絵手紙

パソコンによる絵手紙をはじめて・・・

フサザクラ

2010-03-18 23:00:26 | 花おりおり
フサザクラ (フサザクラ科)

今年は雨が多く高尾山へ行く機会を逸していましたが今日は天気も上々!
ハナネコノメも気になりウキウキ気分で出かけました。

裏高尾への川沿いのフサザクラが先の嵐(鶴岡八幡の銀杏が倒れた)で、
折れたようで向こう岸から此方まで枝を垂らしています。
川に下り雑多を踏み分けやっとの想いで近づき



サクラと名は付きますがバラ科のサクラとは似ていません。
花には花弁がなく多数の雄蕊と雌蕊からなる。
蕚もありません。



ほんの数日間、木が赤く染まるのだそうです。
いいタイミングで高尾に来たことになり



分布:本州~九州  落葉高木
   沢沿いに多い。
花期:3月下旬



セリバオウレン

2010-03-16 22:07:22 | 花おりおり
セリバオウレン  (キンポウゲ科)

薄暗い林の中でポッと光が差したような白い花。
春の女神と呼ぶ方が多いようですが納得できる美しさです。
(私にとっては春の女神はアズマイチゲですが・・・)笑



葉がセリに似ていることから芹葉。根茎は胃腸薬となる黄蓮。
この美しい花にそんな力があったのですね。

草丈は10~15cm。花径1cm



花弁に見えるのは萼。



分布:本州、四国
花期:3月

モクレイシ

2010-03-14 22:59:49 | 花おりおり
モクレイシ (ニシキギ科) モクレイシ属

東京薬科大へはこのところ毎春足を運んでいましたが、今まで気付かなかった小さな花を見つけました。
淡緑色の小さな花「モクレイシ」フクボクといい庭園樹と書いてありましたが、
調べてみてビックリ!

日本での自生地は神奈川県南部、伊豆諸島、千葉房総半島南部、九州南部,五島列島、に限られている。
飛び離れて分布することを隔離分布という。

南西諸島から台湾にも自生することから
はるか昔・・・地殻変動で南のほうからフィリピン海プレートに乗ってやってきて日本列島に衝突????

太古の鼓動を感じさせます。



レイシの名が付いていますが、モクレイシは美味しいあの「レイシ」の仲間ではないそうです。



ツルレイシ(ニガウリ)に対して木質なので木レイシ。
果実が割れると赤い種子が見える様子がニガウリと似ていることからレイシの名が付いた。



雌雄異株。常緑小高木。
花期:3~4月



オウバイ (黄梅)

2010-03-13 23:00:13 | 花おりおり
オウバイ (黄梅)  モクセイ科  落葉性半つる性低木

道路より2m以上の高さのお宅の塀に垂れ下がっている黄梅。

硬い感じのするコンクリート塀を
オウバイの垂れ下がる性質を生かして優しい塀に変身です。



江戸時代に渡来。梅の仲間ではありませんが、梅に似た花、と色で「黄梅」
花径2,5cm高杯形の可愛い花。香りはありません。

耐寒性もあり丈夫。挿し木でよく増えます。



原産地:中国
花期 :2~3月

ヒイラギナンテン

2010-03-12 17:40:26 | 花おりおり
ヒイラギナンテン  (メギ科) 常緑低木

何処となく芳香が・・・・ふと脇を見るとヒイラギナンテンの垣根。
神代植物公園を横切る木立の中の道。
木々に寒さから守られていたので紅葉はしてません。



葉は柊のように鋸歯がある。
南天の名が付いていますが南天のようにように赤い実ではなく、
白い粉をまぶしたような紫黒色の実をつける。



広がる花房に鈴蘭のような花。



原産地は中国南部、台湾。
1681~88年ごろ渡来。



花期3~4月

ユキワリイチゲ

2010-03-11 21:40:23 | 花おりおり
ユキワリイチゲ  (キンポウゲ科)

