せろふえ

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「しょっぱい」箸で“快挙” イグ・ノーベル賞受賞【WBS】(2023年9月15日)

2023年09月19日 | 科学
 イグ・ノーベル賞っていうのはもっとあやしい研究に与えられるのかと思ったのだが、これはまじめな研究だと思う。

 通電すると味が変わるという。
 なにしろ企業と連携して減塩食器を開発したりしているのだ。すばらしいと思う。
 

複眼のこと

2022年06月02日 | 科学

 複眼の昆虫とか、蜘蛛は単眼だが8個もあるのがいるらしい。ともかく虫の目の話になると「複眼ってどういうゆうに見えているんでしょうねえ?」などと言われることがある。確かにそんなのわからないが、でも僕は目が二つあるけれど物を二重に見たりしないよ。魚眼レンズで見るように世界は一つの像として見えているに違いない。

 沖縄バンドから大量の楽譜が送られてきた。練習しなきゃあ。

対数のこと (ちょっと改訂 再掲、2008.12.8)

2022年02月12日 | 科学
 恥ずかしながら(ん?)、中学生の時、理科部に所属していた。でも全然研究活動みたいなことをやったおぼえがない。たまに理科室に行ったことはあるけれど、ぐずぐずしていたんだろう。
 印象的に覚えているのは、先輩たちが(って、自分たちじゃないところが情けない)浮き草(たんぼにうかんでるやつね)の研究をしていて、そのまとめをしていたときのことだ。
 個体?というか、葉っぱの数がだんだん増えていく。グラフにすると右上がり、傾きがだんだん大きくなる。「グラフから、増える速度がだんだん大きくなるのがわかります。」というのだ。そうかなあ、必ずしも、そうは言い切れないんじゃないだろうか?たとえば、1枚が2枚、4枚、8枚、、、、と来て、次が14枚だったら(2倍になるなら16枚のはずだから)増え方は減ってるはずですよねえ、でもグラフは同じような感じじゃあないですか。(グラフ参照)そのグラフからだけでは、必ずしもそう(増え方が増していると)は言えないんじゃあないですかねえ?
 自分でやってるのでもないのに偉そうに言う下級生に対して、先輩は、ほんとだ、そうだよねえ、と納得してくれて、今考えるといい先輩、いい部の雰囲気だったんだなあ。でも中学生の頭ではそれ以上のことはわからなくて、どうまとめたかも忘れてしまった。
 高校に入って、対数を習って、感激した。そうか、曲線状になる、1.2.4.8.16と言う変化を直線状にするという機能を対数というのは持っているんだ!
Log2( 2 ) = 1
Log2( 4 ) = 2
Log2( 8 ) = 3
 となり、
Log2( 14 ) = 3.807354922
 であり、
Log2( 16 ) = 4
 より小さくなる。
 グラフにすれば、14のところで増加速度が落ちているのがわかる。(上のグラフの赤線)
 後で知った片対数のグラフ用紙もすばらしい。
 でも数学の授業は、対数を技術的に扱う(計算する)ことに終始して、全然おもしろくないし、ろくにできるようにならなかった。

天気予報は天気図を示せ 温暖前線は暖かくない

2022年01月11日 | 科学
 最近はNHKまで温暖前線を赤で、寒冷前線を青で表示するようになった。実にけしからん。
 前にも書いたけれど、最近はろくに天気図を出さないで、ただ雨雲レーダーとか天気の予想の図とかしか示さないので、実にけしからん。ますます科学が魔法になっていると思う。
 前線は寒暖の空気の境目(さかいめ)なので、前線そのものが暖かかったり冷たかったりするわけではない。温暖前線は冷たい空気に暖かい空気が攻め込んでいる境目なので、だから典型的な低気圧では二つの前線の南は暖かく、北は冷たい。前線を赤くするのではなく、前線の前後で地域全体の(空気の)色を赤青にすべきなのだ。

 関東地方に雪が降るのは低気圧が近づいて、しかも冷たい空気の中にいる時だ。南岸低気圧と言うがこのパターンは春の気圧配置なのだ。この冬は関東で何度も雪が降りそうな気がする。寒い冬だが、地球温暖化の一環というか、一つのあらわれだと思う。

