ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『めしばな刑事タチバナ』2013

2019-09-03 12:00:11 | 刑事ドラマ HISTORY









 
2013年の春シーズンにテレビ東京の水曜深夜枠で全12話が放映された、週刊アサヒ芸能の連載マンガを実写化した45分枠(正味30分)の連ドラ。佐藤二朗さんが主演してること以外、全く予備知識なく観たもんで、驚きましたw

いちおう事件が起きて、容疑者が城西警察署に連行され、主人公の立花警部が取り調べをするんだけど、全編ひたすらメシの話しかしないんですよねw タイトルの「めしばな刑事」とはそういう意味だった!

しかも、第1話のお題は立ち食いソバ、第2話は袋入りインスタントラーメンと、身近なものばかり。「食」をテーマにしたドラマは女性向けと私は決めつけてましたが、本作に限っては男性向けでしょう。

なにしろ婦警役のレギュラーが、AKB48でお色気担当だった河西智美さんに、セクシーグラドルから女優に脱皮中の間宮夕貴さんと佐々木心音さんという、キャスティングから見ても明らかにオッサン目線w 素晴らしい!

Wikipediaによる原作漫画の解説には「従来のグルメ漫画と趣を異にするのは、素材・栄養・調理法などに触れることが非常に少なく、店のサービス体制や歴史、あるいはその商品の価格・コンセプト・登場した時代背景や変遷に焦点を当て、さらには食べるシチュエーション・食べ方・食感にまで言及しておきながら味のことにはほとんど触れず、題材となる食材への『愛情』を語り尽くす点にある」と記されており、ドラマ版はそれをほぼ忠実に映像化してます。

グルメには全く興味が無い私だけど、こういう庶民的なものなら楽しめるし、特に第2話のお題=袋入りインスタントラーメンは私が地球上で最も愛する食品ですからw、笑ったし勉強にもなりました。

袋入りインスタントラーメンの王様が「サッポロ一番」であることに異論は無いし、その中でも「しょうゆ味」を推す立花警部は「さすが、分かってらっしゃる!」って思ったしw、その残り汁で雑炊を作るとメチャクチャ美味いっていうのはトリビアでした。

他にも「チャルメラ」「出前一丁」「チキンラーメン」「うまかっちゃん」「マルタイラーメン」「昔ながらの中華そば」「中華三昧」「マルちゃん正麺」「日清ラ王」等が登場し、勿論どれも素晴らしいんだけど、私がこよなく愛する「エースコックのワンタンメン」がスルーされてたのだけは残念。

チキンラーメンをお湯無しで噛ることを「専門用語でストレートと言うんだ」にも笑いましたw 専門用語ってw

徹頭徹尾そういう話しかしないもんで、これを「刑事ドラマ」のカテゴリーに入れて良いのか迷いましたけど、立花警部のメシ話が最終的には事件解決に繋がっていくシステムに、一応なってるんですよねw だからこれも一応リッパな刑事ドラマです。

ただ、その回のテーマとは関係ない、タイアップのお店を紹介するコーナーがある辺りに、民放テレビの限界を感じたりはします。そればっかりは仕方がないんでしょう。

毎回取り調べ室に乱入し、立花警部と激論(例えばサッポロ一番とチャルメラ、どっちの醤油味がチャンピオンか?などw)を交わすコワモテ課長に小沢仁志さん、副署長に温水洋一さん、情報屋に梅垣義明さん、といった俳優陣が脇を固めておられます。

食のウンチクもさる事ながら、佐藤二朗さんの話芸が全編に渡って楽しめる点でも、これはなかなかの掘り出し物かも?
 
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「当ブログの取扱説明書」

2019-09-03 00:00:16 | 日記
 
新ブログを立ち上げてから、あっという間に1年が経ちました。早い……時の流れが早すぎて怖いです。

最近、gooブログのリニューアルに伴って新設されたハッシュタグ(例えば #太陽にほえろ! や #多部未華子 など、記事下にあるオレンジ色のボタン)の機能を使ってみたら、アクセス数が格段に上がりました。ろくでもない事ばかりのリニューアルと思ってたけど、これだけはホント有難かったです。(gooブログユーザーでまだ活用されてない方には是非オススメします)

