群生して、道の山側の地面を這う様に伸びた植物の茎に
小さな球形の赤い実が、固まって付いているのを見つけた
名前が解らなかったので、家に戻ってネットで調べてみると
葉や果実の形、果実の付く季節から考えて
日本の関東地方以西の本州や四国、九州の低山地の林床や林縁に生える
バラ科キイチゴ属・常緑小低木の「フユイチゴ」ではないかと思った
ネットに依れば、「フユイチゴ」はつる植物の様に匍匐して地表を這い
葉には長い柄が有り丸い心形をしていて、縁は浅く5裂し鋸歯が有り
裏面には毛が密に付き、9~10月に白い五弁の花を5~10個程付け
12月~翌年の1月に赤い集合果をしたキイチゴの形となり
食用出来て、キイチゴとしては旨い方だと書いてあった
「和漢三才図会」には「果実は甘くて酸五臓を安んじ、精気を益し
志を強くし力を倍す、久しく服すれば身を軽くし老いず」との記述が有り
その頃からこの「フユイチゴ」には滋養強壮、老化防止の薬用が有ると
考えられていたとも書いてあり、古くから知られている植物だった
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます