浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2023-05-10 00:01:30 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

        恩師のご著書「講演集」より


             講演集、三

         誤った信仰の怖ろしさ

先の続き・・・

ある方が「長尾先生の光の近くに寄せてほしい」と言って、
家を売り払ってこの忠岡に引っ越してこられたのです。
私は「来たらいけません。
光は近くの者にも遠くの者にも関係ないのです。
心さえこちらに向けてもらったら、それでいいのです。
来るのは止めなさい」と言っているうちに、
とうとう引っ越して来られました。

それで私も放っておけないので、
どんなに忙しくても一週間に一度は必ずお訪ねしていました。
というのは、
その方のお母さんはリューマチで娘さんがお世話なさっているのです。
こちらに移ってくると聞きました時、私は周囲の者に、
「あの方はこちらに来ても、
どれだけ私が尽くしても、
必ず私の悪口をそこらじゅう言って歩くから見ていなさい」と
言っておいたのです。

それが私は分かるから、
その方の為にできるだけのことをさせてもらって尽くしました。
一週間に一度は必ず行って光を入れたり、
治療をさせてもらったりして、
その方の為に尽くさせてもらっていたのです。
こちらに越してきてしばらくしてから、
その方はさほどお話した大阪の自称
イエス・キリスト様に縁ができたのです。
そして、私の所からそちらへ替わっていきました。
そうしますと、私の悪口をいっぱい言ってくれるのですね。
前もって私が予測していた通りにしてくれます。


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