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Fearless Gopher 短編映画 ミゲル・ランバート監督

2024年07月07日 | 映画・テレビ

 
 BS松竹東急の短編映画は再放送ばかりで、ひさしぶりに録っておいた見てないのを見た。原題は「恐れ知らずのホリネズミ」という意味で、また「僕らは怖いものなし」としてあるところもあるようだ。
 わずか6分間の作品で、ネタバレも何も、腕を骨折して親にキャンプに行くのを禁止された女の子を男の子がこっそり連れ出そうとし、見つかっちゃうけどドアをしばりつけたりして結局連れ出す、とたったこれだけのもの。とても微笑ましく、うれしい。学生が文化祭に出すような映画だなあ。
 キャストが良いし、そのドアを縛り付けるのもゆるゆるで親が本気ならすぐ切っちまえそうだし、親より男の子のほうが品行方正に見えるし、連れ出した後、男の子が女の子の手をそっと手を伸ばして握ってると思うだけどそこはフレームの外で、ともかくゆるゆるで、とっても良い。



 昨日はすごい夕立で、それから火事の燃えさかる最中を目撃した。帰宅途上、川にごく近い民家が黒煙、白煙をモクモク出していて進行方向なのだ。近づくと赤い炎がメラメラとあがり燃えている。誰か通報しただろうかと思いながら進んだほんの1kmほどの消防署から今まさに出動するところだった。通行する車にはばまれてたどり着くのに時間がかかったのではないか?報道では1時間ほどで消し止められたというが、それは出火からだろうか通報からだろうか?赤い炎のほんの10mほどわきを通って帰って来たのだが、写真も動画も撮るような余裕はまったくなかった。どうやら原因は落雷らしい。怖い。


老後の資金がありません!

2024年07月05日 | 映画・テレビ
 昨日は危険な暑さ、できるだけ外に出るな、と言うので、もちろん農作業(と言ったってできることはたいしてないのだが)せず、涼しいところでグズグズしてた。だるくてシャワー浴びた。昼寝でちょっと眠ることができ、夜眠れず(だって次女が9時半にねる?と言うのだ。)あっと言う間に目が覚めた。


 もちろん今やってるらしい映画

 の宣伝なのだろう。前の映画「老後の資金がありません!」をテレビでやっているのを見た。まあ普通のTVドラマだね。みんな見慣れた俳優陣で楽しく見える。映画館で見るような感じではない。九十歳の方も1年後にテレビで見るなあ、たぶん。ごめんね。

「九十歳」の原作を書いている佐藤愛子の「楽天道」も図書館で借りてみた。こちらも(映画以上に)たいしたことない。著者はきっとすばらしい常識人、普通の人なのだと思う。読んで感じるところがなかった。途中で放り出した。
 

愛と哀しみの果て 監督シドニー・ポラック 主演メリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード

2024年07月02日 | 映画・テレビ

 アカデミー賞を受賞していると言うし、名作を見るのは教養だ。何日もかけて見た。僕は世間とはずれているらしく、いろんなことを知らないみたいなんだよなあ、まあいいか。
 ともかくこの邦題がひどすぎて、だって原題は「Out of Africa」なんだよ、ひどすぎる。男には見て欲しくない、と言う意思が込められているんじゃないか。実際実はただのメロドラマで映像というかなかなかキレイだったが見てもしょうがなかったかな。
 1913年のデンマークから貴族がアフリカに移住してそれからのいろいろ、色恋。そういうわけで中身はたいしたことない。当時のあれこれがいろいろ描かれていて興味深いのだが、それにしても誰かがレビューで書いているようだが、この西洋白人中心植民地主義の世界がそれほどの批判精神もなく描かれている映画を西洋人はいったいどういうつもりで見て、アカデミー賞を与えたりしているのか。われわれはそれをどう考えれば良いのか。思うことは山ほどあるが、書いてもしょうがないという気分になる。
 原作のアイザック・ディーネセンはなかなか複雑な作家らしく、ちょっと興味をそそられる。なんと、「バベットの晩餐会」の原作者でもある。

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか キューブリック

2024年06月19日 | 映画・テレビ
 wikiによれば
「キューバ危機によって極限状態に達した冷戦の情勢を背景に、偶発的に核戦争が勃発し、人類滅亡に至るさまを描くブラックコメディ。政府や軍の上層部はほぼ全員が俗物ないし異常者として描かれる風刺劇でもある。 」