路上観察學入門 赤瀬川原平 藤森昭信 南伸坊 編

2020年12月30日 | 科学
 これはトイレのお供で、ときどきパラパラめくっている。
 途中の対談でおもしろいことが書いてあって路上観察は「ため波」と「うけ波」に弱い、とある。なにかのため、とか、うけを狙うとか、そうなってしまうとダメだというのだ。なるほど!
 科学もそうなのだ。「役に立たない科学」が役に立つのではなく、役に立たなくて良い。科学も「ため波」「うけ波」にあたってしまうとトタンに不純になる。データのねつ造などが起こる。真実をおもしろがること、好奇心こそが科学の原動力なのだ。

今日 日食があるらしいのだが…

2020年06月21日 | 科学

 今日の夕方日食があるらしい。関東では40%ほど欠けると言うから、たいしたことはないが、それでもちょっとわくわくする。前の前の日食だったかに手に入れた日食眼鏡を掘りだした。しまうときには次は何年後かあ、きっとそのときには探し出せないだろうなあ、と思いながらしまったのだ。掘り出せてうれしいし、感心している。えっへん。
 問題は天気なのだが、あまり良くないらしい。困った。梅雨の天気予報は難しいというので、それに期待?するしかない。(-_-;)

銀河と銀河系の違い

2018年12月08日 | 科学

 理科の先生がわけのわからないことを言うのだ。
 銀河と銀河系は違う、銀河というのは宇宙に存在するたくさんの銀河(そのうちの我が銀河も含む)のことで銀河というが銀河系とは言わない。
銀河系というのは我が銀河のことを言う。
 え?そんなことないんじゃない?
 ネットだけれど見てみると確かにそんな感じで書いてあるのね。これははっきり間違っていると思う。もしかしたら日本の地学あるいは天文学の先生 and/or 文科省の役人? がみんな間違っているのかもしれない。間違っている。
 英語の the Galaxy が我が銀河系あるいは我が銀河をさしているのは問題ない。そして galaxy は一般に銀河のことだ。日本語の「系」に「the」とか「この」とか「我が」と言う意味はけっしてない。そういう意味に使ってはならない。もし例えば日本天文学会がそう定義しているとしたら、それは間違っているから訂正すべきだ。
 他の銀河のことも銀河系と言っていいし、我が銀河のこともこうして銀河と言ったり実際「天の川銀河」という言葉もあるじゃないか。
 系というのは系統とかシステムとか構造とかそういう意味を持つ。だから銀河系という言葉はその構造とかあるいは銀河系を作る星々のことが頭にあるから「系」というのをつけることがあるのだ。ま、銀河は星々の集まりだ、銀河も銀河系もたいして意味の違いはない。繰り返し書くがたいして意味の違いはない。
 言葉というのはコミュニケイションの手段だ。だから意味が通じればいいとは思う。だがわけのわからないことを決めつけて他人(あるいは生徒)に押しつけないでほしいものだ。

 右上は吾妻ひでおの「カオスノート」(傑作!)から。宣伝になるでしょうから、著作権とか言わないで。

地球の重さ

2018年11月16日 | 科学
 化学がまあ専門なもので、地学的知識は少ないが、地球の質量が

 6.0×1024kg


 だと言うのだ。びっくりした。アボガドロ数とちょうど一桁違いじゃあないか。ほんとうに偶然だし、まあ有効数字2桁だし、でもびっくりする。びっくりするのもまあ人間の勝手なのだが。

車の時計が進むのはなぜか

2018年08月28日 | 科学
 車の時計が進むのだ。前の車もそうだったが、今の時代、クォーツじゃないのか、どうして進むんだ。気に入らなくてしょうがなかったが、ラジオでやっていた。車の室内温度がやたらに高くなるせいで水晶の結晶でも振動数が大きくなり、進むというのだ。なるほどそりゃあそうだ。(この夏の異常高温とは関係ない。普段でも車の中の温度が相当高くなると言う話だ。)

