前回、某製薬会社の工場に隣接する
「内藤記念くすり博物館」の敷地内に在る
「薬用植物園」を訪れて、園内を
歩いていた時に、ガラス瓶を洗う
ブラシの様な形をした白い小花が
集まって沢山咲いている植物を見つけ
何という名前の植物だろうかと思い
近寄って名札を見てみると
「イブキトラノオ」の名前が書いてありました
爺やは、この植物を夏の季節に訪れた
伊吹山のお花畑で見た事は有りましたが
平地で実物を見るのは今回が初めてで
予想もしなかった場所で、偶然に
見る事が出来ましたが、伊吹山で
見たものに比べ、小ぶりに見えました
・・・画像のアニメは、「Giam」を使って作成しました。(画像4枚)・・・
山地帯から高山帯に分布し、日当たりの良い草地に群生していて
ひとつひとつの花は、さして見栄えはしませんが
群生しているのは見事で、高山草原のお花畑には欠かせない存在となっていて
花の色は普通白色か淡紅紫色ですが、生育場所によっては淡紅紫色ばかりの所もあり
「トラノオ」と名前の付く植物名を聞くと「トラノオの仲間」だと思いますが
「トラノオ」と云う名前が付く植物には「タデ科」や「ゴマノハグサ科」
「サクラソウ科」等多岐に渡っていますので、科の特定には注意が必要です
「イブキトラノオ」は夏の季節になると、花茎の先端に長さ6cm位の
白色か淡紅色の花穂を付け、特に伊吹山に多く自生していて
長い花穂を「虎の尾」に見立てた事から、名前が付けられたと云われ
この植物の根茎の形が拳の様なので、「拳参(ケンジン)」と云う生薬名が有って
口内炎・咽喉炎・扁桃炎・出来物等に効能が有ると云われています
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