せろふえ

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赤上げて白上げないで赤下げて…

2024年07月06日 | 音楽
  両手に旗をもって「赤上げて白上げないで赤下げて…」みたいのがあるが、木管楽器(に限らずだが)の演奏って、これをたいてい9本の指(10本はファゴットだけ?)で常にやっているんだよね。左手全部押さえて右手は押さえず、次に左手の薬指だけ上げてその瞬間に右手の人差し指と中指と薬指は半分押さえて小指は押さえず、次は左手の中指を上げ薬指はさげ、右手の人差し指は動かさず中指と薬指は上げる(これすべて同時!)。これただのc−des-esだけなんだけど。
 こういうクロスフィンガリングだけじゃなくてたとえばクラリネットのa-b(死の(^^;) シのフラット)のように、左手のキーを押さえている人差し指を離した瞬間に隣だけど穴を押さえて同時にすべての指を押さえるんだけどただ穴が空いていたりリングがあったり、小指のキーは4つもあるがそのたったひとつを、他のキーには触らずともかく同時に押さえる、なんてのが1番難しいかもしれない。中指は思うより速く動いちまうし、小指は動かない。若いとき、なんで自分の小指思うように動かねえんだよ、言うこと聞け、聞かねえと切っちまうぞ、と思ったりした(^^;)が、反社会的分子になってしまう。(-_-;)
 指のことだけ書いたけれど、息と舌ともシンクロしなければならない。耳は自分の音とまわりの音を聴き、目は右目で楽譜を見て左目は指揮者を見、第3、4、5の目で隣とパートトップとコンサーマスターの動きを見なければならない。うそ。いや本当にこれだけ意識しなければならない。
 どれだけマルチタスクなんだ、と、まあ老人の自慢?うんちく?ひとりごとでありました。