恩師のご著書「講演集」より
講演集、三
大樹に実る神理の実
私は大地にしっかり根を張らせて、
地震や大風に遭ってもビクともしないような大樹になりたいと思います。
その大木にはいっぱいの実をならせて、
小鳥とか栗鼠とかが私の実を思う存分食べてくれたらいい。
「この木の中はいい場所だな、ここにいれば安心だ」と思えば、
私の木の中に巣を作ってくれても結構、実をいっぱい食べて満腹すれば、
又、余所へ飛んでいってくれても、これも良し。
その母なる大地に自分の根をしっかり下ろして、神から栄養を頂き、
そして、神理の実をみのらせることです。
真理の実はいくらでも実のってくれます。
その実を皆さんが好きなだけ食べてくれたらいいのです。
心の糧としてもらったらいいのです。
飛び去るもよし、あの実はやはりうまかったと言って、帰ってきてもよろしい。
常に実をならせ続けたい、そのような存在でありたいと思っております。
去る方は自由です。
来てくれる方はこれも自由です。
いっぱい私の実を食べて下さい。
私の実は神のみ言葉です。
神理です。
それを日々の生活に実践していただいたらいいのですね。
去るもよし、来るもよし、風とか地震とかに揺れ動かない不動の心、
その不動心をつくって常に神の実をならせ続けていきたい、このように
願っております。
私から離れたら罰が当たるとか、そんなことは言いません。
言わないのが自然の姿だと思います。
ほんとうに為になるものならば、必ず集うてきます。
自分がどうこうは考えなくてもいいのです。
その証拠は、このように私のつたない話を全国の縁ある方々に
聞いていただくことが証明です。