 無教養なもので題名は何度も目にしたが、どんな映画かも知らず、でも知られた映画を見るのは教養だと思い、先入観なしに見たのだが、おもしろいねえ。おもしろいというかこわい。人類はこうして滅亡するかもしれないなあ。

 wikiは「政府や軍の上層部はほぼ全員が俗物ないし異常者として描かれる」というが、ここで描かれているアメリカ大統領はまともだし、イギリス空軍のマンドレイク大佐もまともだと思うよ。ストレンジラヴ博士の異常性がクローズアップされていると思うが、彼もまあ普通の範囲内なんじゃない?そんなことない?
 リッパー准将のことをこれは河野太郎だとずっと思いながら見ていた。河野太郎は異常だ。はやく社会から抹殺しないとたいへんなことになる。いや医療保険はもうなりつつある。どうしてみんな平気なのかちっともわからない。こわすぎる。

ゲッタウェイ サムペキンパー監督 マックイーン マッグロー

2024年06月13日 | 映画・テレビ
 wikiによれば「アメリカの強盗映画」だそうで「強盗映画」ねえ。うーん。全然なにも感じなかった。
 スティーブ・マックイーンってなんていうか安っぽいというかチンピラ顔だよね。軽さが軽快じゃなくて軽薄のほうによってると思う。すみませんね。シロートのたわごとです。


 庭にネジバナ咲いた。季節だなあ。

映画「張り込み」をふたつ見た

2024年06月06日 | 映画・テレビ
  
 片方は「張り込み」でもう一方は「張込み」だというのだが、そんなことはどうでもいい、おなじ。
 どちらも古い映画で、ハリウッドはいかにもハリウッドのおちゃらけポリスストーリー?でなんにも考えてなくてよくてただ楽しめば良い。いや実に良いねえ。「こんなハゲ親父が」みたいなレビューを見たが、もちろんそうだが充分魅力的だと思うのはおれもじじいだから?
 日本映画はこれもいかにも日本映画でジメジメして白黒だし、いやほんとにフィルムがかびてないのが不思議なほどだ。でもなんていうかまじめな暗い笑うところのない映画なのだが、心に染みるようなそんな面はぜんぜんないように思える。うーん。


 ブルックナーのボウイングは写した。ろくに練習してない。いかん。
 昨日はちょっと自転車漕いだ。僕のちょっとは10kmとかそんなもんだ。いかん。

ケイン号の叛乱 エドワード・ドミトリク監督 ハンフリー・ボガート

2024年05月28日 | 映画・テレビ
 録画してあったケイン号の叛乱を見た。名作らしい。
 ハンフリー・ボガート演ずる偏執症?の駆逐艦艦長が、沈没しそうな状況でも適切な判断ができず、部下に指揮権を奪われて、艦は無事だったが反逆罪に問われ…。
 ハンフリー・ボガートがすばらしい。
 こういうやつって本当に始末に悪いし、特に上に立つ能力はまったくない、と思うのだが、河野太郎とか安倍晋三とかまさにこういうやつだよなあと感心して見ていた。危機に弱く、そのくせ傲慢で適切な判断ができず、失策は部下のせいにし、批判には弱い、いや批判に耐える能力がまったくない。ひとつでもふたつでも彼らの動画を探して見てみてください。

メゾン・ド・ヒミコ  犬童一心監督

2024年05月21日 | 映画・テレビ

「ジョゼと虎と魚たち」の監督・犬童一心と脚本・渡辺あやのコンビ作第2弾。
 柴咲コウ演じる沙織の父親はゲイだとカミングアウトして?妻も子も捨てて出て行っていた。母は死に借金を背負って苦労しているところに、そのゲイたちの暮らす「メゾン・ド・ヒミコ」からだというオダギリ・ジョーがやってきて、父親が死にそうで遺産を匂わせ…。
 という感じかな。
 むかし「ジョゼと…」のほうも見ているはずだが、あんまりよくおぼえてない。これもそのうち細かいところとか、結末とか忘れてしまいそうだ。でもまあそれでもいいか。こういう映画ってどう評価すれば良いのか。ネットでの評判はまあ悪くないのだが、そうかねえ?多くの人は取るに足らない、語る必要もない駄作と思うのではないか。違うかなあ。ぼくは駄作とは思わないが、名作ってことはないよなあ、あらゆる作品は存在する価値がある、と思わせるものはあると思う。僕は「世界観」ということばは嫌いなのだが、作品を通して、一貫する雰囲気というかだからその世界は存在意義を感じられるものだった。そのうちすっかり忘れて、えーとどんな映画だっけ?と思う頃見返して、これ見たっけと思いながら、悪くないけど、見返し終えた後でも全然記憶には残らないような、そういう映画かもしれない。まあいいか。柴咲コウがとてもかわいくてとても感心した。

