Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

ぷらーり

2008-07-25 | 想い・雑感
実に暑い毎日
早朝は若干過ごしやすいが
なかなか涼しいという状況ではない

あさ自転車で通勤
ぷらーり ぷらりと
ペダルを漕ぐ

筋肉からの熱の放散を極力押さえ
ほほをなでる風を感じながら
汗をかかないように走る

それでも職場に着いたときには
汗が吹き出てくる

本当に暑いねぇ

在宅

2008-07-25 | 医療・病気・いのち
2ヶ月ほど前から
自分の最後を
恐らく強く意識されていたであろうKさん
何度か入院をお勧めしても
通院にこだわった

いよいよ全身倦怠感が強くなり
救急外来を受診後入院となった
入院後少し体調が持ち直すと
自宅へ戻りたいとの願いはまた強くなった

たまたまKさんの近くには
在宅での緩和ケアを行ってくれる医師がおられた
とても幸運なことである
在宅診療をしますと看板を掲げていても
緩和ケアをきちっと行ってくれることは
まだまだ十分とは言えない状況である

全身倦怠感が強く
様々な癌の末期症状が出現している状況で
体に対する不安が強いであろうに
やはり家で過ごしたいという想い

Kさんのように
その想いに応えられる環境を手に入れることは
難しい場合がほとんどであろう

一般的にアンケートをとれば
最後は病院で迎えたいという人が
最も多いということだが

家族に多大な迷惑を欠けるわけでなく
医療もある程度受けられる
という保証があれば
自宅で最後を迎えたい
という方の割合はずっと増えるのではないだろうか

自覚症状

2008-07-21 | 想い・雑感
自覚症状
ご自分が感じる様々な体の異変
これは他人にはわからない以上
ご本人に教えていただくほかない
そして聞くほうは訴えに耳を傾けなければならない

ただ聞いた訴えをどう捉えるかは
なかなか難しい問題だ

例えば癌の患者さんから
頭が痛いという訴えがあった場合
かぜ?
頭痛持ち?
精神的?
高血圧?
脳血管障害?
癌の脳転移?骨転移?
眼科疾患?
耳鼻科疾患?
発熱によるもの?
抗がん剤の副作用?
神経痛?
・・・
様々な状況が頭をよぎる 

他の症状や検査所見を見ながら
原因を探るわけだが
なかなか判断が難しい場合もあるし
要因が複合的になっている場合もある

そんなこんなを考えながら
患者さんの訴えを聞く

路面電車

2008-07-20 | 想い・雑感
久しぶりに路面電車に乗った
かつて我が故郷にも
路面電車が走っていた
そのころ電車といえば路面電車であり
鉄道を走る主役はあくまで汽車
そう 蒸気機関車だった

夏休みに海水浴に行くときには
蒸気機関車にひかれる
客車に乗り込み
胸をわくわくさせていたものである

トンネルが近づくと
みな大急ぎで客車の窓を閉める
閉め忘れると
機関車の吐き出した煙が
客車へと流れ込んでしまうのだ

そんなかすかに残る風景を思い出しながら
路面電車の短い旅を楽しんだ

自然治癒

2008-07-20 | 想い・雑感
SF映画に出てくる
ロボットやサイボーグ
銃弾などで傷ついても
みるみる治り元通り
などという場面を見かける

すごいもんだねぇ!!

でも普通の生き物だって
怪我をすれば
体の力で
多くは治って行くんだよね
すごいもんだねぇ!!!

まあ数秒で治るというわけには
いきませんけどね

timber !

2008-07-19 | 想い・雑感
倒れるぞー!!

木こりがそう叫ぶ様を
小学生の頃
真似して喜んでいた時期があった

社会科の授業で見た
ビデオか何かの光景を
真似したわけである

ゆっくりと傾きはじめた大木が
どんどん勢いを増し
倒れ伏す
途中で止めることなどできない

人生を
「己が自分の死に向かって
傾斜していく長い過程」
と表現した人がいるらしい

傾斜していく時期や速さは
人により違うだろうが
止めることができないことは
万人に共通している

店選び

2008-07-18 | 想い・雑感
学会で札幌に行ってきました
ラーメン好きの私は
情報収集をして
とあるラーメン屋に4人ばかりで突撃

ものすごい行列
諦めた私たちは
近くのラーメン横町のなかで
流行っているところへ鞍替え
これがなかなかうまかった

私はみそラーメンを食べたのですが
さすが本場なんて思いながらいただきました

翌日夕方の4時頃
まだそれほど人が多くない頃に
その有名店に再突撃
…なんでここに人が並ぶの…

ちょっと観察していると
どうも地元の人はそれほど入っておらず
旅行者ばかりのようで

やはり旅先では
自分の感性で店を選び
まずければ諦める
という姿勢が良いようです

おいしくないと…

2008-07-18 | 想い・雑感
学会で
あまりなじみのない町へ行くとき
おいしいお寿司屋さんを聞くと
多くの場合高級な(高い)お寿司屋さんを教えてくれる

ちなみに私は
魚のおいしい地域に住んでいるので
高いばかりでさほどおいしくない寿司屋に
辟易とする

確かに高級寿司屋は
包丁をたくさん入れて
手の込んだことをするのだが
すしは
魚としゃりが勝負でしょう
そこんとこが大したことなければ
後をいくらごちゃごちゃやったって
意味無いよねぇ

2008-07-14 | 想い・雑感
昔は朝や夕方に
どこからともなく寺の鐘が聞こえたもの

最近では
寺で鐘をつかなくなったのか
撞いてもその音がビルなどでさえぎられるのか
年末くらいにしか
鐘の音を聞かなくなった

夕刻に鐘がなれば
子供たちは家路へ急ぐ時分ということだったが
時刻を知らせるばかりが
鐘の役目ではなかろう

行事や儀式の合図
衆生への警告
極楽往生への願い
百八の鐘 など色々あるはず

私の場合
その音に耳を澄ませば
徐々に消え行く音とともに
心も静まっていく

心穏やかならざる出来事の多い現代
鐘の音が聞こえてこぬなら
せめて仏壇の
鈴(りん)をならし
心を静めますか

薬味

2008-07-13 | 想い・雑感
冷や奴がおいしい季節

小ネギ
大葉
ミョウガに
生姜

いろいろな薬味をのせていただくと
幸せを感じる

昔から
医食同源 とか 薬食同源 とか言われるように
食はお薬という意味合いもあるようで
薬味という言葉は
食事に味と共に薬効を加味してくれることを表しているのだろう

薬味をあまり食さないひとは
体がそれを欲していないのだろうか
私はたっぷりのせるのが好きだ
それだけ体が傷んできたのかなぁ

日めくり

2008-07-10 | 想い・雑感
以前は日めくりカレンダーをよく眼にした
最近は私自身使ったことがない

新年を迎えたときは
堂々とした厚みを誇った
カレンダーが
日一日と身を細らせていき
一年の終わりが近づけば
台紙からのでっぱりが
ほとんどなくなってしまう

さてさて私たちそれぞれの
日めくりカレンダーは
あと
どれくらいの厚さなのでしょうか

わからない方が幸せなのかもしれないし
わかったほうが良いと思う人もいるかもしれない

癌の末期と言われた方は
それがあまり厚くはないと
気づかされてしまった方

その心細さや やるせなさ
不安 恐怖 胸の苦しさ

それらをきれいさっぱり
とってあげることができないなら
せめて寄り添ってあげたい
寄り添っていてほしい

朝顔に・・・

2008-07-10 | 想い・雑感
数年前に種を播いていた朝顔
昨年も花はつけたが
垣根に巻きついている程度であった



ところが今年は垣根の高さを越え
傍の木にその蔓をのばし
花をつけている
一瞬その木の花かと思う

木と朝顔は
それぞれ自分の生を充実させているだけなのだろうが
そのハーモニーが面白い

人と人も
それぞれが自分の人生をいきつつ
互いに調和ある関係が築けると
面白く 味わい深い

カナブン

2008-07-05 | 想い・雑感
虫に
ガラスの存在を
理解することはできない


光に誘われ
わずかな隙間から
病院の中へ滑り込んだ
カナブン

日が昇り
自分の住処へ返ろうにも
どこから飛び立てばよいのか
ワカラナイ

廊下で
腹を上にして
動かない

分かったつもりで
ちっとも気付いていないことが
山のようにある人が

絶命したカナブンを
笑えるのか
出口の分からなくなった
カナブンを

葉葉清風を起こす

2008-07-03 | 想い・雑感
人との交流はさらりとしたものがよいのかもしれないが
何らかの交流があれば
別れには寂しさがつきものだろう
会っている時よりも
別れのときになり分かれ難さを強く感じる

そんなときに
爽やかで
 穏やかで
  サラリとした 清風とともに
互いに分かれることができるとよいのかな

一期一会という言葉は知っていても
私たちの多くはそれを実感していない
だから日常の別れは淡白に行えるが
次いつ会えるともわからないというときや
きっと二度と会えないという別れの時に
さらりと分かれるなどというのは
至難のありようでしょうね

まあ私とすれば
この世におさらばするときに
「それでは御機嫌よう」
などと言ってみたいと思っているけど
さてどうなりますか