少し工夫するか
あっさり四輪にするか
思案のしどころだ

アゲイン

同じ時をくりかえす
そんな事出来ない

この大切な1日を
充分味わい
丁寧に生きているか

周りを見回し
平凡な日常に
きらめきを見出しているか

歓び
感謝しているか

麻酔記録

30年程前
半年間 麻酔科で研修を受けた
麻酔をかける時は
血圧 心拍数 麻酔器設定 使用薬剤その他を
麻酔記録として残す

それは患者及び病院の記録として残す訳だが
医師自身の経験証明あるいは勉強のためにも
取っている

捨てるに捨てられず取っておいたが
その全てをシュレッダーにかけた

一枚一枚見ていると
様々な年齢 疾患 手術に対し
麻酔をかけている

これは一時期私の歩いた道の記録でもあるが
私が麻酔をかけた方が
その時確かに生きていた証でもある

この方達は今どうされているのだろう

年齢を重ね今も元気な方もおられるだろうが
30年以上経てば
天寿を全うした方や癌で命を落とした方もおられるだろう

いずれにしろ
年を重ねれば
皆必ず死ぬ

この事を深く考えれば
こだわりは少なくなり
意地を張るむなしさに
気がつく

路面

タイヤがスリップして
バランスを崩せば
転倒する危険性がある

だからバイク運転中は
路面の状態が気になる

落下物や段差の有無は勿論だが
濡れて滑りやすくなっていないかが
特に気にかかる

雨の日は乗らないようにしているが
途中で降り出したり
前夜の雨の影響が残っていたりと
なかなか油断ならない

スピードを出さない
車間距離をあける
無理なすり抜けはしない
という当たり前のことを
守るように心掛けている

心がけるという事は
守れていない事もある
ということを白状しているようなもの

事故はそんな時に起こるのだろうから
注意しなければ

臭い物に蓋

臭いものに蓋をする
という言い回しがある

知られてはまずいものを
一時しのぎに隠したりすることのようだ

先週のニュースで
近々予定されていた
国連による「表現の自由」をめぐる訪問調査が
日本側から一方的に中止された
と伝えられた

安倍政府の強い意図が働いているのだろうが
官僚は苦しい理由付けをしていた

蓋をしたくなる臭いものがある
と政府が認識しているのは
誰の目にも明らか

何もかも踏み倒して
進みたいように進もうとする現在の政府
できることなら
不都合な発言も踏みつけたい

と思っているところに
横槍を入れて欲しくないのでしょう

調査団の結論を不服とし
国連脱退などという歴史も
ありましたね
まさかそこまで危惧したわけではないでしょうが

マイナンバー

くじなどに当たった経験など
ほとんどないが
マイナンバーと思われる封書は
早々に届いた
当たりである

しかし
もともと個人情報漏れまくりではないか
という危惧を持っていたところに

誤配達や
怪しい電話の件数が増えた
との報道があり
どうも開く気にならない

国の機関が
情報管理などできないことは
多くの事例があり
とても信用する気にならない

どうしたものか…

お箸

洋食レストランに行くと
ナイフやフォークと共に
お箸を出してくれることがある

そうしてもらえると
ナイフとフォークで
お肉を切って終えば
あとは迷わず箸を使う

そのほうが
楽においしく食べられる

私にとっては

携帯の店舗

携帯電話の手続きのため
それぞれの会社店舗を訪れる事になる

店員は数人から7、8人
というのが一般的
となると店の雰囲気は
店員の資質に多大なる影響を受ける

しかし
おっ この店はなかなかいいな
と思っていても
店員の入れ替わりが多いから
なかなかあてにならない

現在機種変更を検討中だが
ここのところハズレが多く
この際キャリア自体を
変更しようかとまで思っている

機種は次々新しくなり
差別化を図るためのプラン提供も
変化していくので
把握するのは大変かもしれないが
それをしてくれないとね

のたりタイム

何かしてなきゃ落ち着かぬ
そんな生き方緩めちゃおう

何もしない時を持ち
のたりのたりと
やり過ごす

感情揺さぶるすべてのことに
付き合ってばかり
いられない

のたりタイムを
味わい過ごそう

Identity

雲を見ながら思った

雲はその時の条件でたまたま現れた水滴の集団
目には見えても
実態があるようでない
雲に心があったとしても
アイデンティティーなどというものに
こだわりはしないのだろうなぁ

