せろふえ

チェロとリコーダー
自閉症の娘
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次女の休日

2024年06月10日 | 自閉症
 休みの日の次女はドライブ。
 はじめの頃は高速道路に乗るのが好きだと思っていたのだが、実はSAの自販機でコーンスープを買って飲むのが好きらしいのだ。なにしろ日本語を解さないので自分の要求もなかなか伝わらない。さぞかしもどかしいだろう、日本語勉強しろよ思うのだが、それが障がいなのだからしょうがない。ともかくそういうわけで、SAに一般道から入り、高速道路代もかからず、安上がりなもんだ。それからいつもの外食。そしてどうしてもかあちゃんがいいらしく、帰宅してかあちゃんの帰宅を待ってそれから街を縦断して生協まで買い物に行き、また縦断して猫に餌をやり、今度は横断して帰宅した。何十km走ったろうか?(車だからたいしたことないが)


 昨日は朝家族が起きてくる前に軽く散歩した。

 花は全部うちのじゃない。


もうレシピ本はいらない 稲垣えみ子 - せろふえ

稲垣えみ子は月の電気代が1000円以下で生活しているらしい。冷蔵庫は捨てたそうだ。この本は土井善晴の一汁一菜みたいな、ごはんと味噌汁、干し野菜とぬか漬けさえあれば食...

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 レシピはいらないとか言うのに、それでもぬか漬けのことや、干し野菜、料理のあれこれを読み返したくて、古本で買った。

壁に仮面を掛けた

2024年03月31日 | 自閉症

 壁に次女の作った仮面を掛けた。
 うちの娘は自閉症にしてはおだやかで、あまりひどいパニックになったりはしないのだが、最近どんどん地団駄を踏んだりしている。そうだ自傷というか自分の手を噛んだりもしているなあ。なにか不満があるのだが、なにしろ日本語を解さないので言えないのだ、かわいそうだが、親でもそれはどうしようもない。いろいろ聞いたりやってやったりしてはいるのだが…。
 壁にもろてづきするもんだから、とうとう壁を壊されてしまった。

 修理してもまたこわされるかもしれない。ともかく自分で作った仮面を掛けた。さいわい、自分の作ったものだからか、壊さないでいる。ちょっとせつない。

次女の偏食

2023年11月11日 | 自閉症

 見苦しい写真で申し訳ない。次女が「おとうさん」と言って自分の食い残したケーキをくれるのだ。食い残したもなにも、これだよ。クリームだけ食っている。ずいぶん昔、自分が学生だった頃、友達と、ケーキ半分こしようぜ、おれ上半分な、とかいってゲラゲラ馬鹿笑いしあったことを思い出す。
 自閉症の常か、ひどく偏食だ。ただのわがままなのか、味覚がおかしいのか。抗がん剤の時の味覚の異常感覚をおぼえている妻は、食べないのは食べられないのだ、あのときは食いもんが食いもんとは思えなかった、と言う。そうかもしれないし、納豆を3パックも開けて、ちょっとずつ食べて残りを「おとうさん」と寄こすのを見ていると、味覚だけではないだろうとも思う。ほんとうのところはわかるはずもない。本人もさぞかし生きにくいのではないかとも思うし、基本的には機嫌良くいてくれ、まわりもかわいがってくれているので、本当にありがたい。

猫餌ホルダーを作った

2023年09月03日 | 自閉症
 次女と毎日猫餌をやりに行っている。猫のとの距離はあんまり縮まってないがともかく次女がどうぞと言う餌を食べているので、満足だ。あらたな習慣になり、やることができて良かったと思っている。

 猫餌ホルダーをティッシュペーパーの空き箱で作った。ちょうどいいサイズ(伸縮自由)で、とても満足している。

 コロナは相当まん延しているらしい。みんな味覚障害だという。ただの風邪だとか言っているやつがまだいるのか?あきれかえった話だ。あきれかえっているのはもちろんマスコミ(これに限らずあらゆることに関して)や、政治に対してだ。

次女と猫

2023年08月24日 | 自閉症
 次女は自閉症だが、僕はイルカセラピーとか大嫌いだ。だが動物に興味があるらしいのはよくわかる。
 実家の猫は母が入院して以来、知り合いに餌やりを頼み、僕が行けるときは行っている。次女に「猫に餌やる?」と聞くと「やる」と言い、もちろん猫はそんな知らないやつが現れたからぴゅーっと逃げてしまうのだが、それでもまた猫に会いに行くかと聞くと「いく」と言うのだ。おもしろいなあ。
  何日か、ただ逃げてしまう猫に顔を見せ、餌を置いてそっと身を引く、何日かやっていたら、猫が逃げている屋根の下(軒下)から降りてきた!現金だなあとも思うし、すごいとも思う。次女もすごい。猫好きかと聞くと「すき」と言う。これからどうなるかなあ。

バレンタインの仕込み

2023年02月14日 | 自閉症
 昨夜、妻は次女をいちおう手伝いに使って、バレンタイン用のチョコの仕込み。前に記事にした。もう自己満足じゃないのか。まあ楽しみにしている障害者仲間がいるらしいからなあ。

