小田実はベ平連しか印象にない。図書館で見かけて前書きに「随筆があるなら随論があってもいいだろう」とあって、我が意を得たりと思って借りてみた。とてもおもしろかった。何でも見てやろうも読んでみてやろう。
まったく不明を恥じるしかないが、知らなかったことでは
アメリカでは1994年(阪神淡路大震災の1年前)にロサンゼルス近郊の地震の被災者に対して、ホームレスも含めて22200ドル(!)の公的援助金が支給されているとのこと。そして、日本も個人に金を支給することが可能になるよう、法律を作るために尽力したのだそうだ。(p.223~)(でも、それでもというか、そんなこと関係なく、この東日本大震災の被災者に対する東電、政府、行政の無能さ、いや、無能ではなく悪意に基づく不作為は本当に頭にくる。)