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道路脇にある空地の中で黄色い花が沢山咲いているのに気が付き
雑草を踏み分けて、その花の近く迄行って見たら
花の形から、最初は「ノアズキ」かと思ったが
良く見てみると、花近くに出来ている豆果の形が
扁平では無くて細長い筒状で、アズキに似ていたので
「ヤブツルアズキ」ではないかと思った
「ヤブツルアズキ」は、マメ科の蔓性・一年草で
本州から九州地方の野原や土手等の日当たりの良い草原や林縁の草地等に生育し
茎が3m程の長い蔓になり、葉、豆果、種子が小さくて
種皮が暗緑褐色で有る他は、「アズキ」に酷似しているので
栽培される「アズキ(小豆」)の原種であると考えられ
ただし栽培する「アズキ」は、ツル性ではなく茎は直立している
「ヤブツルアズキ」は初秋の頃、葉腋に数個花を付けて咲き
花径は1.5cm程で、花冠は鮮やかな黄色をしたほぼ円形で
マメ果は長さ8cm前後の細長い筒状で
晩秋になると、豆果は緑色がかった黒紫色に熟し
ほぼ球形をした径3mm程の、とても小さな種子が10個位入っいる
「ヤブツルアズキ」は2,000年程前に、中国から日本へ伝わったと云われ
美しい赤色が呪術的な意味合いを持ち、古くから魔除けに用いられ
転じて、めでたい席の赤飯等に使われるようになったと云われ
その風習が脈々と受け継がれ、今でもめでたい席にアズキの赤飯が出されている
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