IPAから、7月の呼びかけが・・・

爺やが「セキュリティ対策情報」の「メールニュース配信」を申し込んでいる
「独立行政法人・情報処理推進機構（IPA)」から　オンラインバンキングに於ける
不正送金の被害が増加傾向にあり、警察庁に依れば2014年の国内における被害額は
5月9日の時点では14億円を超え、既に昨年の被害総額を超えていて
IPAでは過去3回に渡り「今月の呼びかけ」 に於いてもオンラインバンキングに
関する注意喚起を行いましたが、上記の通り被害が後を絶たず
だます手口にも巧妙で変化がみられる事から、改めて7月もその呼びかけが有りました




主要都市銀行でも、今年の5月中旬にインターネットバンキングの
不正送金事件が発生し、顧客がパスワード等を入力すると同時に
別の口座に不正送金をするウイルスが見つかったと伝えられています




今迄の手口は、利用者のパソコンをウイルスを感染させる事で
不正なポップアップ画面を表示さて、その画面で送金に必要なIDやパスワード
乱数表の数字等の情報を利用者に入力させて、送金に必要な情報が第三者に渡り
第三者は、窃取した情報を悪用して手動で不正送金を行う事でしたが
5月に発生した新たな手口は、利用者のパソコンにウイルスを感染させる事で
不正なポップアップ画面を表示させ、その画面にて送金に必要なIDやパスワード
乱数表の数字等の情報を利用者に入力させ、入力させた情報が即座に悪用されて
第三者の口座への不正送金がリアルタイムに行われてしまう事例で
ウイルス感染の手口には、ウェブサイトに予め仕掛けをして於いて
閲覧しただけで感染させる手法を初めとして、幾つも有ると云われています





利用者にとって、必須の基本対策を取る事に変わりはありませんが
一方で、利用者がきちんと対策を行っていても、いわゆる「ゼロデイ攻撃」と云う
修正プログラムが提供される前迄に、ソフトウェアの脆弱性が悪用されて
ウイルスに感染してしまったり、企業のサーバー自体が不正アクセスを受け
サーバー上のファイルがウイルスに置き換えられて、それを一般利用者が
ウイルスと知らずにダウンロードし、ウイルスに感染してしまう場合もあって
自分のパソコンが、ウイルスに感染する可能性を完全に排除出来ないのも現状なので
オンラインバンキングの普及により、窓口やATMに出向く必要が無くなる等
利便性は大幅に向上しましたが、それと相まってリスクも増大していますので
是非、他人事と思わずに十分な注意と対策を実施し、被害防止に努めて下さいと
IPAから7月の呼びかけが有りましたので、本日ご披露させて頂きました


ネットバンキングの不正送金事件の詳細につきましては、こちらからどうぞ