~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~
講演 二
「神仏なるがゆえに 当体は大神体なり」
大神体であり、大神霊であり、また神仏である故に、
意識そのものが神仏であれば、現れた当体、
つまり物質化した大宇宙の姿そのものも
巨大なエネルギーが動かしているのであり、
このエネルギーこそが神です。
この小さい私たちを見ましても、現れた当体、
つまり肉体は神の神殿です。
肉体こそ、人の手をもって造ることのできない神が、
自然が造り給うた神殿です。
私たちの肉体こそ「神の宮」です。
この巨大な大宇宙そのものは大神体です。
「神殿にお参りするにはどこそこへ行かなければいけない」とか、
「神様の便所を掃除したらうまいこといくのや」とか言いますが、
この地球そのものが神のご神体です。
なのに、定められた場所へ行かなくては
神様はおられないということなどあるはずがありません。
どこへ行きましても神の慈愛は満ち満ちております。
たとえトイレの中であっても、
生まれたままの姿でいるお風呂の中であっても、
神の自愛は満たされています。
ですから、
ある特定の場所にしか神様はおられないというのは
間違っておりますね。
正法を学び、正法の大神殿を説きながら、
信者さんには正神殿と称するものを、
高額な金で頒けている方がありますが、これはおかしなことです。
地球が御神体であり、しかも神殿です。
ドッジボールほどの大きさの地球儀を持って来て下さい。
恐らく日本は小指の大きさもないはずです。
このドッジボールが神の御神体としましたら、
日本という小指にも足りない国の、
しかも何県の何市という場所はもう針の先で突くようなものです。
そんなところだけに神様がおられるはずがありません。
地球はすべて神様の慈愛に満たされております。
私の周りにも神の慈愛に満ち満ちております。
神を理解させてもらい、
私たちの心の中にも同じ神様の意識がいて下さることを自覚し、
強い信念を持ってそれを信じたらいいのです。
その時、神の力が現れます。
何十年も苦しんでおられた方が、
わずか二、三分で救われる場合がたくさんあります。
病気の種類にもよりますけれど、ただ「治りなさい」と言えば、
治って下さいます。
それには神を自ら自覚させていただくことです。
そのためには神様の存在、神の御心をよく知ることですね。
我が内にもその神様とまったく同じ神の分け御霊が
宿り給うことを知ることです。
その時、神様は私たちを通してその御業を現わし給います。
さもないと、そういうことが起きるはずがありません。
~ 感謝・合掌 ~