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チェロのレパートリー

2025年01月02日 | チェロ
 チェロは人気のある楽器らしい。でもみんななに弾いてるんだろう?弾く曲がない。
 もうずいぶんチェロ弾いているのだが、ぼくにも弾けて楽しめる曲って言うのがほとんどない。チェロの知り合いはほとんど市民オーケストラがらみだがオーケストラの曲以外、ほとんど弾いてるのを聞いたことがない。ピアノ伴奏してくれる人もそうそういないしね。たまーにはデュエットしたりするがあんまりおもしろくない。
 バッハの無伴奏はもちろん、ずっと弾いているけれど、何しろバッハ、何しろ無伴奏、とても人前で弾いたりはできそうもないし、3番まで行くともうあとはふうふう言う感じだ。5番はちゃんと1弦をaからgに下げなきゃ。6番は5弦の楽器は買えない。
 ベートーベンに立派なソナタが5曲もあるのに、一曲たりとも弾けない。悲しい。死ぬまでにどれか一曲弾いて死にたい。
 白鳥?これは絶対に人前で弾かないと強く誓った。ドボルザークの協奏曲?ほとんど1フレーズも弾けない。どうして、チェロの曲ってこんなに難しいの?リコーダーだったら、たいていの曲が自分で楽しむことはできるのに。
 結局マルチェロとヴィヴァルディの半ダースずつのソナタがぼくにとっては貴重な財産だ。でももうだいぶ飽きたなあ。(弾けてるわけでもないのに、、、)
 いや、いいじゃないか、チェロはアンサンブルのための楽器なのだ、もともとバスだったのだし。そう考えれば、無尽蔵にアンサンブルやオーケストラの曲がある。今まで通り楽しめば良いのだ。
 また、埋もれてしまったソロ曲も、他の楽器の曲でもチェロで弾ける曲がたくさんあるはず。我々アマチュアはありがたいことに、演奏効果を気にすることはない。弾いて楽しければいいのだ。プロは「いい曲だけどオリジナルのヴァイオリンのほうがよっぽど良い。チェロで弾くのを聞く必要ない。」と言われてしまえばおしまいだけれど。



目次 *各曲にリンクが張ってあるのでクリックしてください

ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ ←長くなったのでアルファベット順にリンクを張るつもりですが、まだMだけ。お待ちください。

アーベル、ルードヴィッヒ Ludwig Abel (1835-1895)
50のヴァイオリンデュエット

バッハ、カール・フィリップ・エマニュエル Bach , CPE
トリオソナタ ニ短調 Wq.145 H.569


ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ Johann Christoph Friedrich Bach (1732-1795)
チェロソナタニ長調(1789)


バッハ、ヨハン・ゼバスチャン Bach , Johann Sebastian (1685-1750)
無伴奏チェロ組曲
ヴィオラダガンバとチェンバロの為のソナタ
音楽の捧げものから、トリオソナタ ハ短調
ブランデンブルク協奏曲第3番
二つのヴァイオリンのための協奏曲

メヌエット BWV Anh. 114、115 偽作→ペツォールト

フランス組曲
小フーガ ト短調 BWV 578 をチェロで





バデルト 、クラウス  Badelt , Klaus 
パイレーツ・オブ・カリビアン



バリエール 、 ジャン=バティスト Jean-Baptiste Barrière (1707–1747)
2つのチェロのためのソナタ ト長調 (4巻の4)



バルトーク、ベラ Bartók Béla ( 1881 - 1945 )
18のチェロデュオ(44のヴァイオリン二重奏曲からの編曲)





ベートーヴェン、ルートヴィヒ・ヴァン Beethoven , Ludwig van (1770-1827)
チェロソナタ第1番 ヘ長調 Op.5-1
ホルンソナタヘ長調(チェロ版)

ピアノトリオ「幽霊」
ピアノトリオ 第7番 変ロ長調 作品97「大公」
クラリネットトリオ あるいはピアノ三重奏曲(クラリネット、チェロ、ピアノ) 第4番 変ロ長調『街の歌』(Gassenhauer)作品11


弦楽四重奏第1番へ長調 作品18-1
弦楽四重奏第2番ト長調 作品18-2
弦楽四重奏第7番へ長調 ラズモフスキー第1番

エグモント序曲
交響曲第1番ハ長調
交響曲第2番ニ長調 作品36
交響曲第3番
交響曲第4番
交響曲第5番ハ短調
交響曲第6番ヘ長調
交響曲第7番イ長調
交響曲第8番
交響曲第9番「合唱付き」


