恩師のご著書「講演集」より
講演集、三
「行深般若波羅蜜多時」
そして智慧に到達する行いを日々深く実践した時、
「照見五蘊皆空度」
色、受、想、行、識の五つの人間の構成要素は皆、空である。
この「空」というのは、高橋信次先生は、形のない世界、
目に見えない世界と説かれました。
これは実体が無いということで、それを見通されたのです。
五蘊に囚われた時、それは「一切苦厄」すべて苦しみである。
災難の元であると、説かれたのです。
そして「般若心経」の中で最も大事なことは、
「色不異空、空不異色、色即是空、空即是色」です。