花咲爺やの気まぐれ通信

日々の出来事等を き・ま・ぐ・れ・に発信

イチゴの様な赤い実が・・・

2012年01月15日 | 雑草の仲間

フユイチゴの赤い実 1


先日の午後、低山の小さな沢沿いの道を歩いていたら
群生して、道の山側の地面を這う様に伸びた植物の茎に
小さな球形の赤い実が、固まって付いているのを見つけた

フユイチゴの赤い実 2


見た所、イチゴの仲間様に思えたが
名前が解らなかったので、家に戻ってネットで調べてみると
葉や果実の形、果実の付く季節から考えて
日本の関東地方以西の本州や四国、九州の低山地の林床や林縁に生える
バラ科キイチゴ属・常緑小低木の「フユイチゴ」ではないかと思った

ネットに依れば、「フユイチゴ」はつる植物の様に匍匐して地表を這い
葉には長い柄が有り丸い心形をしていて、縁は浅く5裂し鋸歯が有り
裏面には毛が密に付き、9~10月に白い五弁の花を5~10個程付け
12月~翌年の1月に赤い集合果をしたキイチゴの形となり
食用出来て、キイチゴとしては旨い方だと書いてあった

フユイチゴの赤い実 3


また現在の絵入り百科事典にあたり、1712年頃の出版と云われる
「和漢三才図会」には「果実は甘くて酸五臓を安んじ、精気を益し
志を強くし力を倍す、久しく服すれば身を軽くし老いず」との記述が有り
その頃からこの「フユイチゴ」には滋養強壮、老化防止の薬用が有ると
考えられていたとも書いてあり、古くから知られている植物だった


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