ベルリオーズ、エクトル Berlioz , Louis Hector
ローマの謝肉祭序曲
幻想交響曲



バーンスタイン 、レナード Leonard Bernstein (1918-1990)
ウェストサイドストーリー



ベルトー 、マルタン Berteau , Martin
伝サンマルティーニ チェロソナタト長調



ビゼー 、 ジョルジュ Georges Bizet (1838-1875)
カルメン組曲




ボワモルティエ 、ジョゼフ・ボダン・ド Boismortier, Joseph Bodin de  (1689-1755)
バスーンまたはチェロの二重奏曲集




ボロディン 、 アレクサンドル Alexander Borodin (1833ー1887)
イーゴリ公から序曲 韃靼人の踊り






ブラームス、ヨハネス Johannes Brahms (1833 - 1897)
弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 作品18
大学祝典序曲
交響曲第2番 ニ長調
交響曲第3番 へ長調 作品90
交響曲第4番 ホ短調 作品98




ブレヴァル Bréval , Jean-Baptiste (1753-1823)
チェロ二重奏曲ハ長調 作品2−1 2番 変ロ長調
チェロソナタ集 作品12
チェロソナタハ長調 作品40−1 2番





ブリテン 、ベンジャミン
シンプル・シンフォニー



ブルックナー、ヨーゼフ・アントン Bruckner,Josef Anton
交響曲第4番「ロマンティック」
交響曲第5番




チッリ Cirri
ソナタ形式の二重奏曲 ハ長調 Op.8-4



コレッリ
ヴァイオリンソナタ(をチェロで弾く)
クリスマス協奏曲


コレット  M.Corrette
協奏曲「フェニックス」(4つの低音楽器のための)




クープラン Couperin,Francois
コンセール第13番 ト長調







ドリーブ 、 クレマン・フィリベール・レオ  Clément Philibert Léo Delibes ( 1836ー1891 )
バレエ音楽「コッペリア」



ドッツァウアー 、フリードリッヒ Dotzauer, Friedrich
113の練習曲
二つのチェロのための3つのデュエット 作品15
二つのチェロのための12の小品 作品63
18の練習曲Op.120




デュカス(デュカ)Dukas
魔法使いの弟子



ドヴォルザーク 、 アントニン Dvořák , Antonín Leopold
交響曲第7番 ヘ長調
交響曲第8番 ト長調 作品88
交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」
チェコ組曲




エルガー 、 エドワード  Elgar, Edward William
愛のあいさつ







フォーレ
夢のあとに Op.7-1
シシリエンヌ
ペレアスとメリザンド(管弦楽組曲)




フォイヤール 、ルイ FEUILLARD, Louis R. (1872–1941) 
毎日の練習





ジェミニアーニ、フランチェスコ Geminiani, Francesco
チェロソナタ 作品5





グノー 、シャルル・フランソワ Charles François Gounod 
ファウストのバレエ音楽



グリーグ 、エドヴァルド Grieg ,Edvard Hagerup
ペールギュント組曲
ピアノ協奏曲イ短調 Op.16


グルック
序曲「アウリスのイフィゲニア」




ハイドン、フランツ・ヨーゼフ Haydn,Franz Joseph
弦楽四重奏曲第1番 Op.1-1 変ロ長調
弦楽四重奏曲第2番 Op.1-2 変ホ長調
弦楽四重奏曲第3番 Op.1-3 ニ長調
弦楽四重奏曲第4番 Op.1-4 ト長調
弦楽四重奏曲第5番 Op.1-5
弦楽四重奏曲第6番 Op.1-6 ハ長調
弦楽四重奏曲第7番 Op.2-1 イ長調
弦楽四重奏曲第8番 Op.2-2 ホ長調

交響曲第101番 「時計」




エロール (またはエロルド、ルイ・ジョゼフ・フェルディナン Louis Joseph Ferdinand Hérold )(1791 - 1833)
ザンパ序曲





久石譲
おくりびとのテーマ



フック 、 ジェームズ  James Hook (1746 — 1827)
6つのチェロデュエット 作品58





フンパーディンク、エンゲルベルト Humperdinck , Engelbert
ヘンゼルとグレーテル序曲



アイルランド民謡 Irish folk song
ロンドンデリーの歌









ジョプリン 、 スコット Scott Joplin (1867?1868? - 1917)
ジ・エンターテイナー  



コダーイ、ゾルターン Kodály Zoltán (1882- 1967)
無伴奏チェロソナタ 作品8

クンマー Kummer,Friedrich August
チェロデュエット 作品22-1 ハ長調 第2番 第3番
二重奏曲 作品126−1 ハ長調
チェロデュエット第4番
チェロデュエット第5番
チェロデュエット第6番



ランゼッティ 、サルヴァトーレ Lanzetti, Salvatore (1710 — ca.1780)
チェロソナタ作品1−2




リー Lee
旋律的、発展的な練習曲
40のやさしい練習曲 作品70


リスト、フランツ  Liszt,Franz (1811- 1886)
『前奏曲』(Les Pre'ludes(レ・プレリュード))




