花菖蒲の秋割りとは通常の開花後の株分けを行わず真夏を水と肥培管理を行い涼しくなってから株分けすることです。
今年は「五月晴」と「宝王」です。右の宝王は生育が思わしくなく花が2つ咲いて脇芽ができなかったのでそのまま肥培管理しました。
今年咲いた花の茎を切り落とします。
根の状態です。宝王の脇葉は1ヶ月ほど前にでてきました。
生育が悪く花芽以外の脇芽が出ない株はそのまま夏越しすれば晩夏には葉腋部から新葉が出てくることが多々あります。
花の咲いた茎元を中心に2つに割ります。
5号鉢と6号鉢に植え付けます。
生育が良くなかった宝王は根も少なく土を抱えることができませんが新しい葉に生きる力を感じます。
見た目まあまあに仕上がっております。
「花菖蒲の秋割り」花後の株分けより効率が良いことは皆分かっているのですが古い土の中に役目を終えた根が残っていることが心配です。
以前に花菖蒲を生業とされている業者さんから、全部じゃないけど冬割り2年越しで丈夫な株を増やしていることを聞きました。休眠状態での
株割りは一番ダメージが少ないかもしれません。個人的にこれから労力のことを考えると「秋割り」は増えると思います。