蛇篭の波 江戸時代から存在する江戸系古花の一つで貴重な品種です。【管理人の控えでは28番目(28品種)だと思います。】
新水色獅子
清楚な色ですが草丈1m以上、花径18cm以上の肥後系は見ごたえあります。
爪紅の桜 長井系のかわいい花です。
大江戸 シンプルな藤色ですが明治時代に作出された江戸系古花になります。草丈1mほどで素直な花姿は写真が撮りやすい。
初霜 江戸系古花 純白の中輪はあまり目立たないが草丈1mほどあり生け花に向いている。
涼夕
神路の誉 伊勢系で青みがかった深い紫は群生より1本のほうが目立つと思います。
桃児童 撮影時は小雨だったので淡いピンクが良く表現できましたが、晴天だとすぐに色あせてしまいます。
花菖蒲の系列は大きく分けて江戸系、伊勢系、肥後系、長井系になりますが それぞれに古花と呼ばれる品種があります。
古花とは花菖蒲と呼ばれる花が世に出た江戸時代から大東亜戦争終戦の昭和20年(1945年)までに作出された品種を言います。
我々が花菖蒲園などで見る品種はほとんどが戦後に作出され、最近それらをタイプ(江戸タイプなど)と呼び分けしているようです。
でも私は日本で作られた純粋な花なので戦前・戦後問わず「タイプ」より「系」の方がしっくりくると思うので「系」と呼びます。
水天一色は、すいてんいっしょく でなく、すいてんいっしき と、
宇宙は、うちゅう でなく、 あおぞら
と読みたいです。読み方にはこだわりを感じます。
タイプも系も、突き詰めれば意味は同じです。タイプを使うのであれば、
肥後花容などを使いたいですが、長いので結局は、肥後系になります。
ところで、八重咲の品種(例えば羽衣)などは、大鉢でゆったり作る方が花が良くなりそうです。
>読み方にはこだわりを感じます。
ですよね
以前、日本花菖蒲協会に吹上浜の系を訪ねた時に「江戸系ですね」と言われた後の続きで
「正確には江戸タイプです」と、その時「系とタイプの違い」を掲示板で説明されて初めて知りました。
しかし「作者がどちらを選択するかは自由です」との説明を受けた覚えがあります??
「羽衣」は私の好きな品種で もうすぐ開花する予定です。今年は病気が蔓延してむつかしいけど
いつか7号鉢で咲かせてみたいです。