マーラー、グスタフ Mahler,Gustav (1860- 1911)
交響曲第1番「巨人」




マルチェロ、ベネデット Marcello,Benedetto (1686-1739)
チェロソナタ1番ヘ長調
チェロソナタ2番ト長調
チェロソナタ3番イ短調
チェロソナタ4番イ短調
チェロソナタ5番ハ長調
チェロソナタ6番ト長調



マッセ、ジャン・バティスト Masse, Jean Baptiste (ca.1700 — ca.1757)
チェロソナタ(デュエット)集
チェロソナタ作品2−1 ホ短調
チェロソナタ作品2−2 ハ短調
チェロソナタ作品2−3 ト長調
チェロソナタ作品2−6 ハ長調



マスネ 、ジュール・エミール・フレデリック Massenet . Jules-Emile-Frederic (1842-1912)
エレジー



メンデルスゾーン、フェリックス Mendelssohn Bartholdy , Jakob Ludwig Felix
無言歌(チェロとピアノのための)ニ長調 Op.109
ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 作品49
交響曲第5番「宗教改革」作品107
交響曲第3番イ短調 作品56「スコットランド」


V.モレー V.Moret
「小交響曲」Op.74



モーツァルト 、 ヴォルフガング・アマデウス Wolfgang Amadeus Mozart ( 1756 - 1791 )
ファゴットとチェロのソナタ KV.292 
ホルン協奏曲第1番 (をチェロで)
オーボエ四重奏曲 ヘ長調 KV.370 (368b)

ケーゲルシュタットトリオ (ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲 変ホ長調 K.498)  

弦楽四重奏曲 第14番 ト長調 第15番 ニ短調 K. 421  第17番 変ロ長調 K. 458
弦楽四重奏曲 第23番

弦楽五重奏曲
クラリネット五重奏曲イ長調
ディヴェルティメントKV136
アイネ・クライネ・ナハトムジーク(Eine kleine Nachtmusik)ト長調 K.525
後宮からの逃走 序曲
魔笛 序曲
交響曲第31番 ニ長調 パリ
交響曲第40番 ト短調



ムソルグスキー=ラベル  Mussorgsky=Ravel
組曲 展覧会の絵



中川良平
バスーン2重奏曲集



中島隆久
キラキラ星の主題による変奏曲
アベマリア バッハーグノーークンマー




ニコライ 、オットー Otto Nicolai(1810-1849)
「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲




オッフェンバック 、 ジャック Jacques Offenbach 1819-1880
天国と地獄




ペツォールト、クリスティアン Christian Petzold (1677 - 1733)
伝バッハ作 メヌエット  





プラッティ 、ジョヴァンニ・ベネデット  Platti , Giovanni Benedetto  (1692-1763)
6つのチェロソナタ



ポンキエッリ 、アミルカレ Ponchielli,Amilcare (1834 - 1886)
歌劇「ラ・ジョコンダ」から時の踊り  





プロコフィエフ
ピーターと狼
ロメオとジュリエット組曲からモンタギュー家とキャピュレット家




ラフマニノフ 、 セルゲイ・ヴァシリエヴィチ Sergei Vasil'evich Rachmaninov (1873-1943)
ヴォカリーズ
交響曲第2番 ホ短調 作品27




レスピーギ 、 オットリーノ Ottorino Respighi (1879 – 1936)
リュートのための古代舞曲とアリア 第3組曲




リムスキー=コルサコフ Rimsky-Korsakov, Nikolay 
シェヘラザード Scheherazade, Op.35


ロドリーゴ・ビドレ 、ホアキン Rodrigo Vidre , Joapin (1901-1999)
アランフェス協奏曲




ロッシーニ 、 ジョアキーノ  Rossini , Gioachino Antonio (1792 - 1868)
弦楽のためのソナタ集
泥棒かささぎ序曲


サン=サーンス Saint-saens
白鳥
アレグロアパッショナート
アルジェリア組曲

サンマルティーニ Sammartini
チェロソナタ ト長調 →ベルトー


シューベルト、フランツ・ペーター Schubert,Franz Peter (1797-1828)
アルペジョーネソナタ
ピアノ三重奏曲第1番
ピアノ三重奏曲第2番
弦楽四重奏第14番 「死と乙女」
交響曲第4番 悲劇的
交響曲第7番 未完成
交響曲第8番 「ザ・グレイト」





