絵手紙

パソコンによる絵手紙をはじめて・・・

谷保天神

2006-02-11 17:32:19 | Weblog
今日は風もなく穏かで暖かく谷保天神まで散策・・・
谷保天神は、亀戸天神、湯島天神と共に関東三大天神と称されている天神様です
甲州街道沿い、国立付近です。350本の梅林が有りますが今年は開花が遅れ、
まだ白梅が一本と紅梅が一本咲いていただけでした。
春の香りが少しばかり感じられました。
谷保の天神様はヤボ(野暮)の代名詞のように言われていますがそれは・
江戸時代、神社の経営も氏子の寄進だけでは凶作の年などは、祭りも出来ないほどだったので、そこで時の宮司が氏子総代と相談し江戸の盛り場〔目白)で「出開帳」をして、なにがしかの賽銭を得ようということになった。
時は神無月である。
出開帳には大勢の参拝者が集まってこの奇策も一応成功を収めたのであるが
通りかかった一人の男が次のような狂歌を詠んだ。
   神ならば 出雲の国へ行くべきを
      目白で開帳 ヤボの天神
その人は狂歌師として有名な蜀山人であった。
蜀山人は神様は全部出雲に集まるべき神無月なのに、江戸くんだりまで出てご開帳
をしている谷保天神をその地名に引っ掛けて「なんてヤボな」と皮肉って狂歌にした
というのである。それ以来??谷保天神はヤボな天神だと谷保天を野暮天にすり替えて口にするようになったということです。