恩師のご著書「講演集」より
講演集、三
誤った信仰の怖ろしさ
先の続き・・・
ある時、そこの研修会だと言って、
動けないリューマチのお母さんを一人放って、
娘さんと息子さんが三泊四日の研修会に行ったのですが、
私には何とも言ってくれないので、私が訪ねると、
お母さんは一人で食事もできないでいますから、
私は朝、昼とお弁当を買いにいって食事を運んだのです。
私は無精で自分のご飯だったら、一度や二度は食べないのですが、
人の食事でしたらそういうわけにもいかないから、
お弁当を買ってきて運んでいました。
そうしているうちに、その方は完全に私ところから離れました。
というのは、その方は、夢の話をよくされるのです。
高橋信次先生が夢の中に出てくれて、こうこうおっしゃいましたとか、
私は弘法大師さんが出てこられてこうおっしゃいましたとか、
いろいろ言われるのです。
私は、「また夢のことを言っているのですか。
人間は目覚めて活動する日々の生活の中で魂の修行をしているのであって、
夢の中で修行はできません。