シューマン、ロベルト Schumann , Robert Alexander
5つの民謡による小品
交響曲第3番 ライン
ピアノ協奏曲イ短調




セブシック Sevcik
School of Bowing Techniqe,Op.2



ショスタコーヴィッチ、ドミートリイ・ドミートリエヴィチ Shostakovich,Dmitrii Dmitrievich
交響曲第5番「革命」



シベリウス

アンダンテフェスティーボ
交響曲第1番 ホ短調 作品39 
交響曲第2番



スメタナ、ベドジフ(またはベドルジハまたはベトルジヒ?ドイツ名フリードリッヒ?)Smetana , Bedrich(rにチェコ語の記号)またはFriedrich(1824-1884)
交響詩「わが祖国」から モルダウ


ヨハン・シュトラウス1世(Johann Strauss I)
ラデツキー行進曲


ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauss II)
喜歌劇「こうもり」序曲
雷鳴と稲妻


ヨーゼフ・シュトラウス Josef Strauss
鍛冶屋のポルカ


タルティーニ、ジュゼッペ Tartini, Giuseppe
アンダンテ カンタービレ

チャイコフスキー 、 ピョートル・イリイチ Tchaikovsky, Pyotr (1840 — 1893)
舟歌 (「四季」の6月)
アンダンテ・カンタービレ
スラブ行進曲
イタリア奇想曲
幻想序曲「ロメオとジュリエット」
バレエ音楽「白鳥の湖」
バレエ音楽「くるみ割り人形」
バレエ音楽「眠りの森の美女」
ピアノ協奏曲第1番
ヴァイオリン協奏曲
交響曲第4番ヘ短調 作品36






テレマン,ゲオルク・フィリップ Telemann, Georg Philipp(1681-1767)
ファゴットソナタ(リコーダーソナタ)4つのソナタ(忠実な音楽の師)から ヘ短調
チェロソナタニ長調 TWV 41:D6





ヴェラチーニ 、 フランチェスコ・マリア VnSnt (1690-1768) Francesco Maria Veracini
コンチェルトソナタ(鈴木メソッドVn教本から)


ヴェルディ、ジュゼッペ・フォルトゥニーノ・フランチェスコ Giuseppe Fortunino Francesco Verdi (1813-1901)
ナブッコ序曲
椿姫序曲



ヴィヴァルディ Vivaldi,Antonio(1678-1741)
チェロソナタ第1番 変ロ長調
チェロソナタ第2番 ヘ長調
チェロソナタ第3番 イ短調
チェロソナタ第4番 変ロ長調
チェロソナタ第5番 ホ短調
チェロソナタ第6番 変ホ長調
チェロソナタ第7番 ト短調 RV42
チェロソナタ第8番 イ短調 RV44
チェロソナタ第9番  RV39


調和の霊感 作品3から3番ト長調
調和の霊感 作品3から5番イ短調
調和の霊感 作品3から6番イ短調
調和の霊感 作品3から10番

和声と創意への試み 作品8 四季から春

弦楽のための協奏曲 ハ長調 RV114
チェロ協奏曲 イ短調 RV 422(の通奏低音)
二つのチェロのための協奏曲 ト短調 RV 531






ワーグナー、リヒャルト  Wagner
ローエングリン第1幕への前奏曲
ローエングリン第3幕への前奏曲
マイスタージンガー第1幕への前奏曲









曲集


チェロ小品集 一柳信二編
2本のチェロのための名曲選〈初級〜中級〉 中島隆久(編)

チェロ名曲31選 藤沢俊樹編
大人のスタンダード for Cello正富 一成 (監修 石黒 豪)


トレーニング オン ザ チェロ 林良一

チェロで弾く世界の名曲1 三木敬之編


スタジオジブリ作品集












ブルックナー 交響曲第5番 変ロ長調 WAB.105

2024年12月27日 | チェロ
 結局昨日は寝るまで37℃台で、微熱とは言え思ったより熱は下がらなかった。夜も昼間寝すぎなのだ眠れず、また解熱鎮痛剤を飲んで安らかに眠れた。鎮痛剤すごい。
 今朝からいちおう平熱だがまだ不調。どれだけ長いんだ。頭来る。




 今年のブルックナーの5番は個人的にはたいへんだったし、結局まあとても弾けなかった。ずいぶん練習もしたし、それが本番でうまくいったわけではないが、充実感と、挫折感とないまぜになっている。

 このブログでもいくつも書き散らかしているが、いちおう将来の自分のためにまとめておこう。

 個人的には、ブルックナーの5番は4番ロマンティック(たしか2回)に続いて2曲目。全体的なことはwlikiでもなんでもネットで検索すればいくらでも出てくるから、見てください。僕は、へっぽこアマチュアチェロ弾きの立場からのことしか書かない、書けない。