許されざる者 オードリー・ヘップバーン  ジョン・ヒューストン監督 (ネタバレあり)

2024年05月11日 | 映画・テレビ

 「許されざる者」はイーストウッドのだけでなく、オードリー・ヘップバーンのもあって、こちらも西部劇だ。(題名は微妙に題名が違っていて The がついているとかないとか、ふーん )
 見た。ちっともわからない。なにが言いたいのかちっともわからないし、自分がこれをどう解釈すればいいのかわからない。もっとひどい西部劇だったら、ネイティブアメリカンなんて人間じゃなくてバッファローとか野獣だと思っているのだろう、と一刀両断できるのだが、そこまでではない。(そう?)まあネイティブアメリカンは火星人のようにワケのわからない生物として描かれている、と思う。妹(かどうかもわからないの)に会ってどうしたいのか?もわからない。劇中のアメリカ人は奪われる、と思い拒否するのはわかるが、監督?は、ネイティブアメリカンがどう考えなぜこういう行動におよんだか、ちゃんと描いていないと思う。やっぱり火星人かなんかだと思っているのだ。そう、僕には彼らの突撃が日本の「カミカゼ」にしか見えなかった。特攻はいまでも理解しがたい行動ととらえられ続けているのだろう。

 この設定にヘップバーンってことはないだろう、と思う。ちゃんとモンゴリアンの女優もいたと思うけどなあ。いないか。



 もう明日本番だというのに映画なんか見ていて良いのか?いや、昨日も少しは練習した。イメージトレーニングというかエア練習というか楽器を持たない練習もとても大切だ、と思いそれもした。(楽器も弾いたよ。)
 農作業もほんのとちょっとしてサヤエンドウが片手ほどだけしか採れないのだが、採った。今年の失敗はなぜかわからない。蒔くのが早すぎたかなあ。
 暖かかったので農作業どころではないと飛行機も飛ばしに行った。なんて怠け者なんだ。

 

許されざる者 イーストウッド

2024年04月28日 | 映画・テレビ

 やる気なく、なんにも考えなくていい(乱暴でもいい)娯楽映画でも見るかと思って、それでもそうだなあたとえばジョン・ウェインの西部劇だとたぶんそのあまりに白人の勝手さ加減に怒り狂ってしまうので、イーストウッドのを見たのだが、いや、やっぱり考え込んでしまうのだった。
 いや(「いや」ばっかり書いてるなあ)、映画そのものはまあ勧善懲悪と見られる乱暴な映画で、嫌いじゃない。
 ネットでいろいろ見ると「「勧善懲悪」などとは程遠い世界観で綴られる。」なんて書いてある。そうかなあ?たしかになにが絶対の正義かなんてわかるはずもないし、正義なんてなんていうか多面的だし、今の時代揺らぎ続けている。だからこそゆらぎながら、迷いながら、逡巡しながら、そのある瞬間ある場所での正義をある程度の説得力で描いていると思う。
 この映画の保安官は町の治安のために自分は絶対の正義だと思い込んだまま死んだ。僕には正義ではなく自己満足の極みと思える。(もちろん主人公の方だってそうだ。)

クライ・マッチョ クリント・イーストウッド

2024年03月16日 | 映画・テレビ

 クライ・マッチョを見た。91歳(!)のイーストウッド、老いたイーストウッドの魅力。全体として「すばらしい映画」とは言えないと思うのだけれど、佳作だと思う。
 僕にとってはイーストウッドはダーディーハリーではなく「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」(この2部作は本当にすばらしい映画だと思う。)の監督なのだ。

