せろふえ

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大相撲雑感

2010年01月30日 | シロート考え
 相撲は好きだ。ほとんど止まっているので、テレビを見ながら笛を吹き、いよいよ時間いっぱいになったら、見る。チェロはうちが狭いせいか、だめで、やっぱり笛が良い。

 日本では、ほとんど止まってるスポーツばかりだ。相撲、野球、ゴルフ…。これは日本の伝統で、踊りなども運動性はなくて、美しく見える「型」をつなげているだけだ。日本のサッカーやアイスホッケーは永久に強くならないに違いない。

 だが少なくとも相撲には、型の中に型にはまらない、なんていうか、瞬時の臨機応変、即興や技、矛盾するようだが、そんなの関係ない腕力やら体重、そういった勝負だけに向けたベクトルみたいなものがある。おもしろい。

 NHKはなにしろ13時くらいから中継しているのがすごい。もちろんあまり観やあしないけれど、たまに観ると実に面白い。昼過ぎに出てくるのは相撲取りも行司も下っ端らしく、さがりはだらだらしてるし、行司はすね出して、はだしだ。相撲は当然ながら階級社会なんだなあ。

 NHKと言えばアナウンサーが実によく勉強しているので感心する。解説の親方よりよっぽど良く勉強している(他局も少しは見習ったらどうだ。相撲に限らずだ。)デーモン小暮閣下がまた実に相撲が好きで、勉強(じゃないか)していて感心する。すばらしい。NHKはもっともっと彼をゲストに呼んでくれ。

 北の富士の解説がいつもえらそうで、ネガティブで、不快だったのだが、最近はなんだかアナウンサーのあしらいが面白くて、これはこれでいいかな、舞の海とのやり取りも良い。

 内館牧子が不快だ。脚本書いてろ。NHKがやくみつるを取り上げるのも実に不快だ。どっちもテレビでのほんの一言や、マスコミが取り上げたほんの少しの断片なのに、そこから感じられる精神が不快だ。それもマスコミが悪意で作ったものなのだろうか?そうじゃないと思う。

 朝青龍は好きだ。ガッツポーズしたって、左利きが左手で手刀を切ったっていいじゃねえか。朝の4時まで飲んでて優勝するんだからすごい。勝負師だよなあ。だが、酔っ払って人を殴っちゃあいけねえ。自分が怪我してるときにサッカーしようが勝手だと思うけれど、ボクサーや、スモーレスラーが人を殴っちゃあ、そりゃあ、犯罪だ。

 大相撲理事選挙のニュースがわからない。今まで、要するに部屋同士の談合で選挙なんて形式だった、と言うのはわかる。だが、貴乃花は何をどう変えようとして立候補したんだ?どうも何もないらしい。何もなくて立候補するのと、議論もなく無風選挙と、ははは、どっちがより悪いんだろう?

 「日本」は「にっぽん」「にほん」どちらでも読めるし、時と場合によって使い分けているようだ。僕の知る限り「日本共産党」と「日本相撲協会」は「にっぽん」でなく「にほん」と読むことに決まっているそうだ。

働いて食え

2010年01月14日 | シロート考え

 我々庶民?が望んでいることは、働いて食えと言うこと。働くことができ、そして食える世の中であって欲しいと言うこと。逆に働かないヤツが食えるのはおかしいと言うことだ。

 だから、自分のことはどうにか満足している。働いている時間や労力から、もう少し給料高くても良いんじゃないかと思ったり、いやいや、じゅうぶん高いという気もする。 

 ホームレスやら派遣切りやら炊き出しやらのニュースを見て、そんなのおかしい、世の中じゅうぶん豊かになったのだから、働き口があり食えるように、政治がすべきだ、できるはずだと強く思う。

 天下りに風当たりが強いのは当然で、それはろくに働いてないのに高すぎる給料をもらっているらしいからだ。アメリカの
つぶれた自動車会社の管理職が何百億もの給料をもらっていると聞くと、他人のこととはいえ、怒り狂う。イチローの給料が
高すぎるとはあまり言わないのは、じゅうぶん働いてるからだ。一番不快だし、あってはならないと思うことは、金が金を生むシステムで、まったく間違っている。

 「キャピタリズム」のマイケル・ムーアによれば、アメリカでは1%の人間が95%の資産を保有していると言うことだ。1%の人間が95%働いているというのならわかるが、そうじゃない。多くの人間がわりと同じように働いているのだ。人の100倍も能力のある人間がそうそういるわけではない。金が金を生むシステムがこういう状態を作っているのだ、まったくけしからん。

 99%の人間のほうが民主的にその仕組みを変えようとすればだんだん変えられるはずだ。革命やら打ち壊しをしようと言うのではない、金が金を生まないようにすること、それだけで良いのだ。