恩師のご著書「講演集」より
講演集、 三
曇りのない幼子には神の光が見える
今日お見えになっているAさんが、
今負ぶっていられるのは、生後十カ月の
赤ちゃんです。
「神よ、どうぞこの新しい命に光をお与え下さい。
祝福をお与え下さい」と、
祈っておりますと、誰も教えていないのに、
ちゃんと正座なさって合掌されたのですね。
何とも清らかな赤ちゃんのお姿です。
その写真がここにありますから、
あとで見せてもらって下さい。
ほんとうに仏様ですね。
こういう幼い子は、神の光を見ることができるのです。
それは心に曇りがないからです。
今おいでにいただいているY先生のお孫さんも、
幼い頃に、「ああ、光ってる、
光ってる。お母ちゃん見えないの?」と、
言っていました。
お母さんには見えないのですけど、
幼い魂は神の光をちゃんと見ておられるのです。
窓も天井も畳もみな光っていたのですね。
家でおじいちゃんがどんな色だったかと、
金や銀の入った色紙を買ってこられて、
その光と同じのがあるかと尋ねられたら、
金色の紙を指して、「この色だ」
と言ったのですね。
おじいちゃんは理科の先生で科学者です。
だから、暗示を与えてはいけないので、
この中にその色があるかというように
尋ねられたら、「これだ」と指さしたそうです。
金色に光り輝いているのですね。
すばらしい一つの現象です。