Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

老老

2011-02-24 | 想い・雑感
80歳の方と言うのは
それだけ生きる力を持った人なので
らくらくと手術を乗り越えることが多い

とは言え
術後にはそれなりに養生が必要だ
いくつかの余病もあることが多いから
回復にも時間がかかる

しかし
子供は地元を離れており
高齢の患者さんの養生を助けるのは
やはり高齢の配偶者
という図式が最近は多い

そして
配偶者だって病を抱えている

胃癌の手術後
無事一年を迎えたKさん
「今度は家内が糖尿病で入院してます。」
眼の調子が悪くなって初めて糖尿病であることがわかったようだ

胃の手術を受けた夫
視力の落ちた糖尿病の妻

できる部分でお互いを支え合う

 しかないのかな


ズキッ プ

2011-02-24 | 想い・雑感
今日はお天気 
気分も軽やか

「スキップでもしたい気分だね」
と心の声

スキップ!
私の中ではほとんど死語となっていた言葉だ
何年もやったこと無いぞ

医局に戻る廊下
誰もいないのを見定めて
数回スキップをしてみた

軽やかさを微塵も感じない点であまりに見事なそのステップに
愕然とした
少し油断すれば転倒し ズキッと痛みが走りそうな ズキップ

体育だけはずっと得意だったのに・・・

以前 普段の動きに取り入れようと決断したはずだった
スロージョギング
今こそ本格始動だ

生きるために

2011-02-23 | 想い・雑感
生きるために
食べている

ときに逆になる?

癌の治療

生きるためにやっている

当然
治療のために生きているわけではない

でも
ときに逆になっているように思える方も

医師にしても
患者さんが
生きるためのお手伝いをしている
というところを
見間違わないようにしないとね

百舌  二舌

2011-02-21 | 想い・雑感
大きな雀!
寒い冬だったのに
良い餌場でもあったのかな?

と思いながら通り過ぎたが
どうもモズだったような気がする

いくら温暖化の可能性が言われていても
急に雀が大きくなるはずないですよね



モズは百舌鳥と書きますが
多くの鳥の鳴きまねができるから百舌の字を当てると聞きます

人だと
二枚舌くらいがせいぜいですね

二枚舌といえば
以前なら政治家の代名詞のように思っておりました
当然これはほめ言葉ではないわけですが
その場の状況や相手によって言葉や内容を使い分けるためには
そこそこ明晰な思考ができなければ二枚舌を行使できないともいえます

現状の政治状況を見ていると
舌を使い分ける以前に
思考力 論理力 想像力の欠如から
その場その場で言っている内容が変化しているように見えます

だから
二枚舌という言葉を使うことすら憚られます

発熱源

2011-02-20 | 想い・雑感
当直明けだが
久しぶりに走れそうだったので
ぐるっと100Kmほどのミニツーリング

調子よく走って帰ってきたが
気が付かないうちに
体が芯まで冷えていた

それほど寒さで手がしびれなかったので気づかなかったが
防寒が不十分だったようで

体があったまるのに
帰宅後
2時間くらいかかった

発熱源の筋肉が落ちましたかね

相聞

2011-02-18 | 想い・雑感
相聞歌
響きのよい言葉である

互いの様子を尋ねるというのが相聞
それを歌にしたのが相聞歌
私の場合「相」の字から「想」を連想するので
そこに想いがこもるようなイメージも湧いてくる

互いに気にし合い 互いに想い合う

多くの場合は恋の歌であるようだが
親子間 友人間 
など親しい者同士の間で行きかう歌も含まれる

「相聞」
言う方ではなく
聞く方に重きを置いたこの言葉
コミュニケーションの基本でしょうね

わかったときには・・・

2011-02-17 | 想い・雑感
働き盛りの単身赴任男性
営業職で毎日を忙しく動き回っていた

高血圧治療のために通院を始めたばかりの医院で
急激な貧血の進行を指摘され
内科に紹介されてきた
CTを施行されたところ
肝臓に多数の腫瘤陰影

どこか別の臓器からの悪性腫瘍転移と思われた
内科から私のところへ

ずいぶんお元気で
体格もよく
とても病気があるようには思えない風貌だが
CTを見ると胃にも影が

内視鏡で確認したところ
やはり胃癌
そして肝転移

おそらく
病院に行く暇なんてない!
という生活をされてきたのだろうが
ここまで進むと完治の可能性はきわめて低い
抗がん剤治療を組み合わせ
とてもよく効いた場合でも
2年から3年延命できれば大成功 という状況