 個人的には、ブルックナーなんてほとんど聞かない。眠ってしまうのだ。(-_-;) 僕のまわりもあまり聴いてないみたいだが、熱狂的なファンもたくさんいるようで、クラシック音楽の一番美味しいところだよねなんて言うのも聞いたことがある。
 今年はブルックナーの生誕200年だそうで、知り合いのヴァイオリン・ヴィオラ弾きは今年(交響曲を)3曲演奏したそうだ。なんてすごいんだ。
 でもあきる(-_-;) 起きてられない。音量が大きくなってうるさいところがとても眠る。協和音でオルガンのようだからだろう。

 1楽章冒頭。この曲はブルックナー開始(弦のコソコソしたトレモロ)じゃないんだ、と感心する。
 最初の主題を聴くとブルックナーはこの短いアウフタクトが好きなんだなあと思う。



 ロマンティックもターン、ターンタター、だ。
 ←ロマンティックのメインテーマ

 
 ついでながらこの5番の冒頭、最初は16分音符で次は32分音符なんだから明確に区別しなければならない。

 ベートーヴェンの第九の冒頭のことを思い出す。

 あとはともかく長くて練習が追いつかない。長いしいろいろあれこれやってるらしいのだが、全体としてはおんなじだよなあと思ってしまう。そう思うからなおさら練習に身が入らない。長いが全休止がしょっちゅうあって「落ちて」もそこでまた追いつける。(足を出さないようにしなければ。)
 ロマンティックもこの5番もフラット系なのに、さらに短調になるとフラットが3個も増えるのだ。フラットばかりでたまったもんじゃない。

 ここはes moll 変ホ短調 フラット6個かな。
 付点のリズムもたくさんたくさんあるが、これは必ずアウフタクトと次の音符で意識してフィンガリングを考えなければならないのだが、それが難しいんだよねえ。そもそも付点のこのボウイングが難しい。特にレイトスターターにとっては。
 この部分では(全部フラットだが)ミ、レド、ラソ、ファミ、の組み合わせで考えなければならない。(ミレ、ドラ、ソファではない!)言わずもがなだなあ。

 もちろん1楽章のアウフタクトも同じで、アウフタクトから拍頭にかけてをまとめてフィンガリングを考えないといけない。

 ソーシレ、と考えるのではなく、ソー、シレソと考えて、シレソは第2ポジションで142でとり、この間ポジションは移動しない。3つめのオクターブ上は第4ポジションの半音上。
 25小節目のアウフタクトー25小節目は第7ポジションというのだろうか、ハーモニクスの所を1で取り132。





 この、260小節目から261小節目にかけてはとても難しいが、同じようにハーモニクスの所を2でとるようにして、132。実際には2はシをとるので基準のハーモニクスの所より半音上げなければならない。この1と3と2はとても距離があるので、手の小さい人、関節の硬い人は親指31のほうが良いのだろうか?僕は親指を含めた指の間隔がまだ確立できてなくて、音程が取れない。



 スラーのついているこの音型も同じでラの後、第1ポジションに戻りファドラを241でとってこの間移動しない。

 2楽章
 冒頭から問題で、アダージョの2拍子で3連符のピッチカートの上に4拍子としか思えないメロディーが乗るのだ。
 M先生はきっと右手で4拍子左手で3拍子で振ってくれるにちがいない、と練習前に騒いだのだが、実際ちょっとやってくれて、すごいなあと思ったのだけれど、全体の音楽の問題で、それでは生きた音楽にならないのだろう、却下されてしまった。最初は6つ途中から4つというのも音楽の流れが微妙に変わるのかもしれない。(それは指揮者も見ている聴衆の問題で、指揮を見てるから悪いのだ、目をつぶって聴けば、あるいは音だけ流せば問題がないのではないか、そう個人的には思っているだが。)
 そういうわけで4つに振ってもらうことになった。ピチカートは2拍3連(2拍の中に3個入れる)。難しい。2拍に6個のつまり1拍に3個のビートが潜在的に存在しないといけない。それを含めて弦楽器全部でその練習をした。(下の画像はクリックすると拡大します。)



 タッタタタンという図の3段目の練習をし、ずいぶん良くなったような気がする。

 もちろんこれだけじゃない。






 3楽章
 3楽章Oの直前に不自然なスラーがついている。





 スコアを確認すると
1小節1スラーなのね。これなら弾けるかな。良かった良かった。




4楽章

 4楽章41小節目の3拍頭はcじゃなくてces=h じゃないか!


 121,122小節目の最後の音は、臨時記号は1小節間有効です、フラットですと指摘されてしまった。desは意識していたのに次のgesは意識できてなかったってのがなさけない。いかん。


 4楽章の370小節あたり。高すぎるのにヘ音記号で書いてあるのでちっともわかりゃあしない。見にくいが369小節目の最後の音はcでその前のaより加線が1本多い。
 そのくせ2楽章ではト音記号で書いてあったりして、チェロ奏者はト音記号は苦手なのだ。

 しかもこの場合ト音記号の所は記譜の1オクターブ下で弾くらしく、それだったらテノール記号で書けばたいして変わらず、ずっとストレスが少ないのになあ。
 最初のレミファ(フラットつき)とラシドは完全に5度の関係なので最初のレのフラットをd線上1で取ると良さそうだ。
 どっちにしても僕の実力を超えているので、本番までにできるようになる気がしない。実際形はこれでやったが音程は正しくとれていたのだろうか?

