せろふえ

チェロとリコーダー
自閉症の娘
本と漫画 農と食 囲碁パズル
とっちらかっているので、気になるカテゴリーやリンクを

椿三十郎 黒澤明監督 三船敏郎

2024年12月31日 | 映画・テレビ

 黒澤の方の椿三十郎を見た。面白かったが、やはり三船敏郎がかっこよすぎるなあ。もっともwikiの解説などを見ると、もともと映画会社の上の方がそういう映画を求めていたようで、しょうがないのだろう。
 だとしたら、この映画のリメイクである森田芳光の作品がシナリオを変えないで作ったのがそもそも間違いで、あれははっきり言って意味のない映画だ。





 川越からの富士山 2024年も終わる。
 昨日も子どもとドライブ。SAのトイレ。新年の飾り。
 

ニキータ リュック・ベッソン

2024年12月26日 | 映画・テレビ
 うーん。なかなか熱が下がんない。寝てるのがつらい。背中が痛い。起きてられない。さいわいよく眠れて、一日20時間くらい眠っているんじゃないか。眠れるのはまだ体力があるとも聞いたがどうかな。高熱ではないが解熱鎮痛薬を飲んだら楽になって夜も眠れた。ありがたい。うーん、もうすこしだ。がんばって寝るぞ。




 リュックベッソンだと言うし、ちょっと期待したのだが、イマイチだった。こういう娯楽映画は観客に考えさせなくて良いのだ。爽快感を味あわせてくれれば良い。

一本の電話 Mat Kirkby監督 短編映画

2024年12月23日 | 映画・テレビ

 今度はBS12 トゥエルビで「土曜しょ~と劇場」として短編映画を放送しているらしい。短編映画(のTV放送)がはやりなのだろうか?歓迎する。

 この映画は悩み相談の電話オペレーターの所にかかってくる、まさに「一本の電話」のこと。わずか20分なのだが、すばらしい作品だと思う。たくさんのことが描かれていなくて、暗示していることはもちろんあるのだが、観客の想像にまかされているところがとっても多くて、それは誰かと「こういうことじゃない?」「え?、そう?俺はこうかと思ってた、そんな考えがあるのか!」「え?こっちこそ」みたいな余地がたくさんある映画だと思う。

 コールセンターの映画はやっぱり短編映画で見たなあ。

PLAN75 早川千絵監督

2024年12月19日 | 映画・テレビ


 「安楽死が合法の国で起こっていること」でふれられていた「PLAN75」を見た。すばらしいと書くのがはばかられるような内容で、いや手ばなしですばらしいと思うのだが考え込んでしまう。
「75歳以上が自ら生死を選択できる制度が施行された近未来の日本を舞台に、その制度に翻弄される人々の行く末を描く。」というもので「安楽死…」で鋭く指摘されていたような、差別や格差やつまり社会的コストだの益になる無益だなどという議論になるということが実に恐ろしい。
 映画com.のレビューがすばらしいと思う。

MARTHA 短編映画 クリストファー・ヘイドン監督

2024年12月14日 | 映画・テレビ

 怖かった。映画の案内は「少女は目を覚まし、地球上に残された最後の一人であることを知る。」というのだが、もちろん最初は近所に誰も居ない、というところから始まり次第に不安が増幅していく。そこの描き方がうまい。その後も、そして最後のMARTHAの行動が怖い。なにを暗示しているのだろうか?わずか20分なのだ。へたなTVドラマ10週分より深い中身だと思うよ。

短編映画


 昨日は友達が、今バリ、とLINE。
 別の知り合いは、今年はブルックナーの生誕200年で、3曲演奏することになります、と。うーんブルックナーを3曲ってどれだけすごいんだ。僕は30分ほどの練習で1楽章分位しか見てない。弾けるようにはならない。まいったもんだ。本番は明日。


恋人たち 橋口亮輔

2024年12月12日 | 映画・テレビ

 このタイトル見たら見る気がしないのだが、すごくたくさん賞を取ってるのね。キネマ旬報第1位とか書いてあるのをみてつい見てしまった。
 つまんない。主人公のこと(演技)はなかなか良いと思うのだけれど、その、通り魔に妻が殺されたっていう設定も、ご都合主義的に感じられてしまう。なにも解決してないし、いや解決しなくて良いのだけれど、自分がこの映画を見る意味が見いだせない。
 いかにも評論家が高く評価しそうな映画だが、つまんない。