 昨日は雨だったし、時間があったはずなのだがろくに練習しなかった。もっとも楽器の練習の肉体的なところはあまりやり過ぎても良くないとは思う。毎日少しずつやった方が良いのだ。毎日やってないなあ。(^^;)
 映画「初夜と蓮根」おもしろかった。舞台のような家の内装だと思ったが、じっさい舞台脚本が元らしい。エンターテイメントだなあと思ったことだ。でも「アレ」は全然おもしろくなかった。もう少しどうにかならないのか。

白カビチーズが青カビに

2022年11月28日 | 自閉症
 次女がブルーチーズ
と白カビチーズをいっしょにビニール袋に入れるもんで、ついそのまま冷蔵庫に入れておいたら、当然、黴びてしまった。ブルーチーズの青カビなのだから大丈夫と思いながらも、ひどくなったら捨てるかなあと思っている。まったく不経済だ。

おだやかな彼岸

2021年09月24日 | 自閉症

 昨日も次女とドライブ。もうルーティーンになっていて、SAで買うコーンスープも、その後のルートも決まっている。もっとも親は飽きているので、微妙に変えようとし、次女は自閉症にしては対応能力があり、どうしても押さえなければならないところだけで満足しているようだ、ありがたい。
 なんだかんだいっても世の中緊急事態らしく、東京からの墓参りなのだろうか車は目立っていたが、それほど混雑もなく、帰りはとても空いていて、昼過ぎには今日のルーティーンは終えた。なんだか充実したのか、余裕だったのか、それともむなしい無駄な一日だったのかよくわからない。天気は良かったが運動するには暑く、ちょっと家の中で体を動かし、ろくに楽器遊びをしなかった。

次女のレジャーはドライブ

2021年07月23日 | 自閉症
 4連休なので次女に、どうする?と聞いたら「ドライブ」と言うのだ。いろいろルーティンになっていることをいろいろごちゃごちゃ言っている。不思議と控えめというか、聞いてくれるのかなあという感じで言うのだ。かわいいと言えばかわいいのか。
 高速道路はこんな緊急事態だって、猛烈に混んでいる。東松山から30kmの渋滞とか言っている。ふざけんな。高速に乗る直前にやっぱりやめた、南下しよう。これが大正解で対向車線は猛烈に本当に渋滞しているのを尻目にSAまで行き、次女のお目当てはコーンスープなのだ。トイレに行きいそいそとコーンスープを自販機で買い、それを持ってすたすたと中へ。ぐるぐるというか、一周回って、もう一回まわりを眺めながら、なんだかおめあて?のお菓子を手に取った。どうやら作業所仲間へのお土産らしい。まあいいか、沖縄フェアで豆腐ようをこれは僕の楽しみに買った。次は?「おおしま」と言って、昼食の催促だ。これが今度は大渋滞で、まいった。まあ北に向かうのがあれだけ渋滞なのだ、下道だってそうなのだろう、本当にまいった。それでも次女はドライブができれば良いらしく、昼食ではやりたい放題で、お目当てのラーメン、フライドポテト、いくら丼は阻止して軍艦を一皿だけ頼んだのだが、いつものとおりでほんの数粒しか食わず、僕によこすのだ、ドリンクバー。まいった。昼食を堪能していつものスーパーでなく系列の別店舗に行きそれでも良いらしく、いそいそといつものチーズやら、いろいろ自分の買いたいものを買いあさり、ご機嫌で帰ってきた。
 よっぽど良かったらしく、帰ってきてからもご機嫌で、明日はどうする?と言うとやっぱり「ドライブ」と言う。明日は妻が連れ出すことになっている。たのむ。こっちは長時間(と言ってもたいしたことない)ドライブで腰が痛い。まいる。

次女が薬を飲み忘れているのか、親がぼけているのか

2021年06月18日 | 自閉症
 次女は自閉症の癲癇(てんかん)持ちだ。朝晩薬を飲み続けているのだが、肉体は26歳、頭脳は2か3歳。薬は飲むものだと思っていて、習慣になっているので朝晩食事が終わると「クスリ?」と疑問形で要求する。ほとんど忘れたことがない。
 起きたら飲んでないクスリが定位置の容器に入ったままだ。昨夜要求されてここに出したおぼえがあるが、次女が飲んだのは確認していない。忘れたのかなあ?いや、妻が夕食後また疲れたと言っていったん寝に行っている。戻ってきてまちがって再び出したのではないか。ストックを確認してもわからない。これから確認しなきゃならない。