定期終わる

2024年12月16日 | チェロ

 第43回定期演奏会が終わった。ブルックナー5番 アルルの女第2組曲
 まあどうにか終わった。実は割と大きな事故もあったらしいが、恥ずかしながら全然気づかず。まあいいか。
 個人的には知り合いがたくさん来てくれてめずらしく花などももらい、ほんとうにありがたいことだ。

 写真は僕の撮ったものではないのだがすみません、良い写真だなあと思って。加工もしました。問題があれば削除します。

ブルックナー 交響曲第5番 4楽章 388小節目-

2024年12月13日 | チェロ

 こんな本番の数日前に気づくなんて間抜けだが、ちっともできない、どうやればいいのか見当も付かない所のフィンガリングを発見してうれしい。心配だったが、なんだよパートトップも同じフィンがリングでやっているそうだ。それなら間違いない。
 388小節目から12121212…。半音ずつずらしていく。半音がだんだん拡大したり縮小しかねない。最初のeとかaとか、それからハーモニックスのあるdあたりで音程を確認しないといけない。最後のesgescesは132。
 本番でできるかどうかあやしいもんだ。

 昨日はたまには自転車漕ぐかと思って漕ぎ出したのだが、北風でまいった。今日は風がないというので今日にすれば良かった。
 でも世の中には「坂バカ」(上り坂を好んで自転車で登る)も居るようだし、それじゃあ風バカもいるかも。僕は違う。

シチリアーノ パラディス(偽作?ドゥシュキン?ウェーバー?)

2024年12月07日 | チェロ

 パラディスのシチリアーノは有名らしい。なるほど鈴木メソッドの7巻に取り上げられているからか。

チェロ愛奏曲選 〈ピアノ伴奏付〉 小原 仁 (編集) - せろふえ

これいつ買ったんだろう?たまに引っ張り出して少しは弾いたが、まだ全部なんて全然弾けない。編者が書いているのが「難曲に挑戦することも大切ですが、「チェロを歌わせる...

goo blog

 
 に収められているので知った。鈴木メソッドは見てない。
 美しく、シチリアーノの魅力。
 パラディスは盲目の女性音楽家、モーツァルトから古典派の頃か。でも偽作らしく原曲はウェーバーでドゥシュキンというのがパラディスをかたって発表したとかなんとか。わけがわからないが美しい曲だと言うことはたしかだ。
 美しいが上のdes(a線の11度上)まで出てくる。これを取るのがとても難しい。 
  youtubeリン・ハレルの動画を見るとちょっとさぐっているというか、下からずりっとしてるよね。だからシロートもずらして良いのだ!。でもね、なんて音楽的なのだろうか。こういうふうに音楽的にずらしても良い、そして正確な音程で弾きたいものだ。


オッフェンバック ←    →ペツォールト 伝バッハ メヌエット
 →チェロのレパートリー
 →ホームページ


ヴォカリーズ ラフマニノフ

2024年11月27日 | チェロ

 あまりにおセンチなメロディーで、おとめちっく女子高生じゃねえんだからさあと思ってしまうのだが、耳について離れない。アナクロラフマニノフの面目躍如と言う曲。(すみません、しろーとのたわごとです)
 もともと声楽曲だが、誰もが美しいロマンチックなメロディーだと思うのだろう、あらゆる旋律楽器のために編曲されているようだ。チェロで弾くときはa線上のgから始まるホ短調で弾くことが多く、たしかにチェロの最も美しい音域だと思うが、上のe(というのはa線の12度上=オクターブ上のさらに5度上)まで出てくる。初心者は5度下げてcから始めるようにしたのが楽しめると思う。それはヴァイオリンで弾くときと同じポジションなのだ。
 (ここまでほぼ再掲)

 

チェロで奏でる 定番レパートリー シンコーミュージックエンタテイメント - せろふえ

チェロで奏でる定番レパートリー(カラオケCD2枚付)シンコーミュージックエンタテイメントカラオケやろう!-せろふえそうだカラオケやろうと思い、町の楽器屋に自転車で走...

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 ↑ 定番レパートリー にはホ短調のが、



 

チェロ愛奏曲選 〈ピアノ伴奏付〉 小原 仁 (編集) - せろふえ

これいつ買ったんだろう?たまに引っ張り出して少しは弾いたが、まだ全部なんて全然弾けない。編者が書いているのが「難曲に挑戦することも大切ですが、「チェロを歌わせる...

