『奥様はクレイジーフルーツ』 柚木麻子 文藝春秋
夫と安寧な結婚生活を送りながらも、セックスレスに悩む初美。同級生と浮気未満のキスをして、義弟に良からぬ妄想をし、果ては乳房を触診する女医にまでムラムラする始末。この幸せを守るためには、性欲のはけ口が別に必要…なのか!?
いやあ、あけすけ。暇つぶしにも読む必要のない本だと思う。
『だから荒野』 桐野夏生 文春文庫
46歳の誕生日、夫と2人の息子と暮らす主婦・朋美は、自分を軽んじる、身勝手な家族と決別。夫の愛車で高速道路をひた走る。家出した妻より、車とゴルフバッグが気になる夫をよそに、朋美はかつてない解放感を味わうが…。家族という荒野を生きる孤独と希望を描く。
リアル。朋美の心情がすごくわかる。逃避行の間にもいろいろとトラブルが発生し、どうなることやらとハラハラしながら読んだ。
「逃げ回ればどこまでも荒野が続く。荒野を沃野に帰る努力をしなければならない」の言葉が重い。友達が「夫婦はお互い様」と言っていたが、私は「愚痴ばかり聞かされる」「酔って眠って電車を乗り過ごさないように、寝ないように電話をかけないといけないなんて」とばかり思って、夫への感謝が少ないのかもしれない。浮気はしないし、関ジャニ∞のライブに行くことに文句は言わないし、家計は私が管理しているし。必要最小限の会話のみで、私は歩みよる努力をしているのだろうか。夫婦関係について考えさせられた。
夫と安寧な結婚生活を送りながらも、セックスレスに悩む初美。同級生と浮気未満のキスをして、義弟に良からぬ妄想をし、果ては乳房を触診する女医にまでムラムラする始末。この幸せを守るためには、性欲のはけ口が別に必要…なのか!?
いやあ、あけすけ。暇つぶしにも読む必要のない本だと思う。
『だから荒野』 桐野夏生 文春文庫
46歳の誕生日、夫と2人の息子と暮らす主婦・朋美は、自分を軽んじる、身勝手な家族と決別。夫の愛車で高速道路をひた走る。家出した妻より、車とゴルフバッグが気になる夫をよそに、朋美はかつてない解放感を味わうが…。家族という荒野を生きる孤独と希望を描く。
リアル。朋美の心情がすごくわかる。逃避行の間にもいろいろとトラブルが発生し、どうなることやらとハラハラしながら読んだ。
「逃げ回ればどこまでも荒野が続く。荒野を沃野に帰る努力をしなければならない」の言葉が重い。友達が「夫婦はお互い様」と言っていたが、私は「愚痴ばかり聞かされる」「酔って眠って電車を乗り過ごさないように、寝ないように電話をかけないといけないなんて」とばかり思って、夫への感謝が少ないのかもしれない。浮気はしないし、関ジャニ∞のライブに行くことに文句は言わないし、家計は私が管理しているし。必要最小限の会話のみで、私は歩みよる努力をしているのだろうか。夫婦関係について考えさせられた。