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2014年の春シーズン、フジテレビ系列の火曜夜9時枠で全11話が放映された、コメディータッチの刑事ドラマ。雫井脩介さんの警察小説『ビター・ブラッド』を映像化した作品です。
新米刑事の佐原夏輝(佐藤 健)が、配属先の銀座警察署刑事課捜査第一係に張り切って出勤してみたら、自分を指導する先輩刑事の島尾(渡部篤郎)が長年会ってなかった実の父親だったから驚いた!
愛人を作って家を出て行った父親とコンビを組む羽目になった夏輝が、そのにっくき父から刑事魂を学び、失敗を繰り返しつつも成長していく姿が描かれます。
そんな基本ラインに加え、主人公がよく走り、妹とアパートで同居し、所轄署が舞台で各刑事にニックネームがついてる点から見ても、明らかに創り手は'70年代の刑事ドラマを意識しており、そう言えば名高達郎&金子信雄の主演による『おやこ刑事』なんて番組もありました。
いかにも軽いノリは'80年代ドラマをも彷彿させ、確かに懐かしさは感じるんだけど、ターゲットはあくまで2010年代の若い女性視聴者たちですから、我ら昭和世代の男を唸らせてくれるような要素はほとんど無い、と私は感じました。
主役=佐藤健くんの走る姿がちっとも格好良くないのが、私にとっては致命的だったかも知れません。チビの私が言うのも何だけど手足が短く、フォームも全然美しくない。'70年代の刑事ドラマを意識するなら、そこはもっと拘って研究して欲しかったです。
拳銃は使うけど格闘シーンがほとんど無いのもマイナスポイント。その辺はやはり女性視聴者を意識しての事だろうと思います。つまり、私みたいなオッサンは最初から相手にされてない。残念です。
ちなみに主人公=佐原夏輝のニックネームは「ジュニア」、父=島尾は「ジェントル」でした。
そして夏輝と同時に配属された新米女性刑事=前田 瞳に忽那汐里、チェイサーこと稲木刑事に吹越 満、バチェラーこと古雅刑事に田中哲司、スカンクこと富樫刑事に皆川猿時、タカこと鷹野刑事にKEIJI、課長の鍵山刑事に高橋克実、生活安全課の課長に相島一之、島尾父子をつけ狙うサイコキラーに及川光博、そして夏輝の妹(すなわち島尾の娘)に当時売り出し中だった広瀬すず(初っぱなから下着姿披露!)、といったレギュラーキャスト陣。
華やかなメンバーだし、作風も明るくアクションもあって私好み……である筈なのに、どうにも乗れないのはやはり創り手との世代間ギャップなんでしょう。本当に'70年代ドラマを愛する人が創ってたら、それだけで何か感じるものがある筈ですから。