当地では最高気温が前日より5℃高い14℃迄上がり、「立春」に相応しい暖かい日と成り
「節分」という言葉には、「季節を分ける」と云う意味が含まれていて
言い換えれると、「季節の変わり目」という意味に成るので
「季節の分かれ目」とは、立春・立夏・立秋・立冬の事で
本来は春・夏・秋・冬の、どの季節にも「変わり目」が有って
その前日を「節分」と云い、一年の季節は「春夏秋冬」と書く様に
一年の始まりは「春」に成っていて、この「春」の始まりが「立春」なので
「立春」の前日である2月3日が「節分」として、広く認知される様に成り
その「春」が始まる前日、すなわち新しい一年が始まる前日に
「これから始まる新しい一年が、不幸や災いの無い一年に成ります様に」との
願いを込めて、神社仏閣や各家庭等で2月3日の「節分」の日には
「鬼は外、福は内」と言いながら豆撒きをして、歳の数の豆を食べる習わしが有って
最近では「恵方巻き」を、その年の恵方と云われる方角を向きながら無言で食べると
幸運が訪れると云われ、この「恵方巻き」は元々関西地方のみで行われていた風習だと
云われていましたが、平成10年に或るコンビニが節分用に「丸かぶり寿司 恵方巻」との
商品名で太巻き寿司を全国販売したところ、消費者に受け入れられて
ここ数年の間に全国的に急激に広まって、今や日本の北から南迄
「節分」の日に、その年の恵方に向かって太巻きを鬼の金棒に見立てて
「邪気を祓う」と云う意味のある、切らずに長いまま太巻きを食べる事で
「縁を切らない」や「福を巻く」と云う意味も含まれ、「祓鬼来福」の祈念をしながら
太巻き寿司を無言で、まるかぶりで食べる風習が定着する様に成り
爺やの家庭でも、昨日の夕方に今年の恵方「東北東」の方角を向いて無言で
まるかぶりで食べながら、家族の健康と幸せを祈りましたが
昨年頃から、この恵方巻の大量の売れ残りが問題と成っていて
関西地方の或る大学教授が、恵方巻きの消費人口を約3213万人と推定し
1本800円で計算して、販売総額を約257億円と見積もり
スーパーやコンビニへの調査等から、廃棄率を4%と仮定して
計算したところ、損失額を約10億3千万円となったとの記事を
爺やは2月1日に読み、売れ残った大量の恵方巻が廃棄処分となり
その損失額が、余りにも多いのに驚いてしまいましたが
今年は農水省が業界団体への文書の中で、大量生産をやめて
廃棄物を少しでも減らすようと、呼びかけていましたが
果たして、その結果は如何になったのでしょうか?
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