浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「ブッダのことば」より。

2016-12-15 02:11:08 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

 
               第三 大なる章 

                六、サビヤ

そこで、遍歴行者サビヤは師の所説をよろこび隋喜し、
こころ喜び、楽しく、嬉しく、欣快の心を生じて、さらに尊師に質問を発した。

533、サビヤがいった、
      「何を得た人を〈学識ある人〉と呼ぶのですか?
      何によって〈すぐれた人〉となるのですか?
      またいかにして〈行いの具わった人〉となるのですか?
      〈遍歴行者〉とはそもそも何ですか?
      先生!
      おたずねしますが、わたくしに説明してください。」

534、師は答えた、
      「サビヤよ。教えを聞きおわって、世間における欠点あり或いは欠点のないありと
      あらゆることがらを熟知して、あらゆることがらについて征服者・疑惑のない者・
      解脱した者、煩悩に悩まされない者、〈学識のある人〉と呼ぶ。

535、諸々の汚れと執着のよりどころとを断ち、智に達した人は、
      母胎に赴くことはない。
      三種の想いと汚泥とを除き断って、妄想分別に赴かない、
      ―――かれを〈すぐれた人〉と呼ぶ。


                     ~ 感謝・合掌 ~



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