恩師のご著書「講演集」より
講演集、三
誤った信仰の怖ろしさ
先の続き・・・
ある方が「長尾先生の光の近くに寄せてほしい」と言って、
家を売り払ってこの忠岡に引っ越してこられたのです。
私は「来たらいけません。
光は近くの者にも遠くの者にも関係ないのです。
心さえこちらに向けてもらったら、それでいいのです。
来るのは止めなさい」と言っているうちに、
とうとう引っ越して来られました。
それで私も放っておけないので、
どんなに忙しくても一週間に一度は必ずお訪ねしていました。
というのは、
その方のお母さんはリューマチで娘さんがお世話なさっているのです。
こちらに移ってくると聞きました時、私は周囲の者に、
「あの方はこちらに来ても、
どれだけ私が尽くしても、
必ず私の悪口をそこらじゅう言って歩くから見ていなさい」と
言っておいたのです。
それが私は分かるから、
その方の為にできるだけのことをさせてもらって尽くしました。
一週間に一度は必ず行って光を入れたり、
治療をさせてもらったりして、
その方の為に尽くさせてもらっていたのです。
こちらに越してきてしばらくしてから、
その方はさほどお話した大阪の自称
イエス・キリスト様に縁ができたのです。
そして、私の所からそちらへ替わっていきました。
そうしますと、私の悪口をいっぱい言ってくれるのですね。
前もって私が予測していた通りにしてくれます。