~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~
講演 四
「大宇宙は大神体なるがゆえに
この現象界の地球も神体なり
神体なるがゆえに大神殿なるべし」
先の続き・・・
このようなものに一銭も使わなくても、
ご先祖様になぜ迷うかを分かってもらい、
反省することによって救われていただけます。
「どうぞこの地上界におられました時の
ご自身の生活を振り返ってみて下さい。
私たちは自分の心を苦しめますと、
神様が凄く苦しまれます。
神は罰をお当てになりなせんが、
この世は私たちが神の御心から一メートル離れたら、
一メートル分の苦しみを自ら裁くようになっております。
中道から百メートル離れたら、
百メートル分の苦しみを自ら裁くように
作られているのです。
それは私たちの『良心』によって自分を裁くように
心が作られているからです。
自分の心を苦しめることが多くなればなるほど、
神様から遠く離れます。
そして離れた分だけ自分が苦しむのです。
自分が作った苦しみを振り返ってみて下さい」とお話して、
反省された時に、ご先祖様は救われて下さいます。
ご先祖様は自分の犯した罪によって地獄に
行っているのですから、
それに対していくら壺を買って祀ったとしても
無駄ですね。
今日こうしてご縁のあります皆様は、
どうかそういう被害を受けないように、
うまい言葉に乗らないように頑張って下さい。
もう七、八年も前のことですが、大阪の方で、
うまく騙されて壺を買い、
次に塔を買って五百万円を払われたのです。
銀行で五百万借りれば、その利子だけでも大きいものです。
しかも四カ月経たないと品物が入ってこないのだそうです。
向こうで祈祷しますからと言って四カ月待たされいた時、
ちょうど私と縁がありまして、私はその方に言ったのです。
「ああ、それは駄目です。五百万はただ取られただけです。
そんなお金を銀行で借りてどうしますか。
すぐに消費者センターに電話して、向こうに掛け合って
もらいなさい。
個人では絶対に聞いてもらえませんから、
公共の機関から交渉してもらいなさい」。
そうしますと、お金は払っていましたが、
まだ品物は受け取っていませんでしたので、
五百万円まるまる返してもらえたのです。
「うまく行きました」と言っただけで、
私には一銭もくれませんでした(笑い)。
~ 感謝・合掌 ~