神代植物公園で写真を撮っている時、声を掛けてくださった紳士。
何処そこで何が咲いている、その近辺にもうすぐ咲きそうなコブシもある・・・
この公園の隣の公園にもユキワリイチゲが咲いていると、こと細かに教えていただき
早速、隣の公園へ行って見ました。
アズマイチゲやキクザキイチゲは見たことがありますがユキワリイチゲは見たことがなく、
ワクワク・・・ドキドキ・・・
やや寂れた公園を右往左往・・・やっと念願のユキワリイチゲに出会えました。



キクザキイチゲによく似ています。
雪を割って咲くのでユキワリイチゲ(キクザキイチゲの早咲き種でしょうか?)
花色は白から淡青紫があるようですが、此処の公園の花は白。中心部が仄かな紅。




訪れる人も少なく、寂れた公園に咲く気品のある花にため息!!
ハキダメに鶴??のユキワリイチゲです。



分布:近畿地方以西
花期:3月

クンシラン

2010-03-09 23:57:42 | 花おりおり
クンシラン (ヒガンバナ科)

艶やかな葉にオレンジ色の花。
君子と名が付く高貴な雰囲気の花ですが、寒さに弱く関東地方での戸外での越冬は出来ません。
20年くらい前、我が家でも花を咲かせていたのですが建て替え時に上手に越冬させることが出来なく枯らしてしまいそれ以後育ててはいません。

神代植物公園の展示場で久方ぶりにクンシランを見て懐かしく、シャッターを切りました。



原産地は南アフリカ平原。
ヨーロッパを経由して明治時代に渡来したそうです。
蘭の名が付いていますが蘭ではありません。



斑入りが美しい種。観葉植物としてもいいですね。



最近は黄色の花も出回っているとか。
黄色い花は気品がありそう・・・見てみたいものです。

緋寒桜 (ヒカンザクラ)

2010-03-08 22:06:41 | 花おりおり
緋寒桜(ヒカンザクラ)  バラ科

早咲きの桜「緋寒桜」緋色の小ぶりな花を俯いて咲くさまは愛らしい。
萼まで緋色です。
別名の寒緋桜との呼び名のほうが知れている。



沖縄の桜といえばこの桜をさします。
沖縄では桜前線は南下(桜は寒さを経験しないと早く咲けない)



原産地:中国 落葉小高木
花期 :3月




ミモザ

2010-03-07 23:53:43 | 花おりおり
ミモザ (マメ科) オジギソウ属

神代植物公園へ行く途中塀から溢れ出るように咲くミモザ。
鮮やかな黄色。フッと三岸節子絵を思い出す。
南フランスに住んでいた三岸節子の明るく力強い黄色に溢れた絵・・・・
(南フランスの春はミモザ色の春だそうです)



一般にミモザと呼ばれている花にフサアカシアとギンヨウアカシアがあります。
銀葉は名の如く葉の色が白っぽい。



ふんわりとした小さなポンポンのような花は愛らしい。




この花を見るとミモザサラダ食べたくなる^^

原産地:オーストラリア
花期 :3月

ヒスイカズラ

2010-03-05 20:58:14 | 花おりおり
ヒスイカズラ  (マメ科)

2月始めに訪れた神代植物公園でヒスイカズラが咲き始めていましたが
まだ本開きになっていなかったので綺麗に咲いた頃もう一度訪れようと思っていたのですが
温室工事が始まり2月末まで閉鎖・・・・。
今年は例年にない花芽がたくさん付きそれも目の高さまで垂れ下がっています。
今までは高いところにあり写真もままならず悔しい思いでしたが、今年は思う存分写真が撮れます(笑)

2月上旬に撮ったヒスイカズラ


今日撮った写真です。
ヒスイのシャワー・・・・ヒスイと名付けられる所以の色。
その深い色に感嘆です。

フィリピンのルソン島の雨林地帯に自生。その自生地で絶滅を危惧されている
貴重な種のようです。
その貴重なヒスイカズラを目の当たりにできるなんて嬉しい!!




蕊が顔を覗かせた花が数個。
全体的には繊細な感じがしませんが1個の花を見るとその繊細さに又感動でした。