 昨日はちょっと遅く6時前に起床、古楽の楽しみ。宮崎晴代の時は歴史がらみのあれこれも聞けて面白い。
 実家に行って火燃し。少しはゴミ(剪定枝)が減ってありがたい。なくならない。昼食は古い折りたたみの自転車を漕いで外食したが、外食高いなあ。自転車はすっかり錆びている。どうしてくれよう。
 チェロは本番間近のブルックナー。できないところが少しわかってうれしい。でも本番で弾けるかどうかはあやしいもんだ。

Classmate Javier Marco監督 短編映画

2024年11月07日 | 映画・テレビ

 今度見た短編映画は Classmate
 TVのキャプションは「あるホームレスの男が、バスの中で女性に話しかけている。彼はクラスメートだったと言うが、彼女は彼のことを全く思い出せない。」というもので、いくつ見ても短編映画は良い。短くても、あるいは短いからこそ必要なことは盛り込まれていて、その奥、あるいは背景、あるいは未来、など描かれていないことは想像力がなのか妄想力なのかあれこれ楽しめるのだ。

ハンナ(Hanna) ジョー・ライト監督

2024年10月09日 | 映画・テレビ
 いやー、見事なまでに中身はなーんにもない映画だった。北欧の女の子のアクションを見る映画。そうは言ってもすばらしくすばやい見事な殺陣、というわけでもないし、ストーリーなんて存在しないし、彼らがなんのためにどうしたいのか、どうできたのか、このあとどうなるのか、ちーっともわからない。でも見ているうちはわくわくしたし、何日かにわけて見たのだが、最後まで見るかと言う気分になったし、これはこれでいいのか。うーん σ-_-;)





 雨。夏の酷暑がウソのようだが冷静に考えてみると長袖で快適に過ごせる。雨さえやめば雑草抜きもできるだろうし、自転車も漕げそうだ。
 昨日はちょっとは楽器もさわったし、楽譜のDLも。生産的なことはなにもしてないが、碁も勝てて良かった良かった。

地下室のメロディー アンリ・ヴェルヌイユ監督 アラン・ドロン ジャン・ギャバン

2024年10月05日 | 映画・テレビ

 1963年の映画。ジャン・ギャバンが渋くてねえ。アラン・ドロンもたしかにいい男なのだがそれらしい安っぽさでいい感じ。「ギャング」なんて書いてあるところがあるが、やってることはただのデブになった泥棒というか強盗だ、渋いけど。今の映画で描かれる悪者はまったくすごい組織で、警察も軍も政治家もグルだし、実に始末に負えない存在でちょっとやそっとのヒーローではやっつけられるはずがないような存在だ。いやべつに現実のトランプや自民党のバカやつらのことを言ってるわけでもない。
 音楽も良いし今となってはありきたりの結末の犯罪映画だが、楽しめた。


 この映画を見終えて、たいしたことないけどここに記事を書くかと思ったのだが、もう老人はすぐすべて忘れる。あとで調べようと思ってメモしたのだが、あとで見たら地下室でもメロディでもなく、「地獄のエレベーター」と書いてあった。ん?なにひとつあってないぞ σ-_-;) 「死刑台のエレベーター」とかとまざっているのか?しかも「地獄のエレベーター」っていう全然関係ない漫画?があるのね。びっくりした。

明日に向かって撃て! ジョージ・ロイ・ヒル監督

2024年10月01日 | 映画・テレビ

 どうも教養がないもんで、初めて見た。「俺たちに明日はない」と混同していたような気もする。ま、たいして違いはないか。ともにアメリカン・ニューシネマだという。僕自身こういう犯罪者を描いたものをそんなに嫌いじゃないので、きっとどこか精神がゆがんでいるような気がする。


 実になんにも意味のあることをしていない。こんなことじゃイカン。
 実に筋の悪いざる碁を打ち、頭にきて、チェロの練習をした。こんなことじゃイカン。ブルックナーと街の歌。友達と約束をし、ひとつは断り、子どもと猫に餌をやりに行き、買い物。イチジクを植える算段をした。(計画立てただけで身体を動かしてない。)
 畑仕事をしなければと思いながら怠けている。イカン。

CODA  Erika Davis Marsh監督 短編映画

2024年09月23日 | 映画・テレビ
 今度見た短編映画は「CODA」
 CODAはもちろん音楽のほうでは終結部のことだが、実は Children of Deaf Adults の略で、きこえない・きこえにくい親をもつ聞こえる子どものことを指すらしい。知らなかった。
 そのCODAである主人公とダンスのことを描いた映画で、ほんとちょっとの断面を描いたものだが短くてもちゃんと存在意義のある作品になっていると思う。

映画二本立ての一日 タイトロープ 耳をすませば(実写版)

2024年09月16日 | 映画・テレビ
 もう暑くてなにもやる気せず録画してある映画見てすごした。

タイトロープ

 なんていうかいつものイーストウッドで、もう飽きた。誰かがレビューで書いていたが実の娘をこういう形で映画に出す神経がわからない。頭おかしいの?

