ささやかな幸せ

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広テレ!の「俳句道場」最終回 入選Aになりました

2019-03-21 20:47:28 | 俳句
 広テレ!「テレビ派」の「俳句道場」で入選Aになりました。

初蝶や墓場に秘密隠しおり 丸山隆子

 お題の「蝶」は、間口が広すぎて悩みました。
 始め、子どもが新一年生の時に蝶を観察して、集団登校の列を止めたことを詠もうと思いました。(空をとぶためには、どうすればよいか、蝶を見て研究していたそうです)でも、思い入れが強すぎて、うまくできずに断念。
 次に、浮かんだのは、妹が蝶を嫌いなこと。伊丹昆虫館に行った時、妹に蝶がとまりました。私は「わあ、いいなあ。私にもとまってほしい」と思ったのですが、妹は悲鳴をあげました。きれいな蝶をなぜ嫌うのか?蝶の口が気持ち悪い?鱗粉が嫌?そういえば、紋白蝶の紋はぼんやりぼやけて、汚らしい感じ。真っ白な蝶のすすけた紋は、不吉な気がします。
 不吉、死、お墓、墓場まで秘密を持っていく。蝶って、つかみどころがないようにヒラヒラと飛んでいて、なにか秘密を持っていそうだもんね。でも、墓場に秘密を持っていくのはベタだな。と作った句です。〆切り間際に、見切り発車で送った句でした。
 だから、先生の舌頭千転(何度も口ずさむ)の言葉にドキリ。勉強になります。
 
 俳句道場は、今回が最終回。先生の「俳句は芸術」「託し詠み」「出来事(報告・感想・日記)であるかぎり詩にならない」を胸に、がんばっていきたいと思います。
 谷村先生、ありがとうございました。
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