浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2023-05-22 00:18:10 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「講演集」より


         講演集、三

       先祖供養の窮極の目的

先の続き・・・

その証拠に、こういう例があります。
或る宗教を信仰される方が、
拝めば拝むほどご利益があるのだと言って、
いっぱいの霊を集めて拝んでいたのです。
その場所が狭いお宅だったらしくて、
箪笥の上に祀ってあったのですね。

南無妙法蓮華経と一年ほどやっておられて、
夜、その人が休まれてうとうとしていると、
その霊が箪笥の上からドスンと飛び下り、
ミッシミッシと歩いてきて、ガッつと体を押さえます。
その方は金縛りになって、もう動けないようになるのです。
これはえらいことだと思って、さらに一生懸命拝みますと、
又、晩になると出てきます。

そういうことがずうっと続きました。
それで、「拝むのをやめなさい、止めてみなさい、
そしたら、それが無くなるでしょう」と言いまして、
その人が拝むのを止めますと、
その晩から下りてこないようになりました。
一生懸命拝んで霊を呼んでいるのです。
そして自分が押さえつけられています。

こんな結果がなぜ出るかと言いますと、
成仏されていない証拠なのです。
私はどこかへ行って、
お仏壇にお参りさせてもらいましても、
まあ三分から五分の時間です。


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