コロンビアーナ リュック・ベッソン

2024年01月26日 | 映画・テレビ

 元気がなくて、なんにも考えないでいい映画を見たくて、コロンビアーナを見た。
 実際なんにもない、ドンパチだけの乱暴な復讐劇で絵空事、漫画だと思うと楽しめて良かった。
 なんでもレオンのマチルダのはずだったが、大人の事情でこうした独立作品になったのだというのを読んで、なるほどー!と感心した。

舞妓はレディ 周防正行監督 上白石萌音

2023年12月02日 | 映画・テレビ

 録画したのを見た。京都を舞台に、舞妓になるための成長物語をミュージカル仕立てで描いたもの。周防正行監督ということで期待してみたのだが、うーん、今見る価値としてはまあまあか。あまりにありきたりな展開で。それから着物で今の踊りを踊るのが美しく感じられなかった。
 上白石萌音のういういしい演技を振り返ってみると言うこと、とても豪華な共演者を見ること、きれいな衣装とかディテイルを楽しむ、僕は今になってネットでインタビューや評判を読む、などと、あらゆる周辺も含めて映画を楽しむことはたしかに大きな喜びだとは思う。
「舞妓はレディ」って変な題名だと思いながら、なんだよ「マイ・フェア・レディ」のもじりじゃん!と半日後に気づくようなわたしでありますから、この記事なんてほぼなんの意味もありません。(^^;)

最強のふたり 監督:エリック・トレダノ

2023年10月01日 | 映画・テレビ

 最強のふたりを見た。最高にすばらしかった。はっきり言ってこういうお涙ちょうだい的なのは好きじゃない。なぜ見ようと思ったのか不思議なくらいの設定だ。でもすばらしかった。
 wikiでは「頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者との交流を、ときにコミカルに描いたドラマ。」と言うのだが、最初からスピード感あふれ(って車で猛スピードで飛ばすところから始まるし)、湿っぽいところはなく、涙するところもなんかカラッとしている(と思う)。
 個人的には途中出てくる音楽会のシーンが、実にちゃんとした古楽で、だからスピード感ある演奏で、ヴィヴァルディ始め主人公ドリスの反応も楽しく、チェロはもちろん足の生えてないやつで、演奏もちょっと良くってその後のアースウィンド&ファイヤーも良いし、そうそうドリスの描いた絵もじつにそれらしくて良かった。絵のことはすばらしい絵という意味ではなく、その前のプロの絵もドリスのもいかにもそれらしい、金持ちにそう扱われそうな絵で、それが良かった。

 それからこれも個人的には「最強のふたり」という題名がすばらしく、本当に「最強」だと思う。すばらしい。
 原題の「Intouchables」(アントゥシャーブレ 英語ではアンタッチャブル)のことはよくわからない。ネットにいろいろあるがみんないいかげんなことを書いていると思う。英語のニュアンスだってよくわからない。そういえばアルカポネの映画もあったが、そのアンタッチャブルを意識しているのだろうか?それもわからない。そもそもあらゆるものがそうだが、作品の社会背景のことも実はよくわからないのだ。こんな極東地の果ての人間にわかるのかよ、と思われているのかもしれない。でもそれはそれで良いのだ。

植物に学ぶ生存戦略 NHK

2023年09月23日 | 映画・テレビ

 ブルーレイディスクの調子が悪いというので新しく買った。今は2台使える。ブルーレイが焼けなくなる前に、と思って一生懸命焼いている。NHKの「植物に学ぶ生存戦略」

植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之

あなたはいったい、どんな花を咲かせ、どんな種を残しますか?「シュールな演出」と「本格的な生態解説」で熱狂的な支持を集めてきた異色の植物番組。山田孝之が植物の奇妙...

植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之 - NHK

 
が10個くらい録りためてあって、重複してるかな、まあいいや焼いた。うれしく見返している。

 どうも怠け者は死んでも怠け者だ。ろくに楽器に触らず、相撲のテレビ中継を録画までして、見ながら、くだらないパズルやら、コンピュータゲームなどしている。イカン!
 たまには、と思い、リコーダーを引っ張り出し、バッハの小フーガをひとりさびしく吹いたが、この曲のことをここにも書いてないし、いやむずかしく吹けないし、だからといって練習もしないし、イカン!
 今日は涼しいぞ、自転車漕ぐかと思ったら雨じゃないか、だからすこし涼しいのか。なんにもうまく行かないぞ、イカン!