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 ↑ チェロ愛奏曲選 には5度下のイ短調版が収められている。

 IMSLPにはチェロ六重奏に編曲されたものが登録されているようだが、僕はあんまりやる気しないなあ。(機会があれば拒否はしないけれど)

 ついでながら、前にリコーダーでも吹けると書いたのだが、アルトで下のeが出てくる。膝を使えば出るしそんなに難しくはない、と思う、思うが人前では難しいだろうなあ。僕には自信がない。


おくりびとのテーマ 久石譲 (ほぼ再掲)

2024年11月21日 | チェロ

 安かったので、思わず買ってしまったのはいつのことだっけ?


 映画はとても良かったが、このチェロのテーマも印象的だ。
 もっとも出だし、鼻歌で歌うと、ラフマニノフのヴォカリーズ(鈴木秀美が、メロディーもコードもなんにもないと、くさしていたけれど、いや、良いメロディーだよね)みたいじゃない?(上はhまでだから、チェロのもっとも良い音域なんだけれど、初級、中級者にとってはやっぱり難しいかも。


2019うちわの演奏会で本番ができた。 以上ほぼ再掲

 

チェロで奏でる 定番レパートリー シンコーミュージックエンタテイメント - せろふえ

チェロで奏でる定番レパートリー(カラオケCD2枚付)シンコーミュージックエンタテイメントカラオケやろう!-せろふえそうだカラオケやろうと思い、町の楽器屋に自転車で走...

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 にも収録されている。


街の歌をあわせてもらった

2024年10月25日 | チェロ
 もと音楽の先生とやっぱりおなじもと音楽の先生でもあるオケの団員のクラリネットとベートーヴェンのクラリネットトリオ 街の歌を合わせてもらった。半日のうち半分くらいはおしゃべりしていて、それもとってもうれしかった。(なんて書くのは失礼かな?いやともかく楽しい時間でした。)二人は当然音大出なわけで、僕だけシロートで合奏させてもらうなんてほんとにありがたい。練習不足で申し訳ない限りだ。
 次は弦楽七重奏曲をベートーヴェン自身が編曲したクラリネットトリオをやろうと言ってもらって、ありがたいことこのうえない。さらわないといかん。

チャイコフスキー 感傷的なワルツ

2024年10月13日 | チェロ
 チャイコフスキーの感傷的なワルツは、31の名曲に取り上げられているからか、チェロ弾きにとってはわりとなじみのある小品だ。一柳信二編のチェロ小品集にも入っていて持っている。
 原曲はピアノの小品集(6つの小品 Op.51)の中の一曲で、実は弦楽器のソロでは中間部?がカットされている!チェロ用の編曲だけでなくヴァイオリン用もだ。たしかに中間部もたいしたことない気はするが(シロートのたわごとです。)あってもいいような気がするなあ。だれか中間部も入れた編曲をしてくれないものだろうか。
 個人的には昔からちょっと弾いてみてチャイコフスキーはほんとにメロディメイカーだなあと思うのだが、全然ワルツの感じがしない。もちろんわざとその3拍子を崩したメロディなのだが、それにしても、と思ってきた。今回いろいろ見たり聴いたりして、ワルツは根底というか裏というかピアノでずっとズンチャッチャとやってる。もうちょっとそれを強調して弾いてもらったらワルツっぽくなるんじゃないかと思ったことだ。

ピアノトリオ第2番 変ホ長調 作品100、D929 シューベルト

2024年09月30日 | チェロ
 シューベルトのピアノ三重奏曲は有名なのが2曲あり、第2番は、特に2楽章がキレイだ。
 全体としてとてつもなく長く、45分から50分もかかるらしい。シロートが楽しむには長すぎる。チェロもとてもむずかしく、今回2楽章だけやったんだっけ?

 ともかく長く(そればかり何回書くのだ?)腹一杯になった。
 シューベルトの近くにいたチェリストがうまかったのだろうか?1番も2番もとっても難しい。ピアノトリオやるのなら大公とか、メンデルスゾーンとか、あるいはモーツァルトとかハイドンの方が軽い気持ちで取り組めると思う。



ピアノ三重奏曲第1番 (シューベルト)

