5月25日午前8時半ころに起きた逆走車による死亡事故について、私も何度か走ったことがある国道1号線(google map)
事故が起きた国道1号線の一方通行箇所、点線の上が滋賀県、下が三重県で「鈴鹿自然の家」付近から「鈴鹿峠」の先まで約4kmの一方通行区間は両車線とも
2車線で大型トラックが並行できる道幅がある、ただし鈴鹿山脈の峠越えなのでかなりの上り坂(下り坂)で急カーブが連続するが一方通行なので各車そこそこの
スピードで走っている。
77歳の高齢ドライバーは滋賀県から三重県に走行中に逆車線に入って重大事故を起こした。私も今年2月末にこの道を走ったが、滋賀県側の国道1号線は
中央分離帯のある片側2車線なので そのまま自然に一方通行に入って三重県に繋がる国道なので故意でないかぎり逆車線には入れない構造になっています。
ただ事故が起きた時間が午前8時半ころ 事故現場から自宅の三重県菰野町まで約30分くらいと言うことは、朝早くから滋賀県方面に用事があって帰宅途中
だったか、夜通し走り続けていたのか分かりませんが それでも逆車線には入れないので、一方通行手前付近で反対車線側のコンビニに入った時か、何処かの
脇道から右折する際に逆車線に入りそのまま一方通行車線で事故を越したようです。
いずれにせよ 最近は殆どの車がAT車(オートマチック)ボーっと運転していたのでしょう。これもアクセルとブレーキ操作だけで坂道発進のクラッチ操作は
不要、サイドブレーキなんて駐車するときしか使ったことがないドライバーが殆どでしょう。
マニュアル車の坂道発進だとサイドブレーキとクラッチとアクセルの3操作を同時に行う必要があり、交差点や踏切などマニュアル車だと頻繁に使います。
通常でもクラッチ合わせとシフトチェンジを行わないと走行できませんから。
何が言いたいか 交差点が多い街中でマニュアル車を運転する私から見れば、老若男女問わずAT車ドライバーのウィンカーを出すのが遅すぎる。中にはブレーキを
踏んでからウィンカーを出す、後ろに付いていて急にブレーキランプが点くと『えっ・・・??』それからウィンカーを出す人が多い『ウィンカーを先に出せよ』と
中にはハンドルを切りながらウィンカーを出す人も見かける。これはやっぱり曲がる意識はしているが『ボ~~』としているのでしょう。マニュアル車だと
クラッチを踏んでシフトダウンが必要になるので早めに「ウィンカーを出す、ブレーキを踏む」交差点を曲がる時に操作する作業が増えるため意識して運転する。
たしか道路交通法では曲がる3秒前には方向指示器を出さなくてはならない規則(と思います。ハッキリ覚えがないので?)
ついでに私が日ごろ思っていることは、60歳になったらマニュアル車しか運転できないようにすれば「アクセル・ブレーキの踏み間違い事故」は必ず激減する。
だって時速60km/hで走っていて、そのままアクセルを踏み続けながらブレーキを踏んだら必ず車速は落ちます。(左足ブレーキはレ-スやラリーで使います)
これは警察や車メーカーも分かっていると思います。私の妻も最近までず~っとマニュアル車を運転していましたが、車を買い替えるときAT車しか選択肢がなく
仕方なく60歳を超えて初めてAT車を乗っていますが、感覚を忘れないように時々私のマニュアル車を運転しております。
高齢者が免許を取った若い時にはAT車限定はなかったからマニュアル車を運転する資格を持っているはずですから。(不安なら教習所で練習できます)
そうすれば車メーカーもAT車より安いマニュアル車を販売するでしょう。