耳をすませば(実写版)

 チェロ弾きとしては、これをというのは登場人物がチェロ弾くのが許せない。アニメは良い。おくりびとはすばらしかった。

 それにしても、図書カードなんてずいぶん昔の話だなあ。このエピソードは「空の色に似ている」内田善美にとどめを刺す。今、いろいろ豪華本で出ている。豪華本で再版してくれー!

レナードの朝 ペニー・マーシャル監督

2024年08月23日 | 映画・テレビ

 嗜眠性脳炎の20名に、1960年代に開発されたパーキンソン病向けの新薬L-ドーパを投与し、覚醒させたが、耐性により効果が薄れていった状況を記述した同名のノンフィクションを再構成した映画。
「嗜眠性脳炎」というのがよくわからないのだが、ともかく眠り続ける患者に対する医師の治療、奮闘、患者や家族との交流、予測できない経過。こういうのを「ヒューマンドラマ」とひとくくりにするのもどうかと思うが、ともかく心揺すぶられるものがある。医師は奮闘しているが最初からあまりに性急で危険だと思うなあ。人体実験じゃないか。
 ロバート・デ・ニーロの演技がすごくて、もちろんレイン・マンのダスティン・ホフマンが思い出され、プロの演技だと感心する。


 僕自身は父も祖父もパーキンソン病で亡くしていて、次は自分の番かときがきではないのだが、それから子ども自閉症だし、なんというか、良い映画だとただ感心して見ているような気になれない。そんなこと書いても余計なことだなあ。

ROCK PAPER SCISSORS Brian Lawes監督 短編映画

2024年07月24日 | 映画・テレビ

 題名の ROCK PAPER SCISSORS が、なんだ「じゃんけん」じゃないか、と気づくのにだいぶかかった。(でも見る前だもんね、こんなこと書いてどうする。)「じゃんけん」とすべきだ。
 信号待ちで隣り合った車同士の若い男女(というか男の子女の子)が窓越しにやりとりし知り合う話。微笑ましく、とてもいい感じの映画になってる。きっと金も時間もかけている映画だと思うのだが、まあそれほどでもないけどね。

Fearless Gopher 短編映画 ミゲル・ランバート監督

2024年07月07日 | 映画・テレビ

 
 BS松竹東急の短編映画は再放送ばかりで、ひさしぶりに録っておいた見てないのを見た。原題は「恐れ知らずのホリネズミ」という意味で、また「僕らは怖いものなし」としてあるところもあるようだ。
 わずか6分間の作品で、ネタバレも何も、腕を骨折して親にキャンプに行くのを禁止された女の子を男の子がこっそり連れ出そうとし、見つかっちゃうけどドアをしばりつけたりして結局連れ出す、とたったこれだけのもの。とても微笑ましく、うれしい。学生が文化祭に出すような映画だなあ。
 キャストが良いし、そのドアを縛り付けるのもゆるゆるで親が本気ならすぐ切っちまえそうだし、親より男の子のほうが品行方正に見えるし、連れ出した後、男の子が女の子の手をそっと手を伸ばして握ってると思うだけどそこはフレームの外で、ともかくゆるゆるで、とっても良い。



 昨日はすごい夕立で、それから火事の燃えさかる最中を目撃した。帰宅途上、川にごく近い民家が黒煙、白煙をモクモク出していて進行方向なのだ。近づくと赤い炎がメラメラとあがり燃えている。誰か通報しただろうかと思いながら進んだほんの1kmほどの消防署から今まさに出動するところだった。通行する車にはばまれてたどり着くのに時間がかかったのではないか?報道では1時間ほどで消し止められたというが、それは出火からだろうか通報からだろうか?赤い炎のほんの10mほどわきを通って帰って来たのだが、写真も動画も撮るような余裕はまったくなかった。どうやら原因は落雷らしい。怖い。