それで新たに定期読者になって頂いた方には、けっこうな文章量の記事を毎日(時には日に2回)アップするハリソン君って奴は、よほどのヒマ人だろうと思われてるかも知れません。

ブログの執筆以外に楽しみが無いという意味じゃ確かにヒマ人だけど、一応普通に週5日仕事をし、認知症の両親のケアもしてますから、決して時間を持て余してるワケではないです。

なのに長文の記事を毎日アップ出来てる理由は、ほとんどが過去にやってたブログの記事を加筆修正した二次使用の記事だから。

その「リメイク」作業は数ヶ月で終わらせるつもりだったのに、丸1年やっててもまだ終わらない……(--;)

なんとか年内にそれを終わらせ、来たる2020年代からは新作記事オンリーにして、刑事ドラマ以外のジャンルにも手を広げたいと思ってます。

で、新しい読者さんに向けて当ブログのカテゴリー分けについて簡単に説明させて頂きます。

メインとなるのは「刑事ドラマHISTORY」で、『太陽にほえろ!』('72~'86) 以降に登場した刑事ドラマ(連ドラ限定)を、年代順に可能な限り網羅したカタログ的なカテゴリー。

記事を「古い順」に表示して頂ければ、各タイトルや画像を眺めるだけでも刑事ドラマの歴史、その流れを辿ることが出来ます。

刑事ドラマはその時期「旬」の役者さんがキャスティングされるし、世相も色濃く反映されるジャンルですから、その流れを辿ることはテレビ番組全体、引いては日本の近代史を振り返ることにも繋がるかと思います。

『太陽にほえろ!』以降の作品しか取り上げない理由は、私自身が世代的に『太陽~』以前の作品をよく知らないこと、知りたくても映像資料が残されてないこと、そして本当の意味での「刑事ドラマ」は『太陽~』から始まったと思うから、などが挙げられます。(それ以前の作品は警察ドラマ、あるいは事件物と呼んだ方がしっくり来ます)

そして「刑事ドラマ'60年代」「同'70年代」「同'80年代」「同'90年代」「同2000年~」は、各年代の刑事ドラマを1エピソード単位で取り上げたレビュー(感想)記事のカテゴリー。

しばらく続けて読めば気づいて頂けるかと思いますが、エピソードのチョイスは内容の良し悪しではなく、美人女優さんがゲストで出てることが条件になってます。理由は、美人女優さんのセクシーショットをどうしても載せないといけないからです。どうしてもです。

なので、決して傑作選というワケじゃありません。連ドラには(特に昭和時代の作品には)各エピソードのクオリティーにバラつきがあり、「なんじゃこれは」と言いたくなる回も少なくありません。

そんな当たり外れを面白がるのも連ドラ鑑賞の醍醐味ですから、たとえレビュー内容がスカスカでも当方に責任は無く、ハズレはハズレで笑って楽しんで頂ければこれ幸いです。

当ブログでダントツの閲覧数を稼いでるのは『太陽にほえろ!』のレビュー記事と、それを含む'70年代刑事ドラマのカテゴリー。つまり私と同世代の読者さんが圧倒的に多いワケで、つくづく我々はテレビっ子世代なんだと思います。

以下、カテゴリーは「TVドラマ全般」「日本映画」「多部未華子」「特撮ヒーロー」「アニメーション」「外国映画」「ハリソン・フォード」「エンタメ全般」「日記」と続きますが、それらについて説明の必要は無いかと思います。基本的には自分が好きなものしか取り上げない、コレクションのディスプレイ棚みたいなブログです。

カテゴリーは関係なく、例えば石原プロ作品だけまとめて読みたい、中でも『大都会パート2』だけ読みたいと仰る方には「ハッシュタグ」を活用して頂ければと思います。

かように記事の掲載時期が散らばってる作品や、例えば『デカワンコ』みたいにカテゴリーが複数に跨がる作品をまとめて読めるのがハッシュタグの便利さで、言わばサブ・カテゴリー。アクセス数が増えたこと以上にそれが有難いです。

そんなワケで、とりあえず前ブログのリメイク作業をとっとと終わらせるべく(あと一息!)頑張ります。

その後このブログがどんな内容にシフトしていくのか、自分でも予想がつきません。ただ、公序良俗にだけは充分注意してやって行くつもりですw

よろしくお願いします!
 
コメント (3)
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