浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「ブッダのことば」より。

2016-12-13 00:08:30 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の「御講演ブッダのことば」より ~

              
               第三 大なる章 

                六、サビヤ

527、全世界のうちで内面的に外面的にも正邪の道理を知っていて、
       人間と神々の崇敬を受け、執着の網を超えた人、
       ―――かれは〈聖者〉である。

そこで、遍歴のサビヤは師の所説をよろこび隋喜し、こころを喜び、
楽しく、嬉しく、欣快の心を生じて、さらに師に質問を発した。

528、サビヤがいった、
      「何を得た人を〈ヴェーダの達人〉と呼ぶのですか?
      何によって〈知りつくした人〉となるのですか?
      いかにして〈勤め励む者〉となるのですか?
      〈育ちの良い人〉とはそもそも何なのですか?
      先生!
      おたずねしますが、どうかわたくしに説明してください。」

529、師は答えた、
       「サビヤよ。道の人ならびにバラモンどものすべてのヴェーダを弁別して、
       一切の感受したものに対する貪りを離れ、一切の感受を超えている人、
       ―――かれは〈ヴェーダの達人〉である。


                  ~ 感謝・合掌 ~ 


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