恩師のご講演ラジオ放送より
心の扉―1
主題:苦しみは自分の心の中から生まれる
先の続き・・・
人様に尽くさせて貰おうと思えば、
それだけになります。
ありがたいなぁ、と思うときは、
その心だけを持つことができます。
そうすれば、不足の心は消えます。
ありがとうございます。
心からこう言えば、
他の心が入る込むことはありません。
愚痴も出ませんし、怒ることもできないのです。
これはさっき話ましたように、
心は一つしか思えないからです。
感謝しながら腹を立てたりできません。
一日のうちで一時間、いえ、せめて五分間、
心からありがたいと思う時間を持てたら、
その人の二十四時間の内、
五分間は心が感謝の心で満たされているわけです。
つまり、他の心は入れないのです。
魔が心に入ってきません。
これがもし、一時間、感謝の心を持ちますと、
一日の内、一時間は安らぎの時間が保たれます。
その間に一切の苦しみの原因は
入ってくることはありません。
一日を感謝の心で満たせば、一生の内、
その一日は心の中に曇る原因を作らずに済むのです。
最初は無理やりでもかまいません。
感謝の対象を見つけて、感謝していったらいいのです。
声に出して、ありがとうございます。と、
言えばいいのです。
やがて心は喜びに満たされます。