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愛と哀しみの果て 監督シドニー・ポラック 主演メリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード

2024年07月02日 | 映画・テレビ

 アカデミー賞を受賞していると言うし、名作を見るのは教養だ。何日もかけて見た。僕は世間とはずれているらしく、いろんなことを知らないみたいなんだよなあ、まあいいか。
 ともかくこの邦題がひどすぎて、だって原題は「Out of Africa」なんだよ、ひどすぎる。男には見て欲しくない、と言う意思が込められているんじゃないか。実際実はただのメロドラマで映像というかなかなかキレイだったが見てもしょうがなかったかな。
 1913年のデンマークから貴族がアフリカに移住してそれからのいろいろ、色恋。そういうわけで中身はたいしたことない。当時のあれこれがいろいろ描かれていて興味深いのだが、それにしても誰かがレビューで書いているようだが、この西洋白人中心植民地主義の世界がそれほどの批判精神もなく描かれている映画を西洋人はいったいどういうつもりで見て、アカデミー賞を与えたりしているのか。われわれはそれをどう考えれば良いのか。思うことは山ほどあるが、書いてもしょうがないという気分になる。
 原作のアイザック・ディーネセンはなかなか複雑な作家らしく、ちょっと興味をそそられる。なんと、「バベットの晩餐会」の原作者でもある。

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