次女の通う作業所、新しい施設の完成

2021年06月06日 | 自閉症
 クラウドファンディングのことを書いて、本当にありがたいことにここを見て寄付してくれた人もあったのに、その後の記事を書いてなかった。すみません。
 作業所は完成して(テレビに取り上げられた)今、内覧会をやっている。りっぱなちゃんとした工場で、つまり売る価値のある製品が作られそうで、とても良い。同時に職員は介護とともに、職人としての技量も求められると言うことなので、本当に頭が下がる。
 クラウドファンディングは目標額を達成したのだが、もちろんたいへんな借金を抱えたままだ。コロナでバザーもできないし、企業の寄付集めもままならない。
 それにしても、何度でも書くが、福祉施設への行政の「措置費」の日割りはひどすぎる。
 日割りというのは、つまり、福祉施設はもちろん行政からの補助というか「措置費」で運営されている。(干し芋作ったって、せんべい作ったって、そんなに儲かるはずがない。)「措置費」は障害者本人の出席というか実際に作業所に来た日数の日割りなのらしい。風邪ひいてやすんだり、時に精神的なこと、コロナの疑いなどで休むとその分の「措置費」を行政がさっぴくというのだ。こんなバカな話はない。特にうちの作業所などまじめなもので、障害者仲間が休めば、連絡を取り、時に家庭訪問までしてケアしている。かえって手間がかかる。行政は休んでいるのならコストがかからないだろうと措置費を削る。まったくふざけている。

リサイクルステーション

2021年06月04日 | 自閉症

 行きつけのスーパーにリサイクルステーションなるものがあって、ペットボトルを持って行くとポイントをくれる。1個で0.2円分=100個で20円分。でもまあ、良いじゃないか。うちは次女の楽しみなのだが、なんだかおばさん連中が行列してまで入れている。笑ってしまうが、これでいいのだ。

自閉症は津軽弁を話さない 松本敏治

2021年03月18日 | 自閉症
 とても良い本だ。自閉症関係者だけでなく、すべての人に勧められる。
 最初ねえ、ちゃんとした研究の報告でなくて、小説じゃないかとかってに思ったのだ。「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」じゃないけれど。そういえば「くらやみの速さはどれくらい」なんてのもあった。どうしてそう思ったのかさっぱりわからない。
 すばらしくちゃんとした研究書なのだ。なにがすばらしいって、研究の過程、とくに調査に当たってバイアスがかからないように、慎重に検討しているその過程がすばらしいと思う。アンケートはアンケートの質問ができた時点でもうその成否は決まっているのだ。
 僕の次女は自閉症の中でも言語能力は低くて、この本の内容を云々できることはない。ただ、普通の日本人として、普通の日本人の言葉の学び方のこと、人間の精神の発達についても、いろいろ考えさせられた。自閉症を少しでも知っていたら(あまり知らなくても)楽しめる本だと思う。

 昨日はチェロはドッツァウアーのデュエットを少し。トラベルソを少し。フラウトトラベルソは、リコーダー以上に、吹いている環境(部屋の状況)に左右されるように感じる。そうそう、帽子(農作業用のキャップ)をかぶって吹いたら変な風に響いておもしろかった。カーテンを開け閉めすると響きが違う。どっちにしても思うように音が出やしない。ヘンデルのハレソナタの2番、1,2楽章を。

天皇誕生日

2021年02月25日 | 自閉症
 休みの前の日に次女に「明日どうする?」と聞いたら「ドライブ」と言うのだそうだ。普段言葉では表現できないのに、こんなことを言われては出かけざるを得ない。「こうそく」と言うので、関越に乗って上里SAまで行き、いそいそと買い物カゴを持ち、お土産のまんじゅうを買う気らしい。どうやら作業所の障害者仲間にお土産なのだ、かわいいなあ。次女の目当てはドライブと、途中のコーンスープなのだ。義務のように、いや、楽しみなのだろう、無言で自販機に行ってコーンスープを買い、親はコーヒーを買ったが、車に乗り「行く?」と疑問形で早く行けと言う。自閉症特有の表現だ。こっちはまだ飲んでないよ。ちょっと待ってよと言うと「おうっ」って言うんだからおもしろい。高速は降りて、すぐのお菓子工場の併設施設に行きアイス。おたのしみばかりだ。親にはいろいろおもしろい施設だったが、本人はどうでもいいらしい。農産物直売所にも行ったが、本人はどうでもいいし、緊急事態宣言下なのにどうしてこんなに混んでいるんだ?そうそうに引き上げた。途中ろくに観るところもなく、地元に帰ってきて次女は毎日行かなければならないスーパーにやっぱり行き、15時に昼飯を食った。昼寝。夕食も冷蔵庫を空けるのだ、いいかげんで、実に良い天皇誕生日だった。(^^;)

義理チョコのきわみ

2021年02月16日 | 自閉症

 日曜2/14のこと、次女(というか実際は妻)は作業所で配るバレンタインの仕込み。
 ここんところ毎年、作業所の障害者仲間、職員あわせて60人ほどに、バレンタインのチョコを配っている。駄菓子の類いを100均で買った袋に入れて、カードを作って次女に署名?をさせて。次女はなんにもわかっていないので、作業所の担当職員に頼んで(まことにお手数で申し訳ない。m(_ _)m)作業所に着くと、次女は感謝もなにもない、ほいっほいっと投げつけるように配っているようだ。(^^;)
 それでも楽しみにしている障害者仲間もいるらしいし、喜んでもらってありがたいことだ。