Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

自画像

2016-12-31 | 想い・雑感
自己のイメージというものを
人はそれぞれ持っている

自分はこういうものだという
アイデンティティーを確立しながら
生きている

ただ
その自己イメージは
自分の思い込みである場合が少なくない

またこの自画像に縛られすぎると
柔軟性を失い
自分の進むべき道を行失う可能性もある

今おかれている場で
無理なく力を発揮するには
過剰なこだわりを捨て
目の前の一歩を踏み出すことが必要

踏み出すことで
新たな展開が広がり
自分の可能性も引き出されてくる

目の前に集中して
歩き続けよう

燃料計

2016-12-29 | 想い・雑感
車やバイクに乗るとき
エンジンンを始動すれば
反射的に燃料計を確認する

ガソリン残量を気にしながらの運転は
精神衛生上よくない

地上を走る場合ですら
とても気になる燃料
その不足が墜落と直結する航空機となると
十分な燃料を積んでいるはず

ところが
先日プロサッカー選手を載せて墜落した
南米の旅客機はガス欠だったとのこと

燃料が切れを操縦士が管制塔へ連絡しているし
コロンビアの民間航空当局も
墜落時に機体に燃料がなかったと報告している

金属の塊を宙に浮かせる推進力原を失えば
当然落下するのみ

燃料計を見つめながら
空港までもってくれと祈ったであろうパイロットの恐怖を思うとともに
そんなことつゆとも知らず搭乗していた人の無念を思う

それにしても燃料補給をないがしろにする
管理システムとはどうなっているのだろうか
特攻隊ではあるまいし
ぎりぎりの燃料で飛び立たせるなどと言うことは
ありえないだろうに

2016-12-27 | 想い・雑感
子供のころ近所に小さな坂があった
せいぜい10m程度の長さで
高低差が1~2mといった
舗装されていない坂である

現在なら坂と認識すらしないかもしれないが
子供にとっては立派な坂だった

特に自転車に乗り始めたころの少年にとって
この坂を自転車に乗ったまま上りきることができる
ということがささやかな自慢だったような気がする

学生時代に自転車で旅に出たときなどは
何㎞も続く坂を
えっちらおっちら漕ぎ登っていたのだから
十数年で随分と成長したことになる

しかし
登りあれば下りあり

年齢とともに
筋力 持久力 平衡感覚
といって身体機能が低下してきている

そのうち
少しの坂
少しの段差
に行く手を大きく阻まれ
移動に苦労するようになるのでしょう

UV96

2016-12-27 | 想い・雑感
電車の窓ガラスに
UV96と印字したシールが貼られていた

紫外線の96%をカットする
ということだと思われる

そういえば光を遮る
カーテンの類が見当たらない

紫外線をカットすればカーテンはいらない
という発想なのだろうか

効率化の一端なのかもしれないが
車内で本を読むことの多い私としては
紫外線もさることながら
光自体を弱めてほしかったりする

しかしそもそも
紫外線をそこまで目の敵にしないといけないのかと
疑問を感じる

幼少時さんざん日の光の下で走り回っていた私などは
紫外線ともうまくやってきたように思うのだが
いかがだろうか

それとも
オゾンホール辺りに限らず
日本でも紫外線量がこれまでより極端に
増えているのだろうか

ビタミンD代謝も含め
紫外線が有益な部分もあるから
日光浴という言葉も生まれたのでしょうし
北欧の方々が日光を求めて
地中海地域をバカンスに訪れるのだろうと
思いますがいかが


大火

2016-12-23 | 想い・雑感
糸魚川での大火事のニュースを聞いた

かなり風が強く
飛び火が被害を大きくしたようだ

亡くなった方がおられないことは良かったが
まさにこれから寒さが厳しくなる中
被災した方の衝撃を思う

方丈記に出てくる
都の大火事を思い浮かべる

長明の筆によると
左京の1/3を焼き尽くした火事は
多くの犠牲者を出したようだ

大風にあおられ
100mから200mもの飛び火がおこり
多くの命を奪ったという

当時の朱雀大路は80m以上の幅があったと聞くので
それすら飛び越えた炎があったということでだろうか

いったん勢いを得た炎が
数軒という狭い区域にとどまらず
広い範囲に及びうるということを
あらために肝に銘じたい


雨月?

2016-12-15 | 想い・雑感
冷たい雨がフロントグラスを濡らしている
ところが前方には満月が浮かんでいる

頭上には雨雲がいるが
月と私を結ぶ線上には雲の隙間がぽっかり

月にとって
地球の雲なんて存在してもしなくても関係ない
ただただ今あるところで
あるがままにあるだけ

その清々しさが
まっすぐ私の心へ


それも名月が雨のために見えないのを
雨月と呼ぶと学んだことがある

雨の日に見える満月をみて
雨月と呼んではならないものかと夢想した

色を失う

2016-12-09 | 想い・雑感
山の装いは
短期間にその配色を変化させている

様々な色が混じりあい
ところによりきれいなグラデーションがかかったりする風景は
見ていて心が和む

庭もこういう自然の風景を取り入れた
日本的庭園が好きだ

植物の種類や
花の色ごとに区分けされ
整備された庭も
美しいと感じるし
それなりに好きではあるが

私の心象にはしっくりこない

様々な植物がまじりあい
多様性を見せる庭というのは
日本人に馴染みやすいのだと思う

しかし
世間では和という言葉のもとに
同質であることを求めがちなのも日本人

豊かな色彩よりも
墨の濃淡を貴ぶのだろうか

いずれにしろ
カーキー色に統一
などという時代が再び巡ってくるようなことは
願い下げにしたい

抑圧に対する恐怖などで
色を失う事態になることは
ご免である

アイちゃん

2016-12-02 | 想い・雑感
生後6~7か月で我が家に引き取られてきた雌猫 
アイちゃん

チンチラの入ったきれいな白で
とても人懐っこい

見知らぬ人がやってきて
他の猫がすべてどこかへ逃げても
この子だけはトコトコと出てきていた

10歳を過ぎたころから
長毛が白から一部薄褐色の混じったグレーへ
年齢とともに毛の色が変わるとは知らなかった

そのあいちゃん
半年くらい前から
鼻が詰まり呼吸のたびにズーズーと音がするようになり
続いて右目周囲が盛り上がってきた

診断は悪性リンパ腫

試しに抗腫瘍薬を使ってもらった
とても効果があった
顔面の腫れが引き
鼻が通るようになった

ただ根治療法ではないから
当然症状は再燃してくる

何度か繰り返しているうちに
視力は低下し
ほとんど見えていないのか
家の中を探るように移動するようになった

食欲はありよく食べるが
排泄場所までたどり着かないことも

そこで猫用おむつ

痩せてしまってきていたが
よく動き回り
よく食べ 水分も摂っていた

ひょっとしたら年を越せるかなぁ
と思っていたが
師走に入ってすぐに
昼のうちに息を引き取っていた

他の猫とほとんど争うことなく
ただ淡々と生きているようで
穏やかに悟った大物の風貌であった

我が家に多くの穏やかさを与えてくれたアイちゃん
ありがとう
病気から自由となり
またのんびりやっていってください