人はそれぞれ自分なりに
自分が何者なのかというイメージを持っている
しかし人から見れば
まったく異なったものを自分に見ているだろうし
さらに人ごとにそのイメージは違うだろう

結局アイデンティティーなんて
あってないようなものなのではないか
と
頭では思ったりするのだ

しかし人間
自分が何たるかを確認しないまま
歩を進めていくというのはなかなか困難

一方で何たるかに縛られすぎると
時の変化に対応できなくなったりする

これまでの人生の半分以上を外科医として生きてきた私が
そうでなくなる時を迎えたとしたら
どう柔軟に対応するか
そこをイメージするのも面白そうだし大切だろう

どーんと構えて
ゆっくり歩めばいいじゃないか思うけれど
そんなにうまくいくかどうかは
わからない

飛行機

職場からそれ程遠くない場所に
飛行場がある

飛行場自体は見えないので
離着陸が見えるわけではないが
低空にポカリと浮かぶように
機がゆっくり進んでいくのが見える

航空会社が増えたため
様々なデザインを楽しむ事ができる

地に足が付いていないところが
どうにも不安だが
普段 地に足が付いた生活をしているか
と問われれば
赤面するばかりだ

うろこ雲

力強い鯛の魚鱗を思わせる
揃った形を連続させた雲

今朝バイク運転中に見た

サバ雲やイワシ雲などと
区別があるか否かは知らないが
私の中では
今朝の雲の形状はまさに鱗

スピードを落とし
ちらりチラリと見ながら病院へ

気持ち良い
晩秋の朝でした

レモン

カラスの襲撃から救出されたレモン
やせ細った子猫として我が家に来たのは3年前
素晴らしく柔らかい毛並みの猫となった

白を基調とし
首筋としっぽに黒の毛をまとっている

最初私はヨーダと呼んでいたが
いつの間にやらレモンになっていた

そのレモン
体調を崩したため病院につれていくと
癌ができており
FeLVと呼ばれるウィルスにも感染しているという
これは子供の時からすでに感染していたらしい

つい先日
Mukuという猫を見送ったばかりだが
また近いうちに
レモンの旅立ちを見守らなければならないようだ

身の置き所がないのか
今日も体を寄せてくる

痩せてきたなぁ

左膝

中学生の頃
走り高跳びの試合中
ジャンプと同時に左膝に鋭い痛みが走った膝蓋骨が跳ね上がっており
靭帯損傷を起こしていた

学生時代スキーで転倒し
左膝を強く捻った
膝が腫れたがタオルで縛り
また滑った
痛みが引くまでひと月以上かかったと思うが
定かな記憶はない

5年ほど前
屋内で少し踏ん張った際
突然左膝に痛みが走った
症状が持続するなら関節鏡検査が必要
と言われているうちにうやむやに

最近左膝が少し痛む
過去の出来事が左膝に集中しているから
なんらかの異常が起きているのでしょうね

生活歴は
身に降り積もる
体を守りいたわることは大切だ

そして精神にも
日々の生活 活動 思考
が積み重なっていくのでしょうから
大切 慎重に
かつノンビリおおらかに
今日を過ごす事が大切だ

途中下車

人生行路
歩いたり 走ったり
すっと進めたり 迷ったり
電車に乗ったり
ぶらり途中下車したり

いろいろあって
いつか最後を迎える
決まった終着駅などなく
いつ終わっても
途中下車

快さん
あちらの旅は
どんな具合でしょうね
報告していただけないのが
ちょっと残念