水晶の形は丸い

2018年06月22日 | 科学

 まあ、高校生なのだが、水晶の話になって、あの結晶の形、六角柱というか六角柱+六角錐というか、と言うと「水晶って、え?、あの丸いやつですよねえ」と言う。あきれかえった。「え?ああ、丸いやつって、占いとかで、あなたの未来が見えます、とかいうやつね。ははは、見えるわけねーだろってんだよなあ。」「言いますねえ。」と水晶の結晶なんてTVでも見たことないらしい。びっくりした。
 写真は常用しているハンコなのだが、水晶なのだ。若いときに親から譲り受けたもので、水晶と言えば宝石だ、大事に使っているのだが、調べるとそんなに高いものでもないのね。ネットでは人工再結晶なんて書いてある。うーん。それじゃあ、再結晶じゃなくて石英から人工的に作った、と書いて欲しいなあ。ちがうの?

科学教育はどうなっているんだ?

2018年05月10日 | 科学
 女子高生らしいのが、
「生物の授業で、先生が血液型と性格は何の関係もない、って言っててびっくりした。関係あると思っていたのに。」
 というようなことを言っているのを聞いた。あきれかえった。
 もっとも、前にテレビで見たが、ピサの斜塔の近くで現地人に、大きい玉と小さい玉と同時に落っことしたらどちらが先に落ちると思いますか?と聞いていて、みんな(かどうかわからない、編集してるかもしれない)が、大きい方が先に落ちるに決まってるだろう、などというのも見たことがある。
 人類の未来は暗い。

粒子の空間充填率

2018年02月10日 | 科学

 職場で、コーヒー豆をひいて粉にすると体積が減る、と言う話になった。なるほど、そうかもね。
 でも理論的には、真球なら(完全な球で大きさがそろっていれば)すきまというか、逆に言えば空間に占める「そのもの」の率は同じなのだ。そういうと同僚(おばさん、って書くのは男女差別かね?)はまったく信用せず、それどころかなに言ってるのみたいなことを言う。
 たしかに、大きな球の方が大きな隙間があるような感じするものね。だけど小さい粒になると小さな隙間がたくさんあるんだよ。だから空間に占める隙間の率は実は同じなんだよねえ、理論的にはね。ええ?!そうですか、そんなことないですよお、だって、、、
 これは化学の専門分野だ。結晶格子と充填率の話をしたのだが、それでも信用せず、あれこれ計算?だかスケッチだかしていたが、球の体積はなんでしたっけ?4/3πr3じゃない、などとこっちだってうろ覚えだが、それで、しぶしぶむりやり納得しようとしていた。
 大きさが違う球を適当な箱に詰めて重さでもはかり充填率は同じだ、つまり隙間は大きな球でも小さな球でも同じだということを実感する道具が作れないかなあ。
 むかし、これはたしか糸井重里なのだが、円錐とか多角錐の体積は底面積×高さ×1/3だ、円柱と円錐の容器を作って、円錐に水だったか粉だったかを入れて円柱に移すとちょうど3杯でいっぱいになる。感動する。と言うようなことを書いていて僕も読んだだけで感動した。それを思い出した。
 でも理論は理論、完全に同じ大きさ形ならそうだが、コーヒーの場合、豆をひいた後の粉の大きさにムラが出ると、大きな隙間に小さな粉が入って体積は小さくなるかもしれない。



「大人になったらなりたいもの」 は 学者!

2018年01月11日 | 科学
 今朝の東京新聞、こちら特報部がおもしろかった。
 毎年恒例の「大人になったらなりたいもの」の調査で、今年は15年ぶりに「学者・博士」が人気トップだったのだそうだ。へえ!
 日本人ノーベル賞受賞者の続出という分析の一方、「仮面ライダー」の影響では、とささやかれている、というのだ。なんでも今の仮面ライダーは「天才物理学者」で、科学技術を駆使して発明した武器を使って、悪者をやっつけるらしい。変身前の決め台詞が「さあ、実験を始めようか」というのだ。思わず笑ってしまったが、よく考えると、ちょっと薄ら寒いものを感じる。