2024年09月24日 | チェロ
 連休に大学時代からの音楽仲間と音楽合宿だった。20年ぶり以上の再開だったが同じように歳を取ったのだろう、せいぜい1,2年ぶりの再会のような感覚で、じゃあまずシューベルトのトリオから、という感じ。なんの観光もせず音楽三昧。
 ピアノトリオは他にモーツァルトを2曲くらい、ベートーヴェンは大公の1楽章と街の歌を全曲、メンデルスゾーンの1,2楽章、シューベルトは難しくて実にいいかげんに、若書きのまで。他にもいろいろやったような気がするがもう老人はなにもおぼえてない。
 トリオソナタはテレマンとかバッハとかエマニュエルバッハとかいつものようにごちゃごちゃ。リコーダーアンサンブルは1,2曲、バッハの二重奏に編曲したやつは長かったが最後まで行き、とても楽しかった。ミクロコスモスの編曲は全曲。
 独奏曲をピアノ伴奏もしてもらったし、チェロピッコロはアンサンブルにいろいろ活用でき、ともかくありがたいたのしい三日間だった。


 シューベルトはピアノ三重奏曲を4曲も書いているらしい。→ウィキ
 1番と言われるOp.99はずいぶん昔ちょっとだけ楽譜をみて放棄していた、こんなの全然弾けない、不可能。今回打診されてすこし楽譜を見てみたが、やっぱり全然できそうもないねえ。すこしあわせてもらい、やっぱりできず、1楽章はすぐ拒否した。2楽章からだってできやしないのだが、ともかくずいぶん体験できた。
 こんなのばっかりなんだもん。速いんだよ。
 2番の方が有名らしい。どうも教養が無いようでぜんぜん有名曲を知らないんだよねえ。少しずつ見てみよう。

毛替えした

2024年09月17日 | チェロ
 弓の毛替えに東京まで。こんなことでもないと東京にも行かないし、それどころか電車にも乗らない。
 何しろ物価高で毛替えも数年前?は5000円が相場だったと思うのだけれど、今は1万円近くもする。給料上げろ、年金上げろ、政治が悪い。毛替えに3種類も値段が設定されている。どのくらい違うものか聞いたら、1000円違うと2%違うというなんとも正直なことを言ってくれて、でもそうなのだと思う。こういうのって、楽器の値段もそうだけれど、2倍出したら1割増し、10倍出して倍にはならないと思う。
 1時間でできるというので、その間に本屋に行ったら妙にスイッチが入ってしまって、漫画ばかり大量に購入した。本屋もたいへんらしいからまあいいか。地元の本屋を応援しないとなあ。
 帰宅して、前に別な職人に教えてもらったように最初はうへえ、と言うほど大量に松ヤニをつけて試奏。いつも繊細さとは無縁で、毛替えしても、松ヤニ換えても全然違いを感じないのだけれど、今回はちょっとひっかかりを感じて弾き心地も違っているようだ。どうかな?

チェロ用ピックアップ

2024年09月14日 | チェロ
 少し前にチェロ用ピックアップを買ったのを記事にしてなかった。
 チェロ用ピックアップもいろいろあるらしいのだが、楽器(駒)にキズをつけたくないし、貼り付けるのもいやなので駒にはさむタイプにした。




 ちょっとわかりにくいが、ちょうどすきまなくはさめるように厚さ調整の木片?もついているので糊でくっつけた。

 ひさしぶりに沖縄バンドで自治会の長寿の会に出演できて試せてとても良かった。評判良く、こちらも気持ちよく弾けて問題なく、これはお買い得だったなあ。

ガット切れてた

2024年09月07日 | チェロ

 何日かぶりに開けたら弦が切れてた。いつのことだろう?前に人前で弾く前に張り替えて、古いのをとって置いたらしく、手垢で黒くなってるのが予備にあったのでそれを張った。まだ数本使ってない予備があるのでまあ安心だ。415でやっていたアンサンブルとは縁が切れた(というかその後空中分解あるいは自然消滅したらしい)ので、この楽器ではバッハの無伴奏を細々と練習しているだけだ。ちょっともったいない。

ケーゲルシュタットトリオのヴィオラをチェロピッコロで

2024年09月05日 | チェロ
 そういうわけでモーツァルトのケーゲルシュタットトリオのヴィオラをチェロピッコロで練習している。ピアノとクラリネットとヴィオラのためのトリオなのだが、ヴィオラの書かれている音域が高くなく、チェロピッコロで充分弾ける。(技術さえあれば)実音が出せるのだ。

 冒頭のターンは記譜に寄れば相当後ろに、そしてとても速く弾かなければならない。

 でもプロの演奏を聴いていると全然この通りに弾いてなくてせいぜい






 か、あるいは(6拍でとっての)3拍目の頭からターンしていると思う。もちろん全体として速いほうが軽くて美しいと思っているのだろうけれど、僕に言わせればそもそもこの記譜のしかたからしてもっと遅く、アンダンテと書いてあるのだ。きっとモーツァルトの想定しているテンポはメヌエットくらいなのじゃないかと思っている。モーツァルトは生きているうちに「最近はみんな速く弾きすぎる。」と文句を言っていたと読んだことがある。プロの演奏は速すぎてついて行けない。