せろふえ

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オリンピック雑感

2008年08月25日 | シロート考え
 珍しく?割と良くテレビ観戦したなあ。やはり時差がほとんどないと言うことはおおきい。

 開会式。足跡花火はなんとCGだったらしいけれど、それはともかく、金(かね)がかかりすぎ、やはり、日本にオリンピック招致なんてすべきじゃない。
何十もの民族の子供たちは、ほとんど漢民族だったらしい。どちらにしても、物のわからない子供を利用しようとする姿勢が全く不愉快だった。
 オリンピック期間中にも、中国はチベット住民を140人射殺か、などと報じられているし、ロシアはまだグルジアから撤兵していないらしい、まったくひどいものだ。


柔道がつまらなかった。もちろん勝ち負けじゃなくて、柔道と言うものが。レスリングも面白くないけど、どっちかひとつでいいんじゃない?相撲をオリンピック競技にしたらどうかね?相撲は実に良いスポーツだと思うんだけれど。そういえばフェンシングも良くわからない。剣道のほうがずっといいと思うんだけれど、実は、剣道関係者何人にも聞いたことがあるのだけれど、口をそろえて、剣道の体質がねえ、絶対国際化できないよ、と言うのだ。そうなの?

 そうそう、いらないと言えば、シンクロと新体操いらないねえ。なんで金銀決められるかね?

全体に意外?にドーピングで失格が少なかった。審判にキックしたのがいたらしいけど。


 全体的に日本はまあまあがんばっているんじゃないか。人口で言えば日本は世界の60分の1くらい?中国には日本の10倍もいるのだ。メダル数でわずか4倍、たいした事ないね。

 日本は女子のほうがずっと良い成績だった。すばらしいことだが、それは日本の女性が恵まれているからなのか恵まれていないからなのか。

 なんといってもメダルの数は、やはり金(かね)だよね。スポーツが好きでいかに金(かね)をかけられるかだと思う。
 簡単に言えば
 メダルの数=国の富の総量×その国の不平等さかげん
 というか、、、(それほどでもないか)
 特に、フランスやカナダ、キューバの、金があまり取れなくて銀が多いのを見ると、きっとのんびりしていて暮らしやすい国なんじゃあなかろうか。中国の銀、銅に比べて金が圧倒的に多いのは、異常だよ。


「ほんとうの環境問題」池田清彦 養老孟司

2008年08月22日 | 
 おもしろくあっという間に読めた。
 でも、この本の中にくり返し出てくるように、必要なのはデータだという気はする。
 3℃や5℃気温が上がっても困らない、とか、虫屋にとっては温度が上がるとうれしいとか、いい加減な主張はともかく、ほんとうに地球は温暖化してるかどうかわからない、とか、二酸化炭素が主原因かどうかはわからない、とか、そこらへんになってくると、たしかに精密な検証は必要だと思う。だが、この本にはそれこそ全然データがない。データを元に主張しているわけでなくて、「地球温暖化の原因は二酸化炭素」にはデータ(あるいは根拠)がない、と騒いでるだけではある。
 はっきり言って、データなしにあまり説得力のない主張が繰り広げられているが、そうだろうなあ、という部分もたくさんある。
たしかに、バイオ燃料に力を入れるアメリカの偽善と身勝手さについては、もっと政治やマスコミが主張すべきだと思う。日本はすでに省エネの優等生なのだから、これからCO2を減らすのはアメリカや中国だ、というも。
「身の回りの環境問題」の部分(ペットボトルのリサイクルはムダ、など)はデータがないので本当にそうなのか、判断できない。個人的にはケチが一番、と思う。ペットボトルや缶コーヒーはもったいないから
できるだけ買わない。高いんだもん。スポーツドリンクも粉を買ってる(安い)。

 そうそう、アコースティック楽器の演奏は実にエコだ。チェロを弾いても、笛を吹いても、まったく地球温暖化に寄与しないぞ。