ブリュッヘン・ブッケ・ハウヴェ3人による「サワークリーム」の名盤「パッションオブリーズン」は作者不詳とか中世?から現代曲までぐちゃぐちゃな選曲で、いやぐちゃぐちゃではなくて、
「幾何学や算術、天文学といった「科学的観点」によって選ばれた5世紀に渡るプログラム」
とのことだ。
アルバムタイトルの「パッションオブリーズン」ってなに?「理由の情熱」って、いやこの場合は「理由」でなく「理性」かあ、と思ったが、ずっとわからなかった。原題は
THE PASSION OF REASON
このパッションは「受難」じゃないか?マタイ受難曲は Matthäus-Passion だ。だから
「理性の受難」
じゃないだろうか?
昔々、音楽はインテリが学ぶべき必須科目でしかもそれは数学の一部だった。
うろ覚えなのだが、だれだったか学者が、音楽を論理的なものと感情的?なものと分けて論じていたとのこと。論理的な音楽の例に一拍を普通はせいぜい2個、3個、4個に分割(8分音符、三連符、16分音符)するのだが、もちろん論理的には5連符でも11連符でも(しかも同時ってのは多声で上が7分音符で下が13連音符みたいなのだって)できる。そんな音にはされなかったようなのが楽譜に残っていて、それがこのCDに収められているんじゃなかったろうか。
今回ネットでこのCDのことを調べたのだが、どこにも THE PASSION OF REASON の訳すら書いてない。
訳のことも、そのほかここに書いたいいかげんなことも、いいかげんなことだ。だれか、ちゃんとしたことを教えてくれないだろうか?