ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『兵士というもの』

2019-03-22 23:05:48 | 
 風邪をひく。鼻水がとまらない。すると、友だちが「違うよ、アレルギー鼻炎だよ」と言う。えっ、そうなの?昨日は、鼻が詰まって3時間しか眠られず。子どもの点鼻薬を借りたら、一瞬で鼻詰まりが開通する。「これ、ええやん」と思っていたら、点鼻薬はきついので一日に使う量が決まっていると別の友達から聞く。友達は、よく効くので、頻繁に使っていると蕁麻疹が出たりするという。アレルギーの検査をしたほうがいいかな。

『兵士というもの-ドイツ兵捕虜盗聴記録に見る戦争の心理 』 ゼンケ・ナイツェル ハラルト・ヴェルツアー著 小野寺拓也訳 みすず書房
 英米軍はドイツ兵捕虜同士の赤裸々な会話を盗聴し、膨大な記録を残した。この画期的史料を歴史学と心理学で分析し兵士の本質に迫る。兵士という「普通の人々」は戦場や軍隊組織で何を考え、暴力をどう内面化していくのか。
 400ページごえの2段組み。とにかく読むのがしんどかった。途中で、気が付いたら寝ていたこともしばしば。
 驚いたのは、兵士が人を殺すことをスポーツのように考えていたこと。人を殺すことを仕事として任務を遂行していたこと。戦争という特殊な枠組みの中では、そう考えないとやってられないのだろう。私が戦争という特殊な状況の中で、普通の生活での考え方(殺人はいけないもの)という考え方ができるのだろうか。私という人間は、長いものにすぐ巻かれるので、不安だ。
コメント
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