日常の様々なことは
体あってのモノダネ

手遅れになる前に
不調を感じたら
ぜひ基本的な検査だけでも受けていただきたいものです

春巻き

2011-02-14 | 想い・雑感
立春もすぎたから というわけでもないのだが
春巻きを作ってみた
具の味付けは成功したが
上げ方に失敗

170℃で揚げる…
と書いてあるので
その通りにしたら
皮がみるみる色づいていくので
早く上げざるをえない
すると巻き込んだ皮まで火が通らない

もっと低めの温度から
じわっと揚げねばならぬのではなかろうか

僅かなぬくもり

2011-02-14 | 想い・雑感
この冬は
晴れの日がほとんどないし
寒い日ばかり

くもり 雨 みぞれ 雪

だから
薄日が差しても
そのぬくもりに感謝し
僅かな陽光が少しずつ力を盛り返しているのを感じ
春の訪れが遠くないことを知る

厳しさを経験すると
僅かなことにでも
感謝しやすくなる
ありがたく感じることができれば
幸せを感じることができる

早く手術を

2011-02-12 | 想い・雑感
患者さんが私のところへ紹介されてくるときには
手術を受ける気満々で来られる方もおられる
外科に紹介されてくるわけだから
手術を受けて
きっぱり癌とお別れ
という意気込みである

しかし
手術には少なからざる危険を伴うわけだから
基本的には根治の可能性ありと判断しなければ
GO SIGN は出ない

手術の可否を見極めようとしている間も
いつになれば手術になるのかと
そわそわ イライラ

手術をすれば何とかなると信じているから
焦る気持ちもよくわかる

だから
第一選択が手術ではないと判断したとき
その理由をしっかり説明しなければ
その後の治療に納得していただけない
ただその説明をするためには
いかに進行しているかを伝えることにもなる

今や癌の治療を受けるには
ご本人にしっかり向きあい 理解していただかなければ
前に進むのが難しくなっている


2011-02-11 | 想い・雑感
静まり返った庭の土
冬の寒さに縮こまる

ところが今朝は生気が見える
冷たい土に生気が見える

まだ寒い朝なのに
芽吹く生気が動き出す
春を感じて動き出す

悩みや拘り無関係
自然は自然をそのまま感じ
構えることなく
生を継ぐ

焼き豚レシピ

2011-02-11 | 想い・雑感
焼き豚レシピをネットで見ると
千差万別 雨あられ

ちっとも焼かない焼き豚
オーブンでじっくりの焼き豚
フライパンで一丁上がりのお手軽法

いったいどれが正統?

適当に組み合わせて作ってみた

意外とうまい

何度か適当に作ってみよう


ネットで情報集め
取捨選択が難しい

寄り添う

2011-02-11 | 想い・雑感
御高齢のKさんには
息子が 娘が 寄り添っている
いつも いつも 傍にいる

妻を失った数日後に体調を崩し
胃癌の診断で紹介されてきたKさん

癌の根治手術は無理な状態で
バイパス手術のみを行った

今後は体調見ながら
抗がん剤を試していく

いつも寄り添う子供がいれば
何とかやっていけそうだ

それにしても
癌の状態としたら厳しいが
いろいろ会話を交わしながら
ともに歩む親子を見ると
少しうらやましい

マジック

2011-02-10 | 想い・雑感
趣味でマジックをかじっている

マジックなんて嫌いだ
という人もいるが
そういう人はおそらく騙されている感じが嫌なんでしょうね

マジックは騙すというより
人の錯覚をお互い楽しむというものだと思うので
騙されたなんて思う必要はないのにね


マジックを通じて
錯覚
というものを目の当たりにすると

結局人間
事実なんて見ていなくて
勘違いで生きている
という面がかなり多いのではないかと思い
物事に対して
目くじらを立てることが少なくなるような面もありますよ

まあ
肩の力を抜いて
現象を楽しみましょうね