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体調不良で 4日寝込む

2008年07月10日 | 健康
 体調不良で4日寝込んだ。病名は肛門周囲膿症。はっきり言って、痔である。いや、医者はひとの(って、僕の)ケツの穴ををのぞきこんで「これは痔じゃあありませんねえ、肛門周囲膿症です。」と言っていた、言っていたが、まあ、シロートから見りゃあ、痔だよなあ。

 年齢を重ねる事はうれしくないことが多いけれど、年をとっていいことは、もう恥も何もなくて、痔だとこんなところに書き込んでも、まあ恥かしいも何もありゃあしない、痔は痔なんだからしょうがない、と思えることかな。それでも、医者が否定した、と書かずにはいられないのだから、僕もしょせん悟りはひらけていないということか。

 先々週あたり、風邪を引いたのだが、腹にくる風邪で、それが遠因になったらしい。肛門周囲膿症は下痢気味の人に多い、とネットで調べると出てくる。

 水曜日の朝に、肛門近くがはれているのを発見。しかし、たいしたことはなくて木曜、金曜をすごした。土曜日には思ったように良くはならず、だいぶ痛くなってきて、自転車に乗れないのには参ったが、用事をいろいろ済まして、午後は寝て過ごした。日曜にはもっとひどくなって起きていられなかった。椅子に座るのはもちろん、正座も、横すわりのようなことも痛くて、食事の間が耐えられない。食ってる途中で横になって休んでまた食った。生きることは難儀なのである。

 月曜の朝を待って、医者に行った。そこで、上記のように肛門周囲膿症、と告知されたのである。じゃあ、今切りますから、と一も二もなく緊急手術を宣言された。こちらもこの苦痛から逃れられるならと、一も二もなく承諾した。麻酔を打たれて、7mmくらいですから、と慰めになっているのかなんだかわからないようなことを言われ、切られ、腫れててとても過敏になっているところをぐいぐい押されて膿を出された(らしい)。さらには膿を誘導しますから、とガーゼをぐいぐい押し込まれた。あっちの方向にぐいぐい押し込まれたあとに、今度はこっちの方向にまたぐいぐい押し込まれた、らしい。自分では見えない。見たのは医者と看護婦だけだ、くそ。他人の肛門をのぞきこんで、切り刻んで、今回はくそは見せてないけど、膿にまみれ、まったく医者や看護士には頭が下がる。ご苦労様でございます。

 切ればすぐ良くなりますから、と医者が言っていたとおり、午後にはだいぶ楽になった。痛み止めも効いてきたのだと思う。医者が出す薬は、さすがにバファリンとは違う。ガーゼを詰め込まれたから、今度出すときが痛そうだよなあ、と何気なく言ったら、妻が「それが痛いみたいよお、ネットにいっぱい出てるし、画像もあるけど見る?可哀想だから言わないでいたんだけど、激痛だってさ、、」とうれしそうに言うので頭にくる。女性は出産後に痔になるケースが多く、大変らしい、男はほんとにお気楽、と常に思っているらしく、こっちは大変な思いをしているのに、思い知ったか、という態度である。(いやいや、もちろんずいぶん気遣ってはくれた。)

 火曜の朝、ガーゼを替えられた。「ちょっと痛いですよ」と言うだけで、麻酔もかけず、傷口からに入っているらしいガーゼを、たぶん血ごと膿ごとずるずる引っぱりだすのだ、うー。こっちにずるずる引っ張り出したあと、今度はあっちにずるずる引っ張り出された(らしい)。さらにはもう一度、あとで見るとちょっとだったけど新しいガーゼを入れられた。おどされて、覚悟していたせいか、死ぬほど痛くはなかった。でもこれを書いていて、うーん、涙が出てきた。

 だいぶ良くなったが、切られたあとは痛い。どうせだ、仕事は丸二日休んでしまった。水曜日はほぼフルタイムで働けた。車の運転(マニュアル車)も、デスクワークもできた。夕方の消毒とガーゼ交換はたいした事なかった。ほぼ全快である。全く医者はありがたい。