報復

言われたら 言い返す

やられたら やり返す

喧嘩はちっとも収まらない
報復は連鎖する

御旗

手前勝手な正義の御旗
高く掲げて
襲いかかる

たとえあなたの正義でも
こちらにとっては
甚だ不正義

正義　不正義
ぶつけても
解決策は見つからない

テロだけがそうでなく
戦争みんなそうだろう

のんきに過ごしにくい
時代の雰囲気

なんだかなんだか
心配　不安

メモリー

学生時代を過ごした町を
久しぶりに訪れると
道に迷ったりしてしまう

道の繋がりが
大きく変わった風ではないので
頭の中の地図の方が
ずれてきているのだろう

記憶は時とともに
変化し変質していくようだ

いろいろなことの中から
自分に都合が良いことや
自分を支えてくれるような事だけ
メモリーの表舞台に
並べてくれるのかもしれない

でも
勝手に美化してはいけない記憶もある

罠

街の中で動物に対する罠をかける必要があるのか

一昨日裏庭にやってきた子猫は
前足に金属製のわなが食い込んでいた

あげた餌を食べる姿は
まだまだ生命力あり

ただ捕まえようにもなかなかむつかしい

デッキ下に入り込んだ子猫を
どうにか外に出そうとしても
金属音を響かせて隅に逃げ込む

今朝家族総出で何とか保護し
動物病院へ

体力を見極めたうえで
可能ならば手術をしてくれることになったが
やはり片足を落とすしかないかもしれない
とのことであった

罠をかけた人は
かかった猫を見て
罠の途中から外したから
うちに逃げ込むことができたのだろう

中途半端なことをするなら
最初から罠など設置しないでほしいと思うなぁ

食事に

親と食事をともにした飲食店
前を通ると浮かび上がる思い出たち

もっといろいろなところで食事をし
多くの会話を楽しみたかった

過ぎてしまえば
叶わぬ願い

今に向き合い
その時々に
想いを込めて
一歩一歩大切に

ムク

出会えた喜びの先には
別れの悲しさがある

片方だけを
望むことは出来ない

12月21日で15歳となるmukuタンが
今日旅立った

腎機能が落ちており
もう長くないかもと言われていたが
比較的平穏な日々であった

なんとなく認知機能が落ちているようだったが
食事もよく食べていたので
まだ大丈夫だろうと思っていた

ところが夕方
mukuが息をしていないと息子が気づいた

最後を見守ることができなかった
悔いは残るが
本当によく生きてくれた

たくさんの微笑みをありがとう

落語

通勤途中に
時折落語のCDを聞く

そんな時は
ちょっとくらい渋滞していても
気にならなくなる

でもいつも聞こうとすれば
鬱陶しくなったりする

何事も
適度な状況というものが
あるね

音楽 ニュース 教育…
何も聞かないほうが
心安らかになるときもある

また
緊張を解き放つはずの落語が
却って心を逆なでることもある

ココロの動きは
不思議

食べ過ぎ

猫のタマには
吐き癖がある

周りの猫を気にしながら
ささっと食べ
少し経つと吐いてしまう

痩せるわけではないから
栄養は取れているようだが

どうせ吐くなら
もう少し少なめに食べれば良い
と思ってしまう

しかし私にそれを
言う資格はない

子供の頃から
大のカレー好き
家では毎週土曜日はカレーの日と
してくれていた

幼稚園の頃か小学校の低学年の頃か
カレーの日はつい食べ過ぎ
しばらくして吐く
なんて事が再々あった

ありがたい事に
怒られはしなかったが
少しゆっくり食べれば良いのに
と言われておりました…

御者

御者が馬車を進めていく
繋がれた馬を制御し
目的地向け
適度な速度で進めていく

御するものがうまくなければ
何処に向かっていくかわからない
速さも安定しないだろう

車は生きてはいないが
馬と同様
馬車と同様
その進みは御者次第

そう運転はドライバー次第
コントロールを失うようでは
御者とは言えない

ところで核燃再処理施設に関しては
その御者自体が不在と言う

ただでさえ御し難き核なのに
誰も責任を取れない

責任を取る気がない
というのが政府の意思
という事ですね

ゆっくり

凸凹道があたりまえだった頃
アスファルトの道が素敵だった

自転車は苦もなくスッと走るし
泥濘はなく泥水もはねない
バスや車で酷く体を揺らされることもない

行き交う自動車のスピードが上がり
目的地に素早くつくようになった

今や
高速道路網が随分整備され
遠くまでも以前よりかなり短時間で
到達できるようになった

それで
皆が余裕をもつようになったか

もっと早く着きたくなったようで
さらにアクセルを踏み込む

制限速度より
20~30㎞／時以上スピードを出さなければ
損だとばかりにかけて行く

リニアが開通しても
またそれなりに
大急ぎ

ということになるのでしょう

急かされるのは
嫌だなぁ

手帳

今年も２ヶ月ありません
来年の手帳を買いました

ここ数年は
スマホカレンダーで済ませていたから
久しぶり

あと何度
買うのだろう

いろ

足元を見ながら日々を生きている
ふと見上げた街路樹が
わずかに色づき始めている

季節ごとの
当たり前の変化に驚く

個人差は大きいが
人も人生の季節ごとに変化する

色気付くころ
色に染まる頃

皆さんそれぞれおありでしょうが
ほんの少しでも色を残した状態で
ハラリといきたいもの

揺れるこころ

心は常に
揺れ動く

これをコントロールするなんて
至難の業

自身の心を制御できずにいる人々が
寄り集まって社会が存在

そんなものだと
あまり目くじら立てずに
やっていきたいし
やってほしいね

のんびり穏やかに

幻

３２～３年ぶりの友
お互い年相応の変化が表れているが
彼の表情　身のこなし
学生時代とちっとも変わらない

久しぶりだというのに
昨日分かれて今日また会った
という気分
何の違和感もないのが
実に不思議

人生
長いようだが
一瞬の出来事なのだろう
夢であり幻なのだろう

